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マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

初めに
カテゴリーの「基本ルール」をお読み下さい。

「キーパー ある兵士の奇跡」

2022-11-02 09:27:57 | ドイツ映画&ドラマ

Trautmann 2018年 ドイツ・イギリス作品 

監督 マルクス・H・ローゼンミュラー
出演 デヴィッド・クロス フレイア・メイヴァー ジョン・ヘンショウ ハリー・メリング デイヴ・ジョーンズ     

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
イギリス人のマーガレットは、友達と楽しくダンスをしていた。そこへドイツ軍の飛行機が爆弾を投下し去って行ったのだった。
ドイツ人兵士のバート・トラウトマンは戦地で命拾いをするもイギリス軍の捕虜として収容所へ送られてしまった。
1945年。
終戦を迎え捕虜のドイツ兵が本国へ戻される日がはっきりしていない今、友人達とタバコをかけてPK対決をしていた、トラウトマン。
偶然、物資を届けに来たイギリス人のジャックは、ゴールを阻止するキーパーのトラウトマンの姿に目がとまった。彼は地元のサッカーチームの監督として、優秀なゴールキーパーを探していたのだ。
試合の時だけと所長に話しをつけトラウトマンを連れ出すジャック。
娘のマーガレットは、彼がドイツ兵ということもあり、最初は戸惑うも、トラウトマンが好セーブを連発し地元のチームにも勝利を収めていくにつれ印象が変わっていく。
だが、そんな時、やっと彼の帰国の日が決まり・・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
コアなサッカーファンしか知らない(?)、イギリスとドイツで勲章をもらい90歳まで生き、外国人で始めて最優秀選手に輝いた人物の物語なんだそうだ。

異国の地で名声を手に入れるって、他の作品でも見るけども、そうとう本人の努力が凄くないとダメだと思うのだ。
だから、立派だな~と感心してしまった。

才能に気がつくというか、見抜くその指導者の目線にも感心してしまう。人種とかではなく、その個人というか個性を見るという具合に。
しかし、このジャックは、勝利の為なら、是が非でもって感じだったような気もしないでもないけど。(~_~;)
そこんところ、イギリス人だな~って。(個人的な印象ですが)

この戦後の偏見な中。
ドイツ人というだけで相当な嫌悪で見られてしまうだろうに、さらに、自分が犯した罪でもないのに、背負わされる重圧は凄かったと思う。
それを押しのけてだから・・・。

それでは、目的のクロス君はと言いますと。主人公のバート・トラウトマンでした。
英語も話せて、演技もサッカーも上手でした。
けなげなというか、努力家という感じが似合ってました。
ドイツ作品らしく、悲劇はあったけども。
そこは、一緒に辛かったなぁ~。

今月には、ワールドカップが始まるので、その前に良かったら、鑑賞してみて~。

 

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「検事フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男」

2022-11-01 09:59:32 | ドイツ映画&ドラマ

Die Akte General 2015年 ドイツTVスペシャル 

監督 シュテファン・ヴァグナー
出演 ウルリッヒ・ヌーテン デヴィッド・クロス ディーター・シャート ベルンハート・シュッツ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
アルゼンチン、サンフェルナンド。
バスが停車し、降りてくる男。1959年。
丘の上に登りある建物を見張るのだった。
西ドイツ、フランクフルト。
検事のバウアーは、男と密会しクレメントという男は、逃走中のアイヒマンだと確信する。
しかし、ドイツにはまだナチスの力が残っており下手をすれば彼は再び誰かに逃がされてしまう危険があった。そこで、彼はモサドに彼の身柄を確保してもらえるよう頼み込むが、外交が始まったばかりのイスラエルとの交渉は難しい問題だった。
さらに、今彼は政府から、東ドイツのスパイではないかと疑われていたのだった。
そんな中、若い検事のヘルを助手に付けたバウアー。
なんとかアウシュヴィッツの裁判までにアイヒマンの逮捕を間に合わせるように手配するのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
11月19日にドイツ関連のイベントがあって、参加するにあたり、その日までドイツ映画の特集と参ります。

今週は、デヴィッド・クロスの出演作品を。

映画「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」のドラマ版といえば分かりやすいと思う。
実はこちらを先に鑑賞してしまったので、映画の前に知っちゃった~だったのですが、やっぱり少しずつ違っているので、大筋は同じだけど~という感じになるとおもう。
バウアーが同性愛者というのも描かれているので。(奥様は知っているという雰囲気でした)

それでは、目的のクロス君はと言いますと。若い検事のヘルでした。
久しぶりすぎて、大人になっちゃった?でした。(当り前だ!)
もう少しがんばってくれてもよかったのですが、検事という感じは、よかったかな。

