麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

コダカライレブン

2013年08月25日 | 制作公演関連
さて前回ブログで役者を
紹介したからには恒例の、
サッカーに例えて芝居を語る
を、思えば久しぶりに
展開致します。

昨日のラインナップを
まずポジション別に並べ替えると

GK渡辺聡
DF腰越夏水、原野寛之、竹口龍茶
MF山本祐梨子、室井美香、三田直門
FW早野ゆかり、佐々木梅治

***

語り役の渡辺は、フィールド
(舞台本編)には基本出てこない
やや特異なポジション
という意味でGK。
実際、巧みな台詞術で、
客席と舞台を繋ぐ
稀有な役どころなのだが……
攻撃参加するキーパーが
世の中にはいるように
センターバックの腰越の
協力を得て渡辺は
果敢なドリブル突破もする。

これ以上は観てのお楽しみ。

そんな守護神とともに
守りの要となるCB腰越は、
初演でも同じ役を務めており
この座組でも「扇の要」として
どっしり構える。

最終列はこのベテランを中央に、
右に原野、左に竹口。
対照的なサイドバックだ。

左の竹口は長友ばりの攻撃的SB。
果敢なオーバーラップで
攻撃にアクセントを奏でる。
彼が左ライン際を疾風のように
駆け上がるとサイドハーフの
三田が下がってバランスを取る。

遊戯空間公演には前回に続いて
二度目登場ながら
稽古の中でもバランサーをこなす。

一方右からアグレッシブに攻めるのは
右SH室井。縦に組む原野とは
劇中、恋人同士の関係。
ホットラインで結ばれている。

中盤最後の一人、山本はボランチ。
現世と来世、或いは音楽と演技を
繋げるポジション「菩薩」で
ピッチを華麗に舞う。
いや文字通り、本当に舞います。

前線に二枚の大砲。佐々木と早野。
佐々木はポストプレーで、
早野は切れ味鋭く前に抜ける動きで
得点を量産することだろう。

あれれ?
これじゃイレブンじゃなくナインだ。
・・・和楽器奏者が二人、
舞台上手に座り生演奏を担う。
これで見事11人

五日後、羽田から那覇へ飛ぶ。

遊戯空間『子宝善哉』
作/門肇、演出/篠本賢一
制作/高橋俊也(東京のみ)
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