フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

気の利く支援

2011-03-25 12:47:18 | Weblog
東日本大震災からちょうど2週間です。原発事故などでまだまだ予断を許さない状況が続いています。しかしこれから立ち直りの一歩を踏み出して行くわけです。
明日からの土日はボランティアが現地に入るでしょうが、支援の仕方も気を使わなくてはなりません。言葉一つとっても「頑張って」はむしろ使わない言葉としておいた方がいいようです。あくまでも「ボランティア」の自発的という意味を理解して出かけて行かなくてはなりません。
支援の輪も世界中に拡がっています。芸能界やスポーツ界などの支援も沢山取り上げられていますが、その中で黙々と気の利いた支援をしている人もいます。それは、避難所生活を強いられる被災者に少しでもプライバシーをあげようと、間仕切りを持って避難所に出かけたのです。確かにテレビで見る避難所の映像は、お互い様のかばいあいの心温まる光景が映しだされますが、それにも限界があるでしょう。女性などは着替えにも外の車の中でということですから、気の休まる時がありません。間仕切りがあればちょっと気が楽ですし、家族意識もまた育まれるのではないでしょうか。そうそう寝相を気にすることもないですしね。
こうした気の利く支援もこれからは必要です。