フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

長雨

2013-07-30 22:40:45 | Weblog
梅雨明け以降に梅雨の戻りのようなお天気が続きましたが、今日はなんとか名古屋地方は雨から逃れることの出来るお天気になりました。その代わり猛暑が再びという感じで暑い日になりました。最近はちょうど良い気候が少なくなりましたね。
さて「雨」が語源になっている言葉のお話です。「眺める」という言葉。この言葉の語源は「長雨」だそうです。長雨が続くと仕事が出来ず、ぼんやり外を見ていました。だから眺めるになったそうです。雨と仕事が密接に結びついていたのです。「…は雨の三日も降ればいい」という冷やかしの言葉さえあったほどです。
雨で調子が狂ってしまう話はかつてのプロ野球でした。屋根付き球場が無い時代は梅雨時には雨天中止のゲームが数多くでました。それまで調子がよかったのにゲームが無い日が続くと突然調子が悪くなることもありましたし、逆に今のように先発投手がきちんと6人いなくても、雨が助けてくれてエースの登板を多くすることができました。ですからエース級の投手が20勝を超えることがザラにあったのです。有名な言葉に『権藤、権藤、雨、権藤』があるのも雨でゲームが中止になったからですね。どっちが幸せなんでしょう。