フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

返り咲き

2012-10-24 23:03:25 | Weblog
田中法務大臣の後任に滝前法務大臣が返り咲きました。ただし拉致問題担当大臣は官房長官が兼任です。この人事には各方面から厳しい言葉が飛んでいます。第1は滝議員は大臣の際に辞めたがっていたのではないかと言われていたこと。第2には拉致問題担当大臣が官房長官が兼任は余りにも忙しい職務で、兼任では拉致問題担当を軽視しているのではないかというものです。
それぞれの批判は個人の意見はさまざまでしょうが、それにしてもこの内閣の船出は厳しいですね。まず支持率です。内閣を改造した直後の世論調査では支持率が大きくアップするものですが、全く上がりませんでした。そこへ来て今回の大臣交代劇は病気と取り繕っても事実上の更迭です。国会で一度も答弁すりことのない交代は、まあ珍しいですよね。よく前途多難と言いますが、この内閣に前途があるのだろうかと皮肉な目で見てしまいます。閣議前に必ず、記念のような写真を撮りますが、一度閣議の様子を全部中継で見せてほしいです。おそらく今の内閣の閣議は暗い雰囲気でしょう。
そうそう、関係ありませんが、返り咲きの意味に「狂い咲き」というのもありますね。