不器用な新人さんでした。


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「ベルリン、ベルリン~人生はノンストップ~」

2022-10-07 09:33:55 | ドイツ映画&ドラマ

Berlin, Berlin-Der Film 2020年 ドイツ作品(Netflix)

監督 フランジスカ・メイヤー・プライス
出演 フェリシタス・ヴォール ヤニナ・ウーゼ ヤン・ゾスニオク マティアス・クリムサ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
18歳の時、漫画を描き、いとこのスヴェンと恋に落ちたロル。
30代の今の彼女は、優しい恋人ハートと結婚して、アニメスタジオもハリウッドへ売却し、これからは、幸せな人生を送れると思っていたのだが、現在、彼女は裁判所にいた。
何故なら、ハートとの結婚式の当日、突然現れたスヴェンから再びプロポーズされてしまったからだ。
その後車で、事故を起こし、交通違反で有罪になってしまったロル。
40時間の社会奉仕を命じられ、学校へ出向くと、校長からダナから学校での仕事を教えてもらってくれと言われ、若い女性ダナと出会う。
そして、そのダナに、大切なタブレットを盗まれてしまい、なんとか取り戻そうとするのだが・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
ネトフリで発見した1本。
すっごく久しぶりのヤン・ゾスニオクに会える~と思って鑑賞したら・・・。

2002年~2005年にかけて放送された連続ドラマ「Berlin, Berlin」の数年後ということだったらしい。調べたら、ドイツのドラマ部門で数々の賞を受賞したようす。
日本版にはなっていないみたいだなぁ。

なので、きっと当時のドラマを見ていた方々には懐かしいのだろうが、見てない自分達でも、それなりに物語にはついて行けた。
回想シーンではないけど、時折、当時の映像が盛り込まれているからだ。
そういう感じね~なんて。

主人公のロルは、映画「ドリスデン、運命の日」で主人公のアンナを演じたフェリシタス・ヴォールだった。
最初、何処かで見たんだけど~とは思ったが、ちょっと分からなかったのだ。
なにせ、お年頃になりすぎてしまっていて~。(^◇^;)

そして、期待を込めての再会に心躍らした、ヤン・ゾスニオクは、昔の恋人スヴェンだったんですけども。
これまた、お年頃になりすぎまして、長髪でひ弱な感じの中年おっさん!ちょい気持ち悪~い雰囲気になってしまっていて、凄くがっくりだったのだ。
期待しすぎたなぁ~。
お腹は出てなかったけども、長髪が似合わなかったのでした。( ̄。 ̄;)

ロルが描いたヒーローなウサギのアニメは格好良くて好きだったけどね~。

ドタバタコメディで楽しかったには楽しかったので、よろしかったら、どうぞ♪(^◇^;)

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「2048」

2022-10-06 16:41:58 | ドイツ映画&ドラマ

Lost City Raiders(別邦題:2048 海底冒険時代!)  2008年 ドイツTVスペシャル

監督 ジーン・デ・セゴンザック
出演 ジェームズ・ブローリン イアン・サマーハルダー ベティーナ・ツィママン  ジェイミー・トーマス・キング

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
地球温暖化が進み、陸地が少なくなりほぼ海となった現代。
クビアックは、2人の息子ジャックとトーマスと共に遺物を引き上げる仕事をしていて、ある物を海底から引き上げた。
その遺物を新教皇庁(ニューバチカン)に持って行き、友人の枢機卿ミカエルにそれを見せるのだった。
一方、ジョバナは、海面を下げる実験をしていて、フィリミノフに声をかけられる。実験の費用と場所を提供する代わりに、ある古代遺物を引き上げて欲しいと言うのだ。
その古代遺物は、クビアック親子も同じように探していて発見に成功する。
しかし、あと少しというところで、ジョバナとフィリミノフの部下に邪魔され、クビアックは命を落としてしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
久々にドイツの冒険活劇を見たいと思って借りたら、これまた久々のB級路線満載のお気楽作品だった。
お気楽って感じはTVスペシャルだからだろうけども。(^◇^;)

先日鑑賞したばかりの映画「レミニセンス」でも未来の地球は、海に沈んでいて、土地持ちはむちゃくちゃ意地悪な金持ちで~ということになっていた。

ということで、
大まかに言うと、このまま土地を海に沈めておきたい土地持ち連中と、陸地を取り戻したい人々との対立になっていたのでした。
そして、それをめぐる古代遺物が・・・。
教皇という名前が出てくれば分かる人は分かると思いますが、宗教が苦手な自分には、ちょっと予想がつかなかった遺物だったのでした。
そこ~!!と。(^◇^;)
で、思った事は、そろそろ、あの有名な作品を鑑賞しないとな~でした。(意味深)

