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お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

ジュラシック・ワールド/復活の大地

2025-08-11 | 映画(さ行)


◼️「ジュラシック・ワールド/復活の大地/Jurassic World Rebirth」(2025年・アメリカ)

監督=ギャレス・エドワーズ
主演=スカーレット・ヨハンソン マハーシャラ・アリ ジョナサン・ベイリー ルパート・フレンド

鬼アニメと苦手なアメコミヒーローにタイムスケジュールが埋め尽くされたこの夏の映画館。「ジュラシック…」観るか。2作目以外全部映画館で観てるし!と重い腰を上げた。え?字幕版が夜1回だけだと!?仕方ない吹替で観るか、といざ映画館へ。チケット売り場に想像を絶する家族連れが長蛇の列。翌日から九州北部は豪雨だからこの日狙ってきやがったな。よーし、まだ間に合うからネットでササッとチケット購入して券売機の列をスルーだ。観るぞぉ。気合いを入れてシアターへ。

新章ねぇ。まだやるのかと思ったけれど、スカーレット・ヨハンソン主演ならば観る価値はある。「タロットカード殺人事件」のムチムチしたイメージを引きずっている方々も多いと思うが、アメコミ映画出演を経て身体が引き締まっている。本作の元傭兵役は実にカッコいい。「トゥームレイダー」もスカヨハで撮ればいいのにと邪念が入る。

「ワールド」3部作で世界に解き放たれた恐竜たちのその後。ジュラ期の環境に近い気候でしか生きられない恐竜たちは、赤道付近の島とその周辺に生息していた。新薬開発のために特定の恐竜3種から生体サンプルを摂る仕事のために集められたメンバーたち。その3種は立ち入りが禁じられている島に生息している。島へ向かう途中、救難信号を送ってきた家族を乗せて、一行は島へと向かう。

これまでの作品同様に、人間のエゴやテクノロジーへの警鐘などマイケル・クライトンの原作から引き継がれたスピリットは生きている。「ジュラシック・ワールド」と銘打ってからは地球規模の大きな話になりすぎた感があったが、本作は狭い舞台で展開される決死のアドベンチャー。例えは悪いが第5作「炎の王国」の前半を膨らませたような話だ。

3種の恐竜が何故か陸海空それぞれに生息するものであるという設定。陸海空それぞれのステージで生体サンプルをゲットする、いわばRPGゲームみたいだ。高所恐怖症なもので、第3ステージの翼竜の巣の卵からサンプルを摂るパートがキツいだろなぁ…と思っていたが案の定💧。椅子にへばりつきました😩

助けられて島に同行する家族+チャラい男子1名のドラマが並行するのは面白い趣向で飽きさせない。

「ジュラシック・ワールド」3部作ではDNA操作で新種のハイブリッド恐竜を登場したが、今回は「異種交配」という悪魔の所業が明らかになる。3つのお宝を手に入れた最後は脱出劇のステージだが、そこに立ちはだかるのがもう恐竜じゃない。異種交配で生み出された異形のモンスターがラスボスとして現れる。「エイリアン」を観てるんじゃないよね💧と自分に問いかける。

さらにシリーズが続くのなら、きちんと恐竜を出して欲しいと個人的には思うところ。しかし、恐竜研究も進んでいて、そこに合わせて製作するのが大変なのかもしれない。これまでも鳥に進化したとされる説を描写に取り入れた作品もあったが、もはやそこが見せたいのではないのだろう。デカい生物に襲われる恐怖だけをひたすら撮りたい製作側の思惑があるから、本作のような作品が出来上がったのかも。監督をハリウッド版「ゴジラ」を手がけたギャレス・エドワーズにしたのはそういう意味では大正解。




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