Gundermann 2018年 ドイツ作品
監督 アンドレアス・ドレーゼン
出演 アレクサンダー・シェーア アナ・ウンターベルガー トーステン・マーテン アクセル・プラール ベンヤミン・クラメ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1992年.ゲアハルト・グンダーマンは、ツアーに参加してくれるメンバーを誘っていた。
その後、古い友人に会いに行き、そこで、グレゴリというのは、自分の事だと告白するのだった。国家保安省(シュタージ)の事を反省はしているが、謝る気はないという彼。
彼は今、父親になろうとしていた。
恋人が妊娠したからだ。
現在の恋人、コニーと出会ったのは、彼女が始めての子供を出産した時だった。コニーは、当時、ヴェンニと結婚していた。
そして、グンダーマンは炭鉱で働きながら歌手としてツアーに出たり、ステージに立っていたりしていたのだった。
ある時、彼は、国外ツアーに行きたくないかと彼のファンだと名乗る男に言われる。その男は、ツアー先で、ある男と会って反社会活動を調べて欲しいと言って来たのだ。
グンダーマンは、軽い気持ちでそれを引き受ける事にしたのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
これもイベントで紹介されていた作品。
監督さんも東ドイツ出身だそうです。
「東ドイツのボブ・ディランと評され、東西統一後のドイツでも人気を博したシンガー・ソングライター、ゲアハルト・グンダーマン。(byallcinema)」
個人的には、ボブ・ディランもよく分かってないので、彼の曲も聞いても良いのか悪いのか。
う~ん。(-_-;)
とはいえ、
彼は、身近な人を観察し国家保安省に告げていたということだそうだ。
統一してから、このことがかなりの問題になった。
身近にいた敵というかスパイというか、間違った正義感というか。人気歌手までもと言った方がシュタージの怖さなのかもしれない。
だけど、本人は、そんなに熱心にしていた様子でもなかったし、告げていたことはたわいもないこと(国家を揺るがすような内容じゃないってこと)だったし。
なので、この方、自分への裏切りに自分で失望はしていたけれど、謝る気はなかった様子。
その時代の当り前の事を時代が変わったからといって、謝らないといけないのは、何で?という感覚にも見えた。
友人に問われ、どんな結果になるのか考えたのか?という答えに、あまり考えずにいたって感じだったし。
もしかしたら、身近で協力していた人達もそういう感覚だったのかもしれない。
分からないけど・・。
難しいなあ。(-_-;)
監督 トーマス・シュトゥーバー
出演 フランツ・ロゴフスキ ザンドラ・ヒュラー、ペーター・クルト ペーター・クルト アンドレアス・ロイポルト
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ドイツ、ライプツィヒ近郊の巨大マーケット。
東西ドイツが統合したことにより、従業員の中に東ドイツで働いた人達がいた。そこの在庫管理の見習いとして職に就いたクリスティアン。彼を指導するブルーノも東ドイツ出身だった。
この倉庫ではいろんな部署がありフォークリフトを扱うのが花形だった。
クリスティアンは、リフトの講習を受けながら、初日に出会ったマリオンに好意を抱くようになっていく。
無口な彼に親切に接してくれるマリオン。夜勤の2人は、少しずつ仲良くなっていく。
だが突然、彼女は出勤しなくなってしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、先週3日がドイツ統一の記念日ということもあり、久しぶりにドイツ作品を紹介します。
昨年参加したイベントで教えて貰った作品や、知った作品を中心に掲載していきます。
まずは、この作品から。
イベントで、
「今までは、東西ドイツの視点が西側からが多かったが、ここ数年、東側からの視点でも描かれるようになってきている。」
とのお話でした。
あ~だから~と納得して思い出したのが、これ。
物語は、クリスティアンを中心にたんたんと進んで行くのですが、彼の過去に何かがあるのは分かるのですが、統一後の人々にも何かがあったという展開でした。
はっきりとは描かれてはいませんが、東の人が西の人と同じ生活レベルになるという事は、習慣のギャップが相当大きかったのかも知れないな~と思える感じでした。
昔の方が良かった~というような話を東出身の人々で話すシーンもあったので。
クリスティアンを指導するブルーノにも、言えない事がありました。
ネタバレになってしまうのですが、クリスティアンが家に招待された時の家の中の様子で、あれ?と思ったのでした。
苦悩があったんだろうなあ~と。
そうそう、マーケットがイケヤの最後に通る倉庫のようでした。
その中で商品を探すって大変だ~とちょっと思ったのでした。(^◇^;)
Die Tür 2009年 ドイツ作品
監督 アノ・サオル
主演 マッツ・ミケルセン ジェシカ・シュヴァルツ ヴァレリア・アイゼンバルト トマス・ティーマ ハイケ・マカッシュ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
