Ich bin die Andere 2006年 ドイツ作品
監督 マルガレーテ・フォン・トロッタ
主演 カッチャ・リーマン アウグスト・ディール アーミン・ミュラー=スタール バルバラ・アウア
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ファブリは、宿泊先のホテルで一人の娼婦に出会う。アリスと名乗った彼女は、今晩の客を探している様子だった。ホテルの従業員に追い出されそうになる彼女を自分の連れだと嘘をつき、部屋へ招き入れたファブリ。一晩を一緒に過ごすも、目を覚ました時には彼女の姿はなかった。
建築士の彼は、仕事の契約の為にこの地へ来ていたのだ。そして、自分達の会社側弁護士、カロリン・ヴィンターを紹介される。ファブリは、その人物を見て動揺する。夕べのアリスではないか!だが、その事を彼女と二人きりになった時に問い詰めるも彼女は泣き出し逃げ出してしまい、その後姿を見せなくなってしまった。
ファブリは、恋人がいながらも彼女の事が気になり自宅を訪ねるのだが・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
大概は、多重人格者になりうる理由というのが、幼い時に親から受けた虐待とかなのだが、これはちょっと違っていたのだ。
うん?そんな理由で2重人格になってしまうものなのか?
説得力があるような、ないような感じだったのだ。
なにせ、それって彼女のせいじゃないよなあ~と思ってしまったのだ。
そういう場面を見てしまったのはショックだったとしても、それは、あんたの自業自得でしょ!ってな感じに。
それを、彼女になすりつけるあんたが、おかしいよ、と思ってしまったからだ。
あんたは誰かって?
気になる方はいつものセリフですが、ご鑑賞下さい。<(_ _)>
彼女の実家は大きなブドウ畑を持ち大きなワイン蔵を持つ大金持ち。
ライン川沿いの小高い丘に家があるのだ。
いや~素晴しい風景。
いいなあ~行ってみたいな~。どんなワインの味かな?(ワインは苦手だけどさ)
男女の云々はよくあるパターンな感じ。
そして、大金持ちってなんだかしらんが、不幸せが多い。σ(^◇^;)
仮面夫婦とか、身内と出来てるとかって。
そこら辺、時代ものの古典を見ている感覚に陥ったぞ。(笑)
それでは、
ディール君はと言いますと。けなげな男、ファブリだったのだ。
どっちの彼女も好きになりどうにか彼女を自縛から解き放とうと努力する彼だった。だが、彼の思いは空回りするばかりで・・・。
う~ん、いいなあ、こういう男性。苦悩の表情も好きだなあ。
しかし、またもや笑顔がなかった。
彼の笑顔を見れる日はくるのだろうか?(@_@)
カロリンは、カッチャ・リーマンだった。
いろんな役をこなす女優さん。
しかし、最近は、こんな感じの役が多いような気がするなあ。
ラストは、ドイツらしいというか、ちょっと切ない終わり方だった。
先読みはある程度できたけどもね。