マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「ヴィーナス11 彼女がサッカーを嫌いな理由」

2009-08-25 09:25:14 | ドイツ映画&ドラマ

FC Venus 2006年 ドイツ作品

監督 ウテ・ヴィーラント
出演 クリスティアン・ウルメン ノーラ・チルナー フロリアン・ルーカス アンドレアス・ピーチュマン

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ベルリンに住んでいたパウルは、故郷の友人でサッカーチームのキャプテン、シュテフェンから連絡をもらった。チームメイトがケガをしてしまい、今シーズン試合が出来ないかもしれないというのだ。ケガをしたメンバーが、復帰するまでの間だけでいいから、帰って来てくれと頼まれる。
パウルには、サッカーが大嫌いな恋人アンナがいた。どうにかサッカーの事は伏せて、一緒に故郷へ来てもらったパウル。
しかし、その事がばれると、アンナは、ある行動を起したのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、久しぶりにドイツ映画を紹介しようと思う。

実は、昨年の暮れからレンタル開始だったにも関らず、なかなかネットレンタルで貸し出しされなかったこの作品。
見かねた友人が、貸してくれたので、やっと見れたのだ。
この場を借りてお礼を言わせくれ。
いつもいつも、「danke!!」です。<(_ _)>

少しネタバレになるが、あらすじの続きを言わせてもらうと、
アンナは、実は10代前半まで、女子サッカーの優秀な選手だったのだ。
プロにもいけそうなくらいの腕前(足前?)。彼らのへたくそなサッカーを見るのも堪え難かったし、家族をかえりみず夢中になっている男達(夫達)に少しは目を覚まさせようと、彼らの妻達に声を掛け、チームを作り、彼らと対戦するのだ。
一応のメンバー条件は、相手チームの誰かと寝た事がある人。
これが面白い展開を生むのだ。

精神的に落ち込んでいる時期に観賞したので、すこぶる元気をもらったこの作品。
すっごく楽しくって面白い最高な1本になった。

では、当初の目的のルーカス君はといいますと。このパウルに電話をしてくるシュテフェンだった。
わざわざ、サッカー場で式を挙げちゃうし、何はともあれ、サッカーって感じの男だったのだ。

いつもは押し切られる役柄を演じる彼が、押し切る役を熱演していた。
すごっく新鮮だったなあ。
だけど、根本的に人が良さそうな所は残っていて、彼らしかったぞ。
ケガしたチームメイトの枕元で、帰って来てくれって訴える姿は、ちょっと切なかったけどね。

なにしろ最高に良かったのが、アンナのチームメイト、マイクだ!
演じるのは、アンドレアス・ピーチュマン。

名前だけでは誰だか分からないと思うが、
ドイツドラマ「GSG-9」のコニーと言えば有名だろう。
←「GSG-9」(左)コニー&(右)フランク

彼がアンナのチームということは、あえて言わなくても分かってもらえるかな。(爆)
ボールが飛んできて「きゃ!」なんて避ける仕草は、最高!
その後の上手いプレーもかっこよかったのだけどね。
なんたって、「彼の実家に行けるぞ!」というのが、いじらしかったんだから。(爆)

パウルを演じたクリスティアン・ウルメンはモーリッツ君の映画「素粒子」の弟役だった俳優さん。アンナを演じたノーラ・チルナーは、ティル君の映画「耳のないウサギ」の彼女。
みんながみんな好きな感じの俳優さん達だったのでその点も見ていて嬉しくなったのだ。

やっぱりドイツ映画っていいなあ~と改めて思わせてくれた作品。
必見ですぞ!


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