画家のダヴィッドは、自宅の庭で遊んでいる娘レオニーを見ながら、近所の家に入っていく。そこは、愛人のジアが住んでいて、いつものように情事を楽しみ家に戻った。
すると、プールの中で娘が溺れ死んでいたのだった。今朝、母親に注意されていた靴紐をきちんと結んでいなかった為の事故死だった。
5年の月日が流れたが、ダヴィッドは娘の死から立ち直れていなかった。
妻からは、愛想をつかれ別居状態。自殺をしようとしても友人に助けられる始末。酒に溺れたあるとき、真冬なのに蝶が飛んでいた。
導かれるようにトンネルを抜けると、そこは、娘が死んだあの日につながっていた。
溺れかけている娘を助けたダヴィッド。しかし、5年前の自分と鉢合わせてしまい思わず殺してしまう。
そして、その日から娘は自分によそよそしくなり、友人のマックスは、ダヴィッドが何かを隠していると気がついてしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ドイツ映画にマッツが?と思ったので鑑賞。彼以外は、ドイツ人の俳優さんだった。
なので、なんで、わざわざデンマーク人の彼が主役なんだ?とは思って鑑賞したのですが。( ̄。 ̄;)
最後までその意味は見いだせませんでしたけど。
過去と未来を行き来する話しかと思って見始めたら、とんでもないお話だった。
簡単に言えば、人生やり直し。
誰もが思う、あの時に戻れたら~というもので、本当に戻れちゃったら、こうなりますよ~というシュールな展開に。(^◇^;)
今までだったら、過去の自分を殺したら、未来の自分はいなくなるはずだったんだけどぉ?(@_@)
それでは、目的のマッツはと言いますと、主人公のダヴィッドでした。
そんな近所で浮気するなよ~。自宅での仕事は分かるけどもさ。
それに、あの絵は何?こういう画家の画風ってまじで、分からないんですけども・・・。
彼はドイツ語を話しているっぽかった。
母国語じゃない俳優さんは、セリフをよく吹き替えられてるのだけど(声と口の開きが合わない)、そんな様子もなく、彼自身が話しているようでした。
そうそう、浮気相手のジア役は、ハイケ・マカッシュで、妻役が何処かで?と思ったら、「バイオハッカーズ」の教授でした~。
ラストがびっくりする展開で、まあそうするしかないか~と思ったのでした。
気になる方は是非に。
Je Suis Karl 2021年 ドイツ・チェコ作品(Netflix)
監督 クリスティアン・シュヴォホー
出演 ルナ・ヴェドラー ヤニス・ニーヴーナー ミラン・ペシェル エディン・ハサノヴィッチ アンナ・フィアロヴァー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
数年前、チェコに旅行に来ていたマキシの両親は、そこで、難民の青年を自分達の車に乗せ、国外へ助け出すことに成功していた。
現在、マキシは、久しぶりに実家に帰ってきていた。
彼女の父親は買い物に出かける前に、運送屋から隣人の荷物を預かった。だが、その荷物は爆弾で、マキシの母親と幼い双子の弟達は、死んでしまうのだった。
テロに襲われた悲劇の家族として、マスコミに追われるようになったマキシ。助け出してくれたのは、カールと名乗った青年だった。
彼は、ある集まりに彼女を誘う。それは、アカデミーだった。
ヨーロッパを救うのは自分達だという言葉に感化されたマキシは、今まで誰にも向けることの出来なかった悲しみや怒りを、志を共にする若者達やカールと発散していく。
心配した父親はマキシを止めようと探し始める。
そして、あの時救った難民の青年と共に、マキシをアカデミーから連れ戻そうとするのだが。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
すっごく、恐い物語だった。ホラーとかの怖さじゃない、精神的な恐ろしさというべきか。
大人達が知らないうちに、若者達がそういう方向へと導かされていく。言葉巧みというけれど、これはまさしくとでも言いますか。
主人公と同じくらいの年の子達が見たらどう思うんだろうかと思ってしまった。
主人公のマキシは、「バイオハッカーズ」でも主人公だったルナ・ヴェドラー。そう変わらない役柄だから別段気にはしなかったのだけども・・・。
異国民が集まってしまうヨーロッパ。
大きな懐で迎え入れてると思ったら、根本的にはそんな事はなく、逆に自国主義が増加していた。この物語だと、自国主義を、あおったのは・・・。
それでは、目的のヤニス君はと言いますと、カリスマ的存在の青年、カールでした。
マキシと恋仲になってしまうほど魅力的な青年。すっごく、いい男だったんですが・・・。
ある主義のために、自身を捧げてしまうほどの執念の持ち主でした。
最近、本当にこういう役柄が多い彼。少しづつ違ってはいるのだけども、飽きてしまいそう。
なんか、もっと違う役はないものかと探してみたら、「Bekenntnisse des Hochstaplers Felix Krull」というデビット・クロスと共演しているコメディを発見。
日本にも公開して欲しいなあ。
そうそう、この作品を見た後で、昨年の12月にこんなニュースが飛び込んで来た!
