フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

モスキート音

2009-07-07 18:54:05 | Weblog
もうすぐ梅雨が明けて夏休みになると、なにかと深夜に若者達が集まるようになるでしょう。そこで登場するのがモスキート音です。このモスキートという言葉は、アマチュアボクシングの最軽量階級として知っていましたが、今や音の世界で注目されています。アメリカで開発された17.6キロヘルツの高周波音で、モスキート(蚊)が飛ぶように聞こえることが語源になっています。
人間は年齢が高くなると高い周波数が聞こえづらくなります。それを逆手にとって若い人だけが聞き取れる音を出して深夜に集まる若者を追い返す試みです。実際にある地域でモスキート音を流す試みが始まっていますが、賛否両論があるようです。反対意見としては根本的な解決ではないということですが、もうひとつ自分には聞き取れるかどうか、試しに訪れる人が結構多い事です。高周波音を聞き取る力は25才を境に衰えていくそうですから、若さの確認でしょうか?
確かに私もこの歳になって一番衰えを感じるのは聴力です。どこでも何も聞こえず出入りできますね。ただ家人の小言などは聞こえていても聞こえないふりをしていますが(笑)。
モスキート音が聞こえるか聞こえないか、どっちがいいのでしょうか?