おじさん

先日、歌手で元大関の増位山太志郎さんが新曲のキャンペーンにやって来ました。新曲は「冬子のブルース」でようやくおじさん達が歌う曲が出来ましたねとインタビューで盛り上がりました。
ところでこのオジサンは果たして本当にオジサンになったのでしょうか。昔、我々が子供の頃、いわゆるオジサンを見たら一目でオジサンとわかり、中味もオジサンの考え方や人格がつまっているんだろうと思ったものでした。ある女性作家が「昔、四十才になればオバサンという人格が備わってくるものだろうと思っていた。しかし、なってみると大違い、基本的な性向は二十代と変わらない」と話していましたが、全く男性の私でも本人の気分は元のまま、ただ青年が加齢したに過ぎないのです。だからオジサンの自覚がない、とくに外見はオジサンすぎるのにそれに気づかないオジサンになっているんですね。ただ他人のことになると、「同い年なのに老けたなあ」なんて自分のことを棚に上げてしまうのですよ。反省！