現実味を出そうと地球エネルギー云々の場所が~と出てくるのですが、説得力があるようで、ないようで、その点もB級路線ぽかったかなぁ~。

はっきり言ってお薦めはしませんので、あしからず。(爆)

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「タイムリミット 見知らぬ影」

2021-12-17 10:37:38 | ドイツ映画&ドラマ

Steig. Nicht. Aus! 2018年 ドイツ作品

監督 クリスティアン・アルヴァルト
出演 ヴォータン・ヴィルケ・メーリング ハンナー・ヘルツシュプルンク クリスティアーネ・パウル ファーリ・ヤルディム

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ベルリンの不動産会社に勤めるカールは、仕事で大きなプロジェクトを抱えながらもやっと帰宅出来ると飛行機に乗り込んだ。魅惑的な女性からの誘惑も我慢し空港へ降り立った彼。
スーツケースが消えてしまうトラブルにあうが、妻へのプレゼントを買いなんとか家路に着いた。
次の朝、妻は結婚記念日を忘れプレゼントにも気がつかず日常に追われていた。カールは不機嫌な妻に気を利かせ子供達の送迎をすることに。
車に乗り込む時に鍵が掛かっていなかったことに不信を抱きつつも幼い息子と、娘を乗せ出発した。
そこへ、携帯が鳴った。出てみると・・・。
車に爆弾が仕掛けてあること、無理に降りようとすれば爆発すること、爆発を回避するには、自分の所有している全財産を差し出すことだと爆弾犯から要求された。
嘘かと思ったが、座席の下の爆弾を発見し、友人の車が爆破されたのを目撃し確信した。
そして、自分の息子がその爆発でケガを負ってしまい、娘は自体を把握し父親に協力するのだが・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
密林のプレミアで発見した1本。
久々に、ハラハラ、ドキドキ、させてもらったなあ。
爆弾犯が誰か?ということよりも、被害者なのに、何故か加害者あつかいになってしまうカールの運命は?みたいな展開になっていったからだ。
そうさせたのが、あの浮気相手。どちらのとは言いませんが、一番ムカついたなあ~。
そんな中、けなげな娘ちゃんが良かったよ。時に冷静に、時に、愛娘らしく・・。
子供が巻き込まれるのって本当、心苦しいわ~。

主役のカールを演じるのは、「23年の沈黙」で主演だった、ヴォータン・ヴィルケ・メーリング。

そして、「4分間のピアニスト」で主演だった、ハンナー・ヘルツシュプルンクが爆弾処理の責任者として出演していた。
彼女の冷静さが格好良かったけどね。

そうそう、少しだけでしたが、友人役で「欲望の行方」に出演していたファーリ・ヤルディムが出演してました。

スペイン作品のドイツ版リメイクとのこと。元祖は「暴走車 ランナウェイ・カー」
ちょっと観てみたいかも?

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「イズィ&オズィ」

2021-12-16 09:25:32 | ドイツ映画&ドラマ

Isi & Ossi 2020年 ドイツ作品

監督 オリヴァー・キーンレ 
出演 リサ・ヴィカリ デニス・モーイェン ワリッド・アル=アティヤット 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
すっごく裕福な家庭に住む、イザベル(イズィ)は、親戚の集まりで詩を披露しようとするが、笑顔で誤魔化すしかなかった。
すっごく貧困な家庭に住む、オスカー(オズィ)は、頭脳明晰でありながら、ボクサーとしての将来を夢見ていた。
ある日、自分の大学合格が親のコネだと知ったイズィは、料理人になりたいから自分の分の資産をくれと母親に申し出る。だが、あっさり却下されてしまった。
そこで、彼女は、バイト先で見知らぬ男、オズィに声をかけ恋人のフリをしてくれと頼み込む、そうすれば資産がもらえるからだ。
戸惑ったオズィだったが、デビュー戦の為の資金が必要で、彼女が大金持ちの娘だと分かると、彼は、イズィの要求に答えることにした。
夢を叶えるためとその為のお金の為だった二人。
そのはずだったが・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
ねとふり作品ですが、ドイツでこんな物語が見れるなんて感激だった。
主役の二人も爽やかだったし、基本的に偽りの恋から本物への展開は大好物だからさ。

お金をかければそれなりの学力は身につく。
だけど、そういうかけられる家庭の子って実は大変。
いろんな意味で。
そして、学力がある子は、大抵お金と無縁。そういう子の親ほど、子に頼ったりするのだよね。だから、こっちは実質的に大変。