「ドイツで国家転覆目指すテロ組織摘発 退役軍人など25人逮捕」
え?まじで?
実際にそうなりそうだったて事?
恐ろしい・・・。(゚Д゚)
Maximilian 2017年 オーストリア・ドイツ・ハンガリーTVミニシリーズ 全6話
監督 アンドレアス・プロハスカ
出演 ヤニス・ニーヴーナー クリスタ・テレ ジャン=ユーグ・アングラード ステファン・ポール ニコラ・ヴァンズィッキ アンドレ・ペンヴルン トビアス・モレッティ シルヴィー・テステュー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
15世紀。ブルゴーニュ公国のシャルル突進公は、ナンシーの戦いで敗れ国王が死んでしまった。
娘のマリーが王女となったが、富はあるものの戦うすべがなく窮地に立たされていた。
一方、国王が亡くなったことを知った神聖ローマ皇帝フリードリッヒ3世は、前から話しを進めていた息子のマクシミリアンとマリーの結婚を推し進めようと、息子にその事を告げるのだった。
同じ時、フランスでもマリーと息子の結婚を国王ルイ11世が策略していた。
国王は、相手のマクシミリアンの殺害を企て、暗殺者を送った。
そうとは知らないマクシミリアンは、マリーとの結婚も乗る気ではなく、側近で友人のプールへムと共に密かに城を抜け出し狩りへと出かけてしまう。
そこで、暗殺者達に襲われてしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
神聖ローマ皇帝となるハプスブルク王家の基礎を築いたマクシミリアンがブルゴーニュ公国を統一するまでの物語。
とはいえ、
歴史はとんと苦手なので、細かくは突っ込まないでいただきたい。
ありがたいことに、その国の言葉でそれぞれが話しをしていたので、この人は、あの国の人で、この人は、あの国の人でと敵味方がわかりやすかったからよかったものの、そうでなかったら、きっと混乱したでしょう。
このブルゴーニュ公国には富があるので、こぞってみんなそれを狙うのですが、周りは、戦えるが富がなくマクシミリアンも助けを求められ、マリーの元へ駆けつけようとしますが、途中借金で足止めをくらうことになってしまうのでした。
こんな時代でも、金なんですなあ。
写真もない時代。
どうやって互いを知るのかと思ったら、そこは、ちょっとロマンティックでした。
基本、邦題の通り、権力と愛の物語。
なので、戦うシーンが少なくて、アクション好きな自分としては、物足りなかったかな~。
それでは、目的のヤニス君はと言いますと、主人公のマクシミリアンでした。
自分がこうと思ったら、それを貫き通す強い意志の持ち主でした。
頭の切れもよく、言葉が通じない国に来てもじょうずに国民の気持ちを汲んでいました。
マリーとは言葉が違えども通じるものが多かったらしく、愛し合っていましたっけ。
たださっきも言ったけど、甲冑姿が格好良かったので、もう少し戦うシーンが見たかった~。
そうそう、互いの側近の恋物語が切なかった~。
主人公達よりも、ドギマギしてしまったよ。
Der Fall Collini 2019年 ドイツ作品
監督 マルコ・クロイツパイントナー
原作 「コリーニ事件」 フェルディナント・フォン・シーラッハ
出演 エリアス・ムバレク ハイナー・ラウターバッハ アレクサンドラ・マリア・ララ フランコ・ネロ ヤニス・ニーヴーナー ピヤ・シュトゥッツェンシュタイン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ホテルのフロントに血だらけの男性が来る。彼はスィートルームで人が死んでいると告げるのだった。
新人弁護士のカスパー・ライネンは、国選弁護人に任命されイタリア出身のファブリツィオ・コリーニの弁護をすることになった。
殺害容疑に問われているコリーニ。被害者は、経済界の大物として有名なハンス・マイヤーだった。
そうとは知らずに弁護を引き受けてしまったカスパー。ハンスはカスパーにとって恩人でもあり、彼の娘ヨハナと再会した時は動揺を隠せなかった。
それでも、弁護を引き受けた以上公平な立場でいようと、コリーニに殺害の動機を聞くカスパー。しかし、彼からは、「父親を大切にしているのか?」と問われるだけだった。
あるとき、殺害に使用した銃を見たカスパーは、珍しい品物だと聞き、思い出す。幼い時、ハンスの家でその銃をいたずらしえらく怒られた事を。
カスパーは、銃の写真をコリーニに見せるとあきらかに彼は何かを知っている様子だった。
そこで、彼は1週間の審理中断を申し出るのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、昨年から時折検索されていた、ヤニス・ニーヴーナーの出演作を紹介します。主人公のカスパー弁護士を演じた、エリアス・ムバレクも捨てがたいのですがね。(^◇^;)
