麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

一瞬の立春

2021年02月04日 | 身辺雑記

タイトルにまったく意味はない。

・・・いや、ないことは、ないな。

 

俳優座の2020-21のラインナップが

『心の嘘』『火の殉難』

『正義の人びと』『雪の中の三人』と

これでもかってほどに「の」だった。

当初は『正義の人々』という表記で

公演を予定していたから、もしそうなら

漢字以外は「の」のみだった。

 

『正義の人びと』の一場面

 

で「の」を使いたいがためのタイトル。

昨日の立春に掛けてみた。

どうせならと「音」も意識して……

isshun-no-risshun

さて、二十四節気。

立春、夏至、秋分、大寒など

有名なものもあれば、清明や白露など

余り知られていないものも、ある。

 

例えば我が故郷の神奈川でも、

横浜や箱根など知られた市町村と

具体名は挙げないけれど、

そうでない所があって、

それは都道府県に限らず、

ある大学における学部や学科だとか、

オリンピック・パラリンピックの種目まで

無限にあるのである。

 

無限と一瞬。真反対でありながらも、

鮮やかに合致する部分もある。

……やや、哲学的か?

 

今日は代休をとっているのだが、

オンとオフ、この相反においても

壮大な相互作用を生むことは

いまや皆知されて久しい。

 

そして、知る人の少ない学科のひとつ

中国哲学文学科出の僕が〈皆知〉から

思い出すのは・・・

【天下皆知美之爲美、斯惡已】

に始まる老子の教え。

 

原文を書き進めても、意味不明だから

早々に解釈にうつるけれど、

「世間が皆美しいものを美しいと感じる、

それは実は醜いものなのだ」と。

更にこの教えは・・・

同様に善い事を善いと思うが、

それは善くない事なのだ」云々と続く。

 

ありゃ

意味なき題名のわりに雰囲気は出てきた。

ボロの出る前に終わるけれど、続きは必ず書く。

・・・いつか

 

そのかわりに。我が中哲は、

余りにマイナー過ぎて、今はもうない。

印度哲学科と合併され東洋思想学科に。

哀しい、と添えて終わります。

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