親の立場から見ちゃうと、ちょっといろいろと、心苦しくもあったんだよなあ。(物語だけども)
そんなことは気にしないで見れば、面白い、可愛いラブコメでした。

主役の二人。
まず、イズィ役のリサ・ヴィカリから。
ベンヤミン・サドラー&カルロ・リューベック出演の「ランナウェイ ルナ、17歳の逃亡者」で主役だった女優さん。
今後が楽しみだなあ。
オズィ役のデニス・モーイェンは、未公開のコブラ11で、ゼミルの娘の元カレを演じた俳優さん。
彼の今後も楽しみだなあ。

そうそう、オズィのおじいちゃんが、ラッパーで演じる役者さんがたいへんそうでした。(^◇^;)
ところで、ドイツではラップは流行?
最近の作品には必ずと言っていいほど出てくるのですけども、個人的には苦手。( ̄。 ̄;)
なんとかなりませんかね~ってならないよね~。

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「スターファイター 未亡人製造機と呼ばれたF-104」

2021-12-15 09:23:08 | ドイツ映画&ドラマ

Starfighter - Sie wollten den Himmel erobern 2015年 ドイツTVスペシャル(RTL)

監督 ミゲル・アレクサンドル
出演 ピッコ・フォン・グルーテ スティーヴ・ウィンドルフ フレデリック・ラウ  

 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1962年。
パイロットのハリーとリッチは、ネルフェニッセ航空基地でスターファイター、4機が上空を飛ぶのを見学していた。
しかし、目の前であっけなく4機とも墜落するのだった。
1965年、夏、ケルン。
化粧品の販売員ペティは、売り場に流れる音楽に合わせて踊っている姿を上司に見られ、なんとかごまかしたその夜。バーで、格好いい男性を見かけ、ときめいていた。
その男性、ハリーは、彼女に近づき声をかけて来た。そして、次の日。ハリーから言われた場所へ行くと戦闘機が頭上を飛んでいった。
彼はパイロットだったのだ。
身近に墜落事故が多発する中、結婚した二人。だが、ハリーも墜落事故を起こし死亡してしまう。
ペティは、事故に疑問を抱いた。
腕がよかったのに何故に?彼女は乗っていた戦闘機を調べ始めるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
これまた、実話に基づいた物語。

最初は、典型的な青春絵巻ものかと思ったら、思いっきり、不正を暴くお話になっていた。

どんなに優秀なパイロットでも、搭乗した飛行機に欠陥があれば、そりゃ~墜落するよ。
パイロットの操縦ミスって都合良すぎじゃないの?とは思ったが。

歴史がからきしダメなので、ロッキード事件と聞いて思い出した、日本のロッキード事件
大本は同じ?と思えたのですけども。(違うかな?)

「飛ぶ教室」に出演していた、フレデリック・ラウがハリーの友人リッチーで出演している。今回は、むっちゃ美味しいところを持って行く存在でしたよ。

もしかして~みたいな終わり方でしたが、きっとそれは確信犯だったかも知れません。
何の事か気になった方は、よろしかったら、鑑賞してみて。


本日も手抜きです。(^◇^;) 予告編をどうぞ♪

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「シップ・オブ・ノーリターン ~グストロフ号の悲劇~」

2021-12-14 09:42:05 | ドイツ映画&ドラマ

Die Gustloff 2008年 ドイツTVスペシャル(ZDF)

監督 ヨゼフ・フィルスマイアー
出演 カイ・ヴィージンガー ヴァレリー・ニーハウス ハイナー・ラウターバッハ カール・マルコヴィクス

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
第3帝国が宣戦布告し、その5年後にソ連赤軍はベルリンに進軍してきた。口火を切られたのはグダンスク湾。
難民は客船の停泊するゴーテンハーフェンへ行き、ヴィルヘルム・グストロフ号が、海上避難作戦に使われたのだった。
ケディンク船長は第9保安部レオンバーグと話しをする。すぐに出発は無理だと言われるが、Uボートの乗組員で隊長のペトレが、急がせる。早く、Uボートに乗り込みたい為に。
1945年1月30日。
あと、2.、3日待てというのに、ペトレは船を出してしまう。1万人の難民を乗せ出港したグストロフ号。
しかし、裏切り者の無線担当が嘘の連絡事項をペトレに伝え、ソ連の潜水艦に撃沈されてしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、19日に「とっておきのドイツ(関連)映画」と言うイベントがあるので、それにちなんで、ドイツ作品を紹介します。

まずは、まだ紹介してなかったこの作品。

事実に基づく物語。

あなたが急がせたのに、おとがめなしって何?
と、他もいろいろとイライラさせてもらった。( ̄。 ̄;)
エリカのいとこの上司の女とか、すぐに逃げ出す野郎とか。どこにも、いるけどもさ。
そして、定番のいい人は死んじゃうパターン。
悲しかったなあ。

ケディンク船長はカイ・ヴィージンガー。「レジェンド・オブ・ロンギヌス」に出演した方。

その恋人、エリカを演じたのは、ヴァレリー・ニーハウス。「エアポート トルネード・チェイサー」に出演していた方。

そして、意地悪なペトレは、「ヒトラーの贋札」のカール・マルコヴィクスだった。
「ヒトラー~」が良い役だったのですが、他を見ると、意地悪な役が多い彼。
基本、悪役なのかな?

