フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

日記

2014-10-25 20:17:06 | Weblog
テレビ番組でよく見るのは「鑑定団」の番組です。さすがにプロという解説によく出会いますが、それが楽しいですね。ところでその鑑定に出す物は陶器や絵画、書など、またオモチャ類もよく鑑定されます。なかなか出て来ないと思うのは、歴史的な人物の日記です。手紙類はけっこう鑑定されていますが、日記はねぇ。
というのは私は日本人は庶民に至るまで日記をよく書く民族だと思うからです。これから年末にむけて日記売り場は手帳の売り場と同様に賑わって来ますよね。これは日記をつける人が多いからです。また日本には日記として記された文学作品も数多くあります。それ以降、庶民レベルまで日記の慣習が根付いています。穿って考えるならば日本人の内向的、内省的な特性で怒りや悲しみ、日々の反省などを直接すぐ表にだすより日記の中に吐き出すのかもしれません。
と考えると昔の偉人達の日記は、表に出ることなく書き主がその年ごとに処分をしてしまったのではないかと推測するのですが、どうでしょう。