自首

最近はテレビのチャンネルが多くなっています。従って番組も当然多くなります。休みの日にテレビの前でチャンネルをガチャガチャしていると、なんと刑事ドラマの多いことでしょうか。見るともなく見ていて、結構、警察側が犯人に自首をすすめることがあるのに気づきます。正確に自首の定義をするならば、犯人がまだ特定されていない時に警察に出頭することを言うわけですが、ドラマの中では逮捕状を執行せず、犯人に対して情が働いて自首をすすめているようです。
ところで外国であったこの事例は自首に当たるのでしょうか。アメリカのオレゴン州で、自動車を盗んだ疑いで警察に追われていた31才の男がヒッチハイクをしたところ、乗せてくれた親切な運転手は私服の警察官でした。容疑者と気づいた警察官はその車に乗せたまま留置場に運んていきましたが、こうした場合はさて、自首となるのでしょうか（笑）。自首をすれば、犯人に対してある程度情状が考慮されますから、偶然が情状を産むことになってしまいますからね。
それはともかく、情状も何もあったものではない、悲しい事件がありました。遺族にとっては、極刑しか言葉がないのでしょうね。