説明不足な点が多々あるので、予告編の動画をご覧下さい。(手抜きですみません)
予告編

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「スリーブラザーズ&ベビー」 

2021-10-29 10:37:35 | ドイツ映画&ドラマ

3 Türken & ein Baby 2015年 ドイツ作品

監督 シナン・アックシュ
主演 コスティア・ウルマン エコ・フレッシュ キダ・コドル・ラマダン サブリナ・クリューバー ヤコブ・マッチェンツ 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
手作りのブライダルドレスを売る店を両親から受け継いだ男兄弟3人。しかし、家賃が払えず立ち退きの書類が届いてしまう。
末っ子のジェラルは、携帯電話ショップに変えるべきだったと言い出し、長男のサミは書類を持って大家に言いに行くと怒って飛び出してしまう。次男と共にサミを止めたジェラル。
両親の墓の前で兄弟3人が話し合い、残してくれた貴金属を売ることを決めた。
早速、骨董品屋へ行ったジェラル。途中で、元カノのアナと再会した。彼女は赤ん坊を連れていたが、ふとした事で喧嘩してしまい気まずくその場を分かれてしまった。
だが、その後、彼女が交通事故に遭い赤ん坊が置き去りにされていることに気がついたジェラルは、彼女が運ばれた病院へと連れていく。
意識が戻らないアナ。
彼はそのまま彼女が回復するまで、赤ん坊を預かる事になってしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
ネトフリで発見したドイツ作品。主演は「「5パーセントの奇跡」でも共演したコスティア・ウルマンだった。
製作の順番でいくとこちらが先なのだけど。

1980年代に「スリーメン&ベビー」という米国の映画があって、鑑賞したのだけど、内容をとんと覚えてない。けども、内容的には、違っていたような気がするなあ~。

トルコ人兄弟の物語。
携帯電話ショップに変えたら~と末っ子が言うのも分かる気がするが、きっとご両親はドイツという異国で苦労して店を持ったのだろうと考えると必死に守ろうとする長男の気持ちも分からない訳でもなかった。
それよりも、アジア系は子供好きなのか?人種ではなく個人差の問題だと思うけどなあ。
それにしても、トルコ人=ラップが定番のようで。(^◇^;) 流行なのか?
どうも、ラップは苦手だなあ。

それでは、目的のヤコブ君はと言いますと。ジェラルが訪ねるアナの元カレ、カスパーだった。
ミュンヘンのイケメンと言われていたけど、イケメンになるのかな。(失礼な)
父親だと思って連れてこられるが、戸惑うばかりという人物で、ちょい役でした。
最初、彼だと分からずスルーしちゃったくらい、
なんか、別人に見えたなあ。


今年公開されたドイツ映画に彼が出演してるとのこと。そろそろ見てみようかな。

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「ビームマシンで連れ戻せ テレポーテーション大作戦」 

2021-10-28 10:30:00 | ドイツ映画&ドラマ

Sputnik 2013年 ドイツ・ベルギー・チェコ作品

監督 マルクス・ディートリッヒ
主演 フローラ・リ・ティーマン イボンヌ・カッターフェルト マキシム・メーメット アンドレアス・シュミット ヤコブ・マッチェンツ 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
東ドイツに住む、リケは、叔父のマイクや友人のヨナタン、ファビアンとでスプートニック計画と名付け自作の衛星を飛ばそうとしていた。
だが、失敗に終わってしまい、リケは、腕にギブスを着ける事になってしまった。けれども、彼女は元気いっぱいに暮らしていた。
ある日、叔父のマイクが別れを言い出した。内緒で西ドイツに行くというのだ。政府に見つかれば殺されてしまうというのに。
それでも、叔父が行ってしまい寂しい思いをするリケ。
だが、TVを見ていた彼女はある事を思いつく。ビームを作り出せばマイクをこちらに連れてこられると。
早速材料をお店を営むカールさんに頼んだが、警察に逮捕され材料も押収されてしまった。
そこで、リケは陽動作戦を考え材料を盗みだそうとするのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
ドイツのファミリー向けファンタジー。久しぶりに鑑賞したけど、いつもながら、ドイツらしいほのぼのだな~と。

