麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

カーテンコール~大地の千秋楽

2006年10月09日 | 東演
 無事、公演が終わりました。
              
 『大地のカケラ』全10ステージ。
 千秋楽は、三度目の満員御礼での終幕となりました。

 本日のブログのタイトルにしたカーテンコール・・・
 『大地のカケラ』は振り落とし(舞台奥の大黒幕がドンと落ちる)で、オオヒノキが浮かび上がる!というとても美しいラストシーンが用意されていた。

 そのため、役者は挨拶のあと、元美術室の入口及び備品室のドアから消えるのですが、その後、下手の楽屋へ続く階段で、再度観客に姿をさらすという、粋なエンディングだったのだ。

 さあ! 終演早々、観劇出来なかった皆様に芝居の断片を公開すれば…
 
 舞台上手手前には、タヌキのような置物……「アクアビシオン」という、変化を司る宮殿の門番が立っていた。
 登場人物の一人、芸創研のメンバーで、今は東京に暮らす友美が高校時代に創った作品だ。

 さらに奮発して、観た方にもトリビアな話を添えれば・・・
 三和「これは、タヌキ?」
 香代「どうでしょうねぇ。まあ、アートだから」
 三和「このへんが尖ってなけりゃタヌキだけどね」
 千恵子「それはあれだよ、三和さん。
     ムーミンが河馬でないのと同じだよ」
 三和「え、ムーミンって河馬じゃないの?」
 千恵子「ムーミンは、ムーミン以外の何者でもないんだって。
     北欧の原作者によると」
 三和「ふーん、なるほどね」

 後半は泣く泣くカットしたので、ムーミンのくだりは、このブログのみのお宝情報だが、初見で我々は、どこぞの国の神話なり、知る人ぞ知るSF小説に出てくる「門番」だろうと、演出はじめ舞台監督、美術家らスタッフ&役者達も調べたが見つからなかった。それもそのはず、本作の「アクアビシオン」は、作者はせひろいち氏の創造物であった。 

 芸創研のまた別のメンバー、吉永大地の描いた「だまし絵」も、門番の隣、イーゼルに飾られているが・・・「だまし絵」同様、様々な謎がキラ星のごとく登場するのが『大地のカケラ』であったのだ!

 そして、大きな謎から小さな疑問までが、次々に明らかにされていく。
 あるものは、推理作家である佐倉井皆人(彼も芸総研のメンバー)によって、あるものは彼の編集担当・秋山素子によって……その他、多くの人が謎を解いていく・・・。

 間もなくバラシが終わり、打ち上げです。
 初舞台の役者もいて、さぞや盛り上がることだろう・・・。
 なので、慌ただしいけれど、今日はこのへんで。
 その他、まだまだあった本編の謎にこぼれ話、昨日の「ブログの謎解き」も含めて、続きは明日以降に・・・。

 最後に、本当にご来場いただいた皆様
 ありがとうございました。

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