麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

「み。」~葵上と卒塔婆小町(四夜)

2016年09月25日 | 制作公演関連
久しぶりに「あおい空」が見られた首都圏。



『近代能楽集』の「上(あおいのうえ)」と
「卒塔婆小町(そとばこまち)」は本日揃って
稽古がなかった。

さて。
J-Theater〈日本人作家シリーズ〉は
藤沢周平、岸田國士、さらには
森達也、さだまさしetc.etc.と、
時代やジャンル等、これまで随分幅広い
作家のセレクトをしてきている。

前回が三好十郎と宮沢賢治の二本立て。
そして間もなく上演の三島由紀夫。
その終演からたった二日後に幕開きの
宮沢賢治改訂再演、とその流れは続く。

ある意味、脈絡のない選択とも言えよう。
直近の、三好、三島、宮沢の共通点は
作家の名前が〈み〉から始まるくらいだ。
C=C=(;・_・)

そうそう。題名を「み。」としたが、
固有名詞に「。」をつけるのが
当たり前になりつつあるのって
なんざんしょ?(|| ゜Д゜)

研究してる訳じゃない一般人の私の印象は
つんく♂の「モーニング娘。」が
きっかけだろうとは思うし、
あれはインパクトがあって良かった。

そのパロディ的な使用も、
まぁ理解できなくもなかったけれど、
昨今の、猫も杓子もな氾濫には
かなり違和感を感じれている。
それって昭和のおじさん、だから?

ついには新海誠まで・・・(^_^;)

レンタルビデオ店が押していた
『雲の向こう、約束の場所』を手に取り
衝撃を受けて、返却の際、速攻で
新海誠の長編第一弾『ほしのこえ』を
遡って借りたのは、もう十年以上前か…。

それから数年。
待望の第三弾『秒速5センチメートル』は
内容は勿論、タイトルも格好良かった。
・・そんな天才のようやくの大ブレークは、
寡作の作家だけに仕方がないところ。

で、日本映画で興収100億円超えを
フジテレビ、ジブリ以外では初めて記録した
『君の名は。』に「。」が付されているのは、
1952年からのラジオドラマに始まり、
岸惠子・佐田啓二コンビの映画三部作、
さらにテレビドラマや舞台にもなった
菊田一夫の大ヒット作との差違化をはかる、
その為だと信じたい。

と、吐き出したところで本題へ戻ろう。

今日は『冥途』(9/30~)と
『KENJI MIYAZAWA.GALAXY SPECTACLE
ENTERTAINMENT LIVE !!』(10/7~)の
稽古の梯子。その一日の終わりに
『近代能楽集』(10/3~)のことを書いた。

冒頭に記したように揃って二曲ともオフ。
( ̄q ̄)zzz
各自充実のオフを過ごしているだろう。

いずれにしろ。初日まで一週間。
確かなことは〈実〉のある舞台を
お見せできるという確信だ。
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