東西にドイツが分かれている時代のお話。
最近の人は、その事も知らないと聞いた。多分にもれず、歴史が苦手な自分は、、壁がどこだったのかを詳しく理解出来たのは最近の事でしたけども。

彼女が作り出すビームは、邦題のまんま、「テレポーテーション」をするということ。
さてさて、上手く行きますか~って感じかな。

ママはイボンヌちゃんでした。子持ちの役なのか~と時代を感じましたけども。

それでは、目的のヤコブ君はと言いますと、叔父のマイクでした。
優しくて、楽しい叔父さんでした。
西ドイツへ行くってのもあの歳なら分かる気がしましたが。

オチを見て、そういうことね~と。
あの大事件をそんなファンタジーにするとは、ある意味面白い演出でした。

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「シャトーブリアンからの手紙」 

2021-10-27 10:22:01 | ドイツ映画&ドラマ

La mer à l'aube 2011年 フランス・ドイツ作品

監督 フォルカー・シュレンドルフ
主演 レオ=ポール・サルマン マルク・バルベ ウルリッヒ・マテス セバスティアン・アカール ヤコブ・マッチェンツ 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
実話、及び、ハイリッヒ・ベル、P=L・バスとE・ユンガー著述に基づく。
1941年ドイツ占領下のフランス、シャトーブリアン。ショワゼル強制収容所。
ここには、政府に反旗を翻した人々が収容されていた。中には、映画館で占領を批判するビラを配った、まだ、17歳のギィ・モケもいた。収容所の中の治安はよく、人々ものびのびと暮らしていた。
ギィは囲いの外にいる少女、オデットに恋をしていて、いつの日か解放され彼女と一緒になることを望んでいたのだった。
だが、ある日。ドイツ将校がフランス人に殺されるという事件が発生する。ヒトラーは、その報復として、収容されているフランス人150名の処刑を命じたのだった。
シャトーブリアンの副知事は、収容所の所長から、処刑者リストを渡され、愕然とする。
何故なら、刑期があと少しで終わる者や、まだ17歳の少年の名前が掲載されていたからだった。
だが、彼らの代りの者もおらず、何の手助けも出来ないまま、そのリストを承諾するしかなかったのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
実話だというから恐ろしい。ひどすぎる。なんなの?ドイツ人!というか、ヒトラーだけど。
ドイツ人がフランス人に殺されたからって、国の全体的な連隊責任って何?
なんで、直接関わった訳でもないのに、処刑されないといけないの?

その方法も雑にというか、機械的にというか。( ̄。 ̄;)
殺す側もなんとも思わなかったのかな~と思っていたら・・・。

それでは、目的のヤコブ君はと言いますと。ドイツ人兵士のハインリヒ・オットーでした。
処刑をする兵士の中の1人。
彼だけは、処刑の練習の時から、戸惑った様子で、本番では、倒れてしまう兵士でした。
他の兵士達はタンタンと何の感情もないようにしているが、彼だけは困った様子で、弾丸もライフルに込められないほど緊張していたのでした。
こういう兵士もドイツ人の中にいたのかと思うと、ちょっと救われた気持ちになりました。
何気ない役だけど、彼、上手かったなあ。

ギィが思っていたオデットは、長生きしたのだそうです。
そこもちょっと救われたかな。(^◇^;)

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「5パーセントの奇跡 ~嘘から始まる素敵な人生~」 

2021-10-26 10:13:46 | ドイツ映画&ドラマ

Mein Blind Date mit dem Leben 2017年 ドイツ作品

監督 マルク・ローテムント
主演 コスティア・ウルマン ヤコブ・マッチェンツ アンナ・マリア・ミューエ ヨハン・フォン・ビューロー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
サリヤ(サリー)は、前途有望な学生だった。ある日、父の顔の1部が変に見え始める。病院へ行くと、先天性の目の病気で今、手術を行わないと完全に目が見えなくなってしまうと告げられた。
手術は成功するも視力は5%。明暗が分かる程度の視力になってしまった。それでも、サリーは盲学校へは行かず、そのまま学業を続け見事に普通の学校を卒業することは出来た。
でも、彼の夢は一流のホテルマンになること。
履歴書を送るも視力の事を書くとまだ、見習いなのに、ことごとく落とされた。
思い切って高級ホテルに視力の事は隠し応募する。すると、面接は妹の力を借りてなんとか合格した。ちょうど、面接に遅刻してきたマックスと出会った、サリー。
マックスはすぐにサリーの視力を見抜いてしまう。
それでも、彼はそのことを一緒に内緒にしてくれて、仕事の補助をしてくれるのだが・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は前から知っていたが、この作品で好印象になった、ドイツ人俳優、ヤコブ・マッチェンツの出演作品を紹介します。

