麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

北へんろ、西へ(八)

2021年01月06日 | 俳優座

末広がりの「八」回目ですが、

世の中は七日に緊急事態宣言発出の様子。

もちろん生命第一である。

出来うる限りの協力は惜しまないけれど…。

おっと

七草も明けないうちの愚痴はよそう。

 

 

堀江安夫:作、眞鍋卓嗣:演出

『北へんろ』は1月6日、長逗留した

護国寺のスタジオをあとにして調布へ……。

 

 

思えば20日ほどお世話になりました。

本来なら周辺のお店とも親しくなるところ、

COVID-19禍、駅とスタジオの往復のみ。

それでも随分と風景には馴染んだ。

ともかくも作品はギュッと締まった。

 

 

下の写真で右から三人目、うずくまる男は

陸前高田で新聞販売店を営んでいた牟田

(渡辺聡:演)。

現在開催中の春高バレーに、岩手代表として

7年ぶり22回目の出場を果たしたのは高田高校。

平均身長が今大会で最も低いチームだ!

奇跡の一本松のように、しぶとく戦いながら、

初戦で県岐阜商に惜しくも敗れた。

 

 

東日本大震災からまる10年。

復興はまだ進んでいないなか、

それでも前を向く無名の人々……。

彼ら彼女らに寄り添った堀江の戯曲が

『北へんろ』である。

 

どうやら、調布の会館は閉まらないようだ。

気をゆるめることなく、最終調整に臨もう。


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