原作は、 「犯罪~ドイツの奇妙な事件~」やモーリッツ君の主演ドラマ「罪悪~ドイツの不条理な物語~」や、映画「犯罪「幸福」」と映像化されている、フェルディナント・フォン・シーラッハ。
ご自身も弁護士であるので、弁護士が主人公の物語が主のようです。(ウィキペディア)
なので、上記のどれかを鑑賞した方は分かると思いますが、ラストは、スッキリさっぱりしません。しかし、前半とは違う展開で後半には、そこへ行くのか~と感心してしまいます。
というか、ある一面の汚さを表していきます。
詳しく話すとネタバレになるので、言えませんけども。
それでは、今週注目のヤニス君はといいますと。一時の出演で、ある方の若き姿の役でした。
誰かというのも言ってしまうとネタバレになってしまうので、避けますけども、最近はこんな頑固な役が多くなってきている様子です。
似合ってましたし、格好良かったですけどね。
そうそう、ここでマニアックな方をご紹介。
カスパーを助けてくれるピザ屋の不良娘ニーナ役を演じたピヤ・シュトゥッツェンシュタインは、日本では未公開ですが、最新のコブラ11では、ゼミルの9代目相棒ヴィッキー・ライジンガーとして出演しています。
この映画の中の彼女はセリフで、「トルコ人と~」(カスパーはトルコ人なので)と言った時は、ゼミルを思い出してクスッと笑ってしまいました。
まあ、ゼミルマニアだけが笑えますけどね。 (~_~;)
100 Dinge 2018年 ドイツ作品
監督 フロリアン・ダーヴィット・フィッツ
出演 フロリアン・ダーヴィット・フィッツ マティアス・シュヴァイクホファー ミリアム・シュタイン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
幼い時から親友のパウルとトニー。今でもビジネスパートナーとして働いている2人。
今日は、今から人工知能アプリ“NANA”のプレゼンをすることになっていて、会場入をしていた。順番は一番最後。
審査員も飽き飽きしている所で、トニーは、ふと打合せにないプレゼンをしてしまう。それは、このアプリを使って客の物欲を倍増出来ること。
そのお陰か審査が通り大金が会社に舞い込む予定になった。
だが、開発に直接関わっていたパウルは、本来の目的とは違うと言い出し、トニーと社員達の前でケンカになってしまう。
酔った勢いもあり、物がないところから始め、1日に1つ手元に戻し、100日間すごせるのかという勝負を始めてしまった。
倉庫に私物を全て預けた2人。
あるとき、その倉庫に私物を持ちに行ったトニーは、ルーシーという謎の女性と出会う。そして、彼女に何も聞かないでと言われながらも夢中になっていくのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ドイツでの公開を知って、密かに日本に来ないかな~と思っていた1本。
フィンランドのドキュメンタリーをベースに、コメディタッチで描いたものとのこと。なかなか、面白かった。
フロリアン・ダーヴィット・フィッツの監督作品は、始めて鑑賞したけど、なんか作風が、ティル君が作っているのと似ているような感じに思えた。
音楽の使い方とか、なんとな~くだけど。
実は、これよりも前に作った「Der geilste Tag」という作品が見たかったのだが、これは残念なことに、日本公開にはならなかったみたい。
ちなみに、共演者は、今回と同じマティアス・シュヴァイクホファーなんだけどね。
ちょっとネタバレするけども、「物は喜びをもたらすのか?」という問いに、ドキッとした。
昔はきっと、物があるほど豊で幸福感があったのだろうけど、ここまで物があふれている現在は、それが、昔と同じように幸福なのだろうか?ということだと思う。
自分も映画のDVDなど山ほど保有しているが、自分は幸福でも、他の人から見たら、ゴミ。
そんな物を残された方だってたまったもんじゃないよね。処分しにくいものってたくさんあるからさ。
そんな印象を受けたシーンもあったなあ。
そうそう、最初のシーンは、お二人の肉体美をこれでもかと見せられました。
脱ぐの好きなのは、分かるけど、ちょっとお腹いっぱいだったわ。
いよいよ、明日、イベント。
迷わず無事に行ってこられることを祈るばかり。
無類の方向音痴、がんばりま~す。
Undine 2020年 ドイツ・フランス作品
監督 クリスティアン・ペッツォルト
主演 パウラ・ベーア フランツ・ロゴフスキ マリアム・ザリー ヤコブ・マッチェンツ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ベルリンの博物館で働くウンディーネは、彼氏のヨハネスから別れ話を切出されてしまった。
別れを受け止められず、諦め切れない彼女は、博物館の側のカフェで待っていてと彼に伝えるも、ヨハネスは待ってくれてはいなかった。
それでも、彼女がカフェ中を探し始めると、1人の男性が話しかけてきた。