実在の人物のお話。映画のラストには、本人も姿を見せてくれます。
すっごく努力家のサリー。けなげで、応援したくなる人物。
突然奪われた視力を、歎くことなく、それでも、なんとか補っていこうとするのが素晴らしい。がんばって、学校卒業するのも凄いし。
そのけなげさだから、みんな協力したくなる。
人徳だよな~とも思った。

それでは、目的のヤコブ君はと言いますと。遅刻してきたマックスでした。こっちも仕方なくホテルマンにはなっているのですけども。
軽い感じの男なのに、きっちり彼をサポートしてくれる友人。
勤勉なサリーとのコンビがよかったんだよね。
これが、あの「不倫休暇」のあの子だなんて信じられん。若い時から活躍してたんだな~と。

そうそう、サリーが薬物に手を出した時には、ドギマギしたが、ハッピーエンドで良かった。

こういうドイツ作品大好き!お薦めです。

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「Mute/ミュート」

2021-10-15 09:56:56 | ドイツ映画&ドラマ

Mute  2018年 イギリス・ドイツ作品

監督 ダンカン・ジョーンズ
主演 アレキサンダー・スカルスガルド ポール・ラッド ジャスティン・セロー セイネブ・サレー ヤ二ス・ニーヴーナー ノエル・クラーク

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
厳格なアーミッシュの家に生まれたレオは、幼い時に湖で事故に遭い声を失った。30年後の彼はバーテンダーをしながら生活をしていた。
彼には同じバーで働いているナディアという恋人がいた。ある日、彼女は何かをレオに告白しようとするも、彼が別れ話以外なら何の問題もないと彼女を慰め互いの愛を確かめあった。
だが、次の日から彼女の姿が見えなくなってしまう。
一方、ヤミ医者のビルは、実は逃げ出したアメリカ兵だった為に早くこの地を幼い娘と一緒に離れたかった。
ギャングを取り持ちなんとか偽装の身分証明書を早急に作らせたいビル。ふと入った店でTVを見ようとしないアーミッシュと出会う。
絡む彼に対してレオは冷静に対処し店を出て行った。
そして、ナディアからプレゼントされた携帯を持ち出し何か彼女の失踪した手がかりがないかと調べ始めるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)」
近未来のドイツ、ベルリンが舞台。街の雰囲気はまさし映画「ブレード・ランナー」の世界感。
個人的にこんな感じの作品は大好物なのだ。
観賞後に調べたら、監督さんは、あのデヴィット・ボウイの息子さんで、あの映画が好きだったとのこと。そして、これは、お父さんに捧げる作品だそうです。

本来の目的はドイツ人俳優、ヤ二ス・ニーヴーナー。
彼は、レオが務めるバーの店長の商売仲間、ニッキーでした。英語もドイツ語も話していて、脇役ですがある意味、キーパーソンでした。
なんだけど、やられっぱなしでちょっと気の毒だったなあ。(~_~;)

「ドクター・フー」のミッキーこと、ノエル・クラークも出演していた。
彼は、ニセの身分証を作る1人でバーに来てナディアに絡む客でした。
嫌な客だったけどね。

それでは、主人公のレオを演じた、アレックス(アレキサンダー)はと言いますと。
ナディアを想う一途な感じがむちゃくちゃステキだったのだ。
言葉は話せないが、態度と表情で感情を表現していて、すっごくその感じが大好きになったのだ。声が出ないもどかしさもあってだと思うけども。

近未来だから、空に車が飛んで走っているが、それを追うのが地上を走るクラシックな車ってのも面白い演出だった。

この1本で彼に注目して未だに作品を探して鑑賞している。
有名な海ドラも気にはなってますが、そこはしばらくスルーすることに。
だって~話数多いから・・・。(^◇^;)

