麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

死立探偵(前編)

2008年11月07日 | 鑑賞
 劇団ジャブジャブサーキット第47回公演
 『死立探偵』(草案/北村想、作・演出/はせひろいち)
 11月 5日(水)~11月 9日(日) ザ・スズナリ

 余命半年を宣告されて
 なほ迷宮へ
 結城又三郎 最後の事件

 欠かさず紹介させていただいているJJCの新作のキャッチは今回、なんだか、大ヒット御礼の映画のコピーみたい(?)ですが・・・

 中身はズッシリと重く、でも珍しく“とても動きのある”舞台でもありました。

 え? どっち?

 タイトルからも解るように「死」を扱っており、だから内容としては重く。
 またカフェ(そしてその奧に探偵事務所)のみで展開し、アクションシーンがあるわけでもないのだけれど、そういう“動き”でない、動きが激しかったのです。

 かえって解らなくなるか?

 はせ氏に書き下ろしていただいた弊団『大地のカケラ』でも出てきたRPG(ロールプレイングゲーム※)が冒頭から登場し、作品全体がRPGとも捕らまえることもできる、極めて論理的な舞台であり、一時、演劇界を風靡した「静かな劇」なんです。
 あくまで見た目は。

 でもでも、将棋や囲碁やチェスが格闘技と言われるように、『死立探偵』は脳と心を激しく揺さぶる、とてもアクティヴな作品に昇華されています

 ブルマンのこととか、も~色々書きたいことがいっぱいあるのですが、それは劇中の中西なつみ(鳥岡寿江)が、約束を守って1ヶ月ガマンしたように、千秋楽まで待ってから書くことにします。

 ※日本ではコンピュータゲームのRPGが有名ですが、
  本来は、テーブルトークRPGを指すそうです。
  会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ
  “対話型”のロールプレイングゲームのこと。

 大阪(10/1~10/5@ウイングフィールド)、名古屋(10/22~10/26@七ツ寺共同スタジオ)を終えて、2時間を超えていた上演時間が1時間50分ほどになった『死立探偵』は、スズナリにて、いよいよ9日(日)まで!

 絶対!必見です!!

 (では続きはまた、近々)                

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