戸惑っている間に頭上にあった展示用の水槽が壊れて2人共水浸しになりウンディーネは、ケガをしてしまった。
男は、潜水夫のクリストフ。
相棒のモニカとヨッヘンと一緒に各地を巡り、その地の橋を修理していて、たまたま近所に仕事に来ていたのだった。
そんなきっかけから付き合うようになったウンディーネとクリストフ。仕事が休みの週末は互いが互いの場所を行き来していた。
そんなある日。
ウンディーネは、クリストフと一緒にいるときに、ヨハネスとすれ違う。それを見透かしたようにクリストフから連絡が来た。
動揺するウンディーネ。
やがて、ウンディーネが彼に連絡を入れても返事が返ってこなくなり、連絡が取れなくなってしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
水の精ウンディーネの物語を現代のベルリンに置き換えたとのこと。
(自分と同じく、水の精ウンディーネとはなんぞや?と思う方は、こちらのウィキペディアで)
人魚姫の原点とされているのだとか。
だから、何とな~く水関係だったのかな~と。
まったく知らなくて、ごくごく普通の恋愛物として見始めたので、ある地点であれ?どういうことかな?とは思ったのでした。
メルヘンチックな感じではあります。
突拍子もない展開のファンタジーではないことは確か。
ある程度、納得の展開だったかな。
そうそう、駅で、はしゃぐウンディーネとクリストフは、大人なんだけど、可愛らしく思えたよ。
忘れそうでした。
目的のヤコブ・マッチェンツは、ウンディーネの彼氏のヨハネス。
これがむっちゃ身勝手な男でして。(^◇^;)
自分から別れようと言ったのに、今の彼女と上手くいかなくなると、ウンディーネの所に来て、思わせぶりなことを言っちゃって。
ラストは、まあ、そうなりますわな~。(意味深)
なんとな~くですが、この監督さん、ニーナ・ホス系の女優さんが好きなのかな~と思ってしまった。
主人公のウンディーネを演じたパウラ・ベーアの雰囲気が似てるような気がしたから。
最後に余談。
この監督さん、ベノ主演の「Wolfsburg」も監督してました。
過去記事ですが、感想を掲載してあるので、もし興味があったら、読んで見て下さい。
Der Hauptmann 2017年 ドイツ・フランス・ポーランド作品
監督 ロベルト・シュヴェンケ
出演 マックス・フーバッヒャー ミラン・ペシェル フレデリック・ラウ アレクサンダー・フェーリング
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1945年4月。ドイツ、終戦直前。
ヘロルトは、憲兵隊のユンカーに追われていた。彼は脱走兵だったのだ。なんとか、追っ手を逃れた彼は、1台の車を発見し、無人の車にあった荷物を探った。
そこには、空軍将校の軍服が一式入っていた。
軍服は大尉の勲章がついていて、少し大きめではあったが、軍服に着替え、大尉になりきってみた。すると、そこへ、部隊をはぐれてしまったという兵士、フライタークが現れる。
そして、この車の運転手を買って出た。
ヘロルトは、そのまま大尉になりすまし途中で出会った、キピンスキー達には、ヒトラーの特使だと名乗った。
さらに、そのまま彼らを部下にし、ヘロルト戦闘団と称して脱走兵の収容所までやって来る。
そこで、あの追っ手のユンカーと再会するも、彼はあの時のヘロルトとは気がつかず、逆にヒトラーの特使として歓迎するのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週もドイツ作品を紹介していきます。今週末には、イベントが開催されるので。
この物語、実話というから凄い。
ヒトラー政権が崩れかけていたとも言えるのですが、混乱の中とはいえ、堂々と嘘をついて、貫き通して、通ってしまったという幸運(?)の持ち主。
そして、若気の至りどころの話しじゃない!恐ろしさ。
恐い思いをしたであろうに、彼はそれを他人にも同じようなことをするのだ。軍服の恐ろしさなのか、はたまた、彼は根本的にサイコキラーだったのか。
基本的に位の高い軍人は、体に合った軍服を着ていたそうだ。
なのに、なのだ。
そういう、常識を知らなかったといえばそれまで。
上手く誤魔化していたといえば、同じくそれまでなんだけど。
さて、相変わらず何気に出演している、フレデリック・ラウ。
今回は、これは良いぞと言わんばかりに、便乗して(?)ヘロルト戦闘団になった1人、キピンスキーでした。
彼は、軍服の常識を知っていた様子。
分かってて、彼の嘘に乗っかったように思えた。だけど、途中でこのサイコ野郎にですねぇ・・・。
意外と彼の役って、悪ぶってる割には、良い奴っていう役が多いんだよねえ。
そうそう、「ゲーテの恋」の時に、爽やかなイケメンだった、アレクサンダー・フェーリングが、オープニングで嫌な軍人ユンカーを演じていてでびっくりした。
それと、エンドロールもびっくりした。あれって、あの服装のまま、繰り出したってことだよね?
