麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

はかとも旅にっし5~玉島篇

2019年07月16日 | 俳優座
俗に「源平合戦」と称される
「治承・寿永の乱」の六年に渡る
激戦のなかの1183年11月における、
源義仲軍を平氏軍が破って、一時
平家が勢力を回復した「水島の戦い」。

その舞台が倉敷市玉島である。

奈良時代の僧・行基(ぎょうき)
が開いた円通寺も有名で、彼は、
朝廷から弾圧され続けながらも
常に民衆を向き、日本で最初の
「大僧正」(僧の最高位)となる。
また、奈良の大仏造立の実質的な
責任者として招聘され、東大寺の
「四聖」の一人に数えられている。

そんな円通寺で、江戸時代には
良寛が修行を積んだのだった。
曹洞宗の僧侶であり、書家であり、
歌人、漢詩人としても知られる師。

奇しくも昨日、良寛さんにまつわる
講演会も催されていた。

演劇との接点でいえば・・・
矢代静一の代表作のひとつ『弥々』。
良寛の初恋の人・弥々の人生を
「弥々の娘」が語るという一人芝居を
矢代の実娘がライフワークとして
上演している・・・という事もある。


(初演舞台より)

1967年、倉敷・児島との三市合併で
玉島も「倉敷市」となったわけだが、
1952年から合併までは「玉島市」。
我々世代でいえば、社会科で習った
「水島コンビナート」の街でもある。
そんな倉敷の西部で7月15日の例会。

倉敷演劇鑑賞会玉島会場。
見事クリアで迎えて頂きました。



会場の玉島文化センターに佇む良寛さん。

花束……は地元の発砲酒。



そして。
お通しは、二種のカレーに五目寿司、
串揚げにケーキにお漬物etc.etc…


何より。
開場から温かかったロビーの空気
そのままに、客席も集中力が高く、
ロビー交流会も沢山の会員さんが残り、
忌憚ない声を聞かせていただきました。

明日は児島へ・・・

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