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「女は二度決断する」

2021-08-27 09:41:15 | ドイツ映画&ドラマ

Aus dem Nichts 2017年 ドイツ作品

監督 ファティ・アキン 
出演 ダイアン・クルーガー デニス・モシット ヨハネス・クリシュ 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
刑務所の中で結婚式を挙げる、ドイツ人のカティアとトルコ系移民のヌーリ。
数年後。
夫ヌーリは、まともな事業を行い、可愛い息子と幸せな生活を送っていたカティア。
ある日。夫の事務所に息子を預け出かける彼女。
車に乗り込もうとしたとき、事務所の前に新しい自転車を置き、その場を去ろうとする女性に声をかけた。そして、帰って来ると事務所の周りには人だかりが。
爆弾テロにあったのだ。
夫も息子も死亡し、警察はヌーリの商売関係者ではないかと思っていた。しかし、カティアは出かける前に声をかけたあの女性を思い出し、ネオナチの仕業だと言い出す。
後に彼女の証言通り、若い女性とその恋人が逮捕された。
だが、裁判ではカティアの行動から彼らが無罪になってしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
やっぱり、上手い!ファティ・アキン監督。
押しつける訳でもないのに、何気に強く訴えてくる。本当にテロは嫌だ!悲しくなる・・・。(T_T)

この裁判の時に、死因を言われるシーンがあるのだけど、これって本当に被害者の家族には辛い。聞いていてこっちも辛くなった。
そして、小さなほころびをこれぞとばかりに持ちだして、無罪を勝ち取るのが本当にムカつく!
彼女がそうしてしまったのは、無理もないと思えるから、なおさら、なんだそれ~自分達の都合の良いように利用しやがって~と怒りが爆発しそうになった。
なんだ、その法律の抜け道~!!

邦題はまさしくという感じの題名。主人公はまさしく2度決断するから。
あのビデオのシーンで決心したんだろうなあ~と分かる。というか、カティアの行動が理解出来るからだけど。
あの可愛い息子の「ママ、来て~」は、まじで泣けてしまうもの。

原題の直訳は「どこからともなく」すっごく意味深だな~と思ったのでした。

おまけ。
字幕は個人的に大好きな吉川美奈子さんでした。

何度も言ってるかも知れませんが言わせて下さい。

字幕に好き嫌いなんてあるの?と思う方がいるかも知れませんが、あるんです!
字幕派は特に。
字数が限られている中でストーリーと人物をきちん教えてくれる。
しかも、字幕を読まされるのではなくさりげなく読ましてくれる。
最近は
え?いまなんつった?
的な字幕が多く、本当に嫌になるんだよねぇ。(毒舌)

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「さよなら、アドルフ」

2021-08-26 09:08:55 | ドイツ映画&ドラマ

Lore 2012年 ドイツ・イギリス・オーストラリア作品

監督 ケイト・ショートランド
原作 「暗闇のなかで」 レイチェル シーファー(著) 高瀬 素子(翻訳)
出演 ザスキア・ローゼンダール カイ・マリーナ ネーレ・トゥレプス ミカ・ザイデル

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
お風呂に入っていると下で両親が言い争う声が聞こえてきた。長女のローレは久しぶりに父親と会い嬉しかったが、父と母の様子がおかしかいことに気がついていた。
1945年、春。
ヒトラー総統が死んだと聞かされ、ありったけの現金と宝石を残し、母親は家を出て行った。残されたローレは、彼女からどうしても困ったらドイツにある母の実家、おばあちゃんの家に行くようにと告げられていた。
彼女は、生まれたばかりの赤ん坊と双子の弟、そして妹となんとか暮らしていたが、弟の1人が問題を起こしてしまい、その地では暮らせくなってしまった。仕方なく、900キロも離れたおばあちゃん家を目指す事になったローレ達。
途中、危ない所をトーマスと名乗る青年に助けてもらい、彼も一緒におばあちゃんの家を目指した。
しかし、危険区域でトーマスが食糧を貰いに行っている間に、弟が男をトーマスだと思い込み駆け出してしまい、射殺されてしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
ドイツが負けて、負けた立場から描かれた作品。
今までナチスがこんな事をした~とか、こんなひどい事をしてきた~ってのは観てきていたので、それをしてきたあとのことは描かれてなかったので、新鮮でした。

彼女の両親は、ナチ親衛隊の高官だったことで、敗戦により立場は逆転する。世間はナチ関係者を目の敵にし、子供達も同じ扱いをする。
でも、彼女にはその意味が分からなかった。だが、道中でそれを学んでいく。

少女から大人への展開は、よくあるパターンなので、そう新鮮ではなかったけども、今まで信じていたものに、裏切られるというは、ちょっと気に毒に思えた。
何も知らなかったでは済まされないってことを、思い知らされるという事を。

途中のトーマスが良かったなあ。かっこよく見えたし。
だけど、ユダヤ人だったんだよね?そうとは思えたが、きっちりはっきりそこはしてなかった気がする。
え?気がつかなかっただけかな?

ラスト、弟がお行儀が悪いと叱られるのを見て、ローレも同じことをしたのが、じ~んと来た。
道中、お行儀良くなんてしていられなかったんだ~と訴えているようだったからさ。

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