むっちゃ恐ろしいや~。
Renegades 2017年 フランス・ドイツ作品
監督 スティーヴン・クエイル
製作・脚本 リュック・ベッソン
出演 サリヴァン・ステイプルトン チャーリー・ビューリー シルヴィア・フークス ユエン・ブレムナ J・K・シモンズ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1944年.ドイツ軍はフランスから美術品などを奪って行った。その中には、金塊もあった。
ユーゴスラビア、グラホボ。ナチスは、ユダヤ人を捕らえていた。その中で、1人の女性は子供を逃がし、教会に、金塊を運び入れるのだった。
1995年.ユーゴスラビア。
将軍の取材だとしクルーがやってくる。同じ時、海岸からも特殊部隊が陸地へ上がってきていた。実は、クルーも彼らの仲間で、リーダーのマットを中心に、将軍の拉致作戦が成功する。
だが、街で騒ぎを起こしてしまい、3日間の休暇を命じられてしまった。
メンバーの1人、スタントンは、恋人で、現地の女性ララから金塊が湖の底で眠っていると聞かされ、それを、引き上げて欲しいと頼まれるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
CS放送を録画して、鑑賞。なかなか、面白かった。
ドイツ=金塊と言わんばかりによく題材になるのだけど、これもその中の1本でした。
金塊を隠した教会が湖の底に沈んでしまっていて、まずは、その金塊の場所まで行く。
そこから、この金塊をどうやって地上に持ち出すのか。
夜に決行とはいえ、明かりは?見張りの敵をどうかわすか?などなど。
作戦会議からもろもろ、ほ~そうするのか~と面白かった。
個人的には、このスタントンが格好いい!!と思って見ていたけども。
すると、何気に「トレスポ」のユエン・ブレムナがヘリの操縦士として登場して、いいとこ取りをしてたよ。
作戦決行で、敵陣に発見されないかとか、金塊が無事に引き上げられるのかドキドキした。
ベタな話しの展開で、絶対、成功するとは思って見ていたのだけどね。
ラスト、上司の粋な計らいで、なんかよかったなぁ~。
それにしても、金塊を金に換える義理兄って何をしている人だったんかな~。( ̄。 ̄;)
The Hunter's Prayer 2017年 アメリカ・スペイン・ドイツ作品
監督 ジョナサン・モストウ
出演 サム・ワーシントン オデイア・ラッシュ アレン・リーチ エイミー・ランデッカー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
豪邸の前に男が潜んでいる。
家の中で飼っている犬が吠えると、亭主はお手伝いに外へ出すよう指示した。
お手伝いがリビングから犬を外へ出そうと扉を開けると、潜んでいた男に、侵入され、妻と共に、あっさり射殺されるのだった。
スイス、モントルー。
射殺された夫婦の娘エラは、両親が殺されたことも知らず学校生活を楽しんでいた。そこへ、彼女の命を狙う人物が現れる。
だが、どこからともなく男が現れ命を狙った殺し屋を射殺し、彼女をその場から連れ去った。
男はルーカス。
娘も殺しのターゲットだったが、自分の子供と重ねてしまい、殺せなかったのだった。ルーカスの雇い主のアディソンは、エラを殺さなければ、ルーカスの家族を殺すと脅してきた。
それでも、ルーカスは、エラを殺せなかった。
すると、エラは、逆に、両親の敵を討ってくれとルーカスにアディソンの殺害を依頼するのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ドイツ作品ではないけれど、ドイツが関わっているので、大目に見て下さい。
そうでもしなければ、紹介出来ないだろうから。(^◇^;)
誰かを陰日向になって守り抜くという設定が、個人的に大好物なので、鑑賞してみたのだけども~。
なんだかもう少し、盛り上がりに欠ける物語だった。
殺し屋は、元兵士。
だけど、クスリに溺れてしまっていて~という設定のやさぐれ具合も好物なのだけど、なんだか、最後まで主人公に乗り切れなかったのだ。
主役が、サム・ワーシントンだったからかな?(なんのこっちゃ)
耳にタコができるくらい言いますが、(←この表現、昭和ですね)
「殺し屋を殺しに来る殺し屋は、殺される」のは、定番なので、ラストは必ずだから、安心してみていられるのですが、どうもなぁだったのでした。
邦題から想像して借りたのがダメだったかな。
って、そんな作品の紹介ばかりで、申し訳ないです。<(_ _)>
Oregon Pine 2016年 ドイツ作品
監督 ニコライ・マックス・ハーン
出演 ハンス・ヴェーゲナー ペリ・バウマイスター ジルク・ボーデンベンダー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
友人のマリオと始めた会社をなんとか存続しようと中国人の経営する企業と話し合いをするリヒャルト。その後、パンクした自転車を引きずって歩く綺麗な女性を見かけ、車に乗せてあげた。
