フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

ヤマカン

2009-07-09 18:41:05 | Weblog
学生時代、夏休みが近付くと心ウキウキですが、その前に立ち塞がるのが期末試験です。ちょうど今頃、悪戦苦闘している学生も多いでしょう。
試験といえば何気なく新聞のコラム欄を読んでいたら、素晴らしい言葉に出会いました。『ある先生がいいました。「君たち、試験で良い成績をとるにはヤマをかけなさい。」ただしヤマは1つや2つでは駄目、10か15ぐらいヤマをかければ絶対当たる』というものでした。その時教室はなあんだという雰囲気になったそうですが、私は感心しましたね。学生時代にこの言葉にであっていればと思うくらいです。確かに授業で強調したところは10ぐらいマークしておけば、だいたいはカバー出来るでしょう。それを1つか2つしかマークしないから成績が悪かったのです。
ところでこのヤマとかヤマカンというのは試験問題を予想することですが、ヤマカンが歴史上の人物から来ているとはしりませんでした。「山本勘助」という武田信玄の智恵袋がいました。作戦参謀です。策を弄して戦いを有利に運ぶことに長けていたわけですが、その人の名前からヤマカンとなった説があるのです。
まあ10も15も調べればヤマカンとは言わないですね。むしろ努力というわけですから、楽していい成績は取れないという結論です。以上、お粗末でした(笑)。