食事にも誘うがあっさり断られてしまいそれだけの出会いかと思えたが、夜のクラブで再会するのだった。声をかけ一緒に帰ろうとしたが、再び姿を消してしまった彼女。
だが、何故かリヒャルトの会社に彼女が顔を出し、その時から、リヒャルトは、彼女にのめり込んで行く。
今までの彼は、女性とは一晩だけの関係で、深入りはしてこなかった。でも彼女だけは別だった。}
家に招いてもホテルでしか会わない彼女。
そのうち、彼女はホテルも引き払い、忽然と姿を消してしまう。
リヒャルトは、その事が受け止められず、仕事もおろそかになり、思い出のホテルの部屋でずっと引きこもってしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
あ~失敗した~。だめだ、こういうジャンル。
遊び人だった男が、謎の女にのめり込んで行く物語。人生も何もかも捨てて、その女性の面影だけを追い求めていく。
そして、行き着く先には・・・。
会社を経営している友人が気の毒だ。
怒りまくるのも無理ないよ。こっちとら、ちゃんと人生かけてるんだからさ。
主役を演じた、ハンス・ヴェーゲナーの容姿が好みかも?と思って借りたのだが、大失敗。
イライラするし、ムカつくし、ばっかじゃねぇ~のか~この野郎~と友人同様、怒りまくったのでした。
すぐに姿を消すし、ホテルでしか会わないという行動で気がつけよ!とも言いたくなったし。
恋は盲目とはいうけれど、これは、盲目を通り超しての、どアホ者。
オープニングでの女性に対する態度を見てたから、天罰だねとも思えたが。
この手の容姿で作品を見て、失敗したのは何度目か。( ̄。 ̄;)
反省、反省・・・。
Phoenix 2014年 ドイツ作品
監督 クリスティアン・ペッツォルト
出演 ニーナ・ホス ロナルト・ツェアフェルト ニーナ・クンツェンドルフ ミヒャエル・マールテンス
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1台の車が国境を通過しようとしていた。運転していた弁護士のレネは、強制収容所から生還した元歌手のネリーを連れていたのだった。
検問所で、顔を包帯で巻かれた彼女を見せ、これから病院で顔面の修復手術を受けさせるのだと告げた。
病院で、元の顔に戻して欲しいというネリー。夫でピアニストだったジョニーに再会するためだった。
だが、レネは止めた方が良いとアドバイスする。何故なら、彼は、裏切り者で、あなたの財産を狙っているだけなのだと。
それでも、手術が成功したネリーは、夫を探し、再会を果たす。
しかし、ジョニーはネリー本人だとは気がつかず、妻によく似た女性だと思い込み、妻のフリをしてくれと頼んで来るのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週もドイツ作品を紹介します。まずは、この1本から。
「東ベルリンから来た女」と同じスタッフとのこと。
同じようにタンタンと物語は流れていくのですが、こっちの方が個人的にはなんか良かったのでした。
優しそうな、夫のジョニーだったので、ネリーと同じく、レネの言うことは噂で、誤解なんだと思って、再会しても気がつかないのは、やっぱり戦争で離ればなれだったし、収容所で何があったか分からないけども、ネリー自身も気づかないうちに、変わってしまっていたからだろうなあ~と思っていたのでした。
だけど、自分自身なのに、自分になってくれって言われるのって、複雑。今の自分から過去の自分になってくれって言われてるってことだし。
今も昔も自分なのに、過去の自分って・・・。(T_T)
夫が見ていた妻のイメージってことなのかな~と。
なので、むちゃくちゃ切なかった~。
しかし、ある地点から、夫の本性があからさまに。やっぱり、あの時代、妻がユダヤ人って抵抗があったんだろうねぇ~。
ネリーを演じるニーナ・ホスの役柄としては、定番なのですが、上手くて、ラストがすっごくじ~んと来たのでした。
そして、ジョニーを演じるロナルト・ツェアフェルトが、いつもながら、良い奴~って雰囲気だったのですが、ラストのあの表情は・・・。
いろんな意味で、悲しくて、切ない物語でした。
Ballon 2018年 ドイツ作品
監督 ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ
出演 フリードリヒ・ミュッケ カロリーヌ・シュッヘ デヴィッド・クロス アリシア・フォン・リットベルク トーマス・クレッチマン エミリア・クーシェ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
西ドイツへの逃亡に失敗した東ドイツ人は、1976~1988年で約3万人以上だった。少なくとも400人以上は死亡し、生き残っても国家からは裏切り者の烙印(らくいん)を押されたのだった。
これは、実話に基づく物語・・・。
1979年、成年式の日。
電気技師のペーターは、息子の成年式に出席した夜に、妻と息子達を乗せ手作りの気球で西ドイツへの国境を目指した。だが、あと一歩というところで墜落。
家に戻るも、シュタージ(国家保安省)に捕まらないかと怯えて暮らす日々になってしまった。
他の方法を考えても行き詰まるばかりの彼に、息子達からもう一度気球を作ったらどうかと提案される。そこで、友人のギュンターに相談に行くと、彼は6週間後に兵役が待っていた。
しかし、それまでになんとか気球を作ると言ってくれた。間に合わなければ、自分を置いて行ってくれとも・・・。
一方、サイデル中佐は国境近くに落ちていた気球を手がかりにその人物を追い始める。
やがて、残された薬から人物を特定していくのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
これまたドキドキの物語だった。
脱出しようとした事がバレないか。
再び、計画していることもバレないか。
そして、無事に西へ行けるのか。
もう一度作るったって、材料は?燃料は?大量に必要なその物を、どうやって怪しまれずに調達していくのか、その過程もドキドキしながら、感心して見ていった。
そうかあ、そういう抜け道か~と。
なんたって、関わる全ての人が、監視しているのだから、そりゃ恐ろしい。ちょっとでも怪しいと思えば、勘ぐりだすのだから。
失敗すれば、身を削って生活していくって感じは、納得でした。
そんな中だけど、若者の行動は止められず、見ているこっちは、ドキドキ。いやそんなことしたら、大人にバレちゃうよ~。(;゚ロ゚)
追っ手のサイデル中佐を演じた、クレッチマン。
一段と大人の男になってましたが、その鋭さが格好いいけど恐かった~。
薬で人物を特定って・・・。
それでは、目的のクロス君はと言いますと、気球を作ってくれるというか、友人のギュンターでした。
え?子持ちの役?と、お髭を生やしての大人の役に戸惑ったけど、なかなか似合ってました。
そして、ミシンを上手に使って縫ってましたよ~。(*^^)v
そうそう、脱出出来るかの鍵が自然というのも、ハラハラでした~。
Betonrausch 2020年 ドイツ作品
監督 ジュニート・カヤ
出演 デヴィッド・クロス フレデリック・ラウ ヤニナ・ウーゼ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ヴィクトリー・アンド・ファルクランド不動産を立ち上げた、ヴィクトル・シュタイナーは、警察に逮捕された。そして、今は、インタビューに答えていた。
何故に、どうやって、詐欺と脱税を行ったのかを・・・。
ペンキ屋をしていた父親に育てられたヴィクトルは、税金で家計が苦しくなり、母親は彼を置いて出て行ってしまった。父親と2人暮らしになってしまったヴィクトル。
成人になった彼は、工事現場で日当たりの仕事をしていたが、ある事を思いつく。ペントハウスを安値で契約し、同じく工事現場で働く日当たりの人々に貸し出せば、金儲けが出来ると。
しかし、ペントハウスで問題を起こされダメになってしまった。
だが、そこで、チンピラのゲリー・ファルクランドに出会い、新たな不動産の転売を始める事にした。
まずは、借主に住宅ローンを組んで貰う為に、銀行員のニコル・クリーバーを仲間に入れるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
何度かこういう若い奴が行う詐欺行為の作品を見るのだけど、大概がねずみこうのような仕組みで、途中で上手くいかなくなっていくのだよね。
誰かが、詐欺だと気がついたりして。
なので、見ているこっちは、いつバレるのかとハラハラ、ドキドキ、ほぼ、イライラしながら鑑賞。(^◇^;)
そう、上手い話しは転がっていないよってことだよ。うん。
それにしても、巧み。
毎日のように、「振り込め詐欺には注意して~」と街中に呼びかけたって、騙される方はいるのだから。
相手だって生活かかってるから、必死に詐欺してるのだもの、巧みにはなるわな~。でも、人を騙したお金を使うって、良心が痛まないのかな?詐欺してる時点で、そこは麻痺か。
いっつも脇役だけど、フレデリック・ラウは味が合って、上手いし面白い。
今回は、相方のゲリー・ファルクランドでした。チンピラって感じのワル感が似合ってた~。彼の方が意外と良心的だったし。
それでは、
クロス君はと言いますと、珍しく、悪い奴のヴィクトルでした。(*^^)v
家が貧乏だったからってのも分かる。
楽して稼ぎたいというのも分かる。
税務署がキライなのも分かる。
でも、その能力を他の方に使って欲しかったと思うのは、母心かな。(~_~;)
そうそう、ファルクランドが「イケメンが付ければなんでも、高く見える」はごもっとも!見えたよ~。(*^^)v
やっぱり悲劇があってのラストだけど、そこはやっぱり、気の毒に思えたわ~。