忘却への扉

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地獄の日本兵

2017-05-22 | 平和を

 【 地獄の日本兵 】 ニューギニア戦線の真相 著者・飯田 進 発行所・新潮社・新潮新書 2008年7月発行 2008年12月5刷
 オーストラリア大陸の北方にある世界第二の大島。西半分がインドネシア領、東半分はパプアニューギニア。熱帯雨林に覆われたニューギニアであの戦時下で何が起こったのか体験者が記録に残す。
 [米軍より恐ろしかったのは餓死(がし)だった 85歳の元兵士が暴く戦争の『醜いはらわた』
 [敵と撃ちあって死ぬ兵士より、飢え死にした兵士の方が遥かに多かったーーー。昭和17年11月、日本軍が駐留するニューギニア島に連合軍の侵攻が開始される。西へ退却する兵士たちを待っていたのは、魔境と呼ばれる熱帯雨林だった。幾度となく発症するマラリア、友軍の死体が折り重なる山道、クモまで口にする飢餓、先住民のうらみと襲撃、そして更なる転身命令……。「見捨てられた戦線」の真実をいま描き出す。]
 海を渡り各地へ進軍した軍国主義日本の兵士たち戦没者と呼ばれる二百数十万人にも及ぶ死者の大多数は、飢えと疲労にマラリアなど伝染病の発症による「行き倒れた兵士」。
 [20万以上の兵士が上陸したあの島の三年間の戦火の流れと戦場の光景を、再現しようと試みたのが本書です。
 何度パソコンのキーボードを打つ手を置いて、謳吐(反吐)の出そうな思いを抑えたことでしょう。想像し得るかぎりの地獄絵図を、遥かに超える実態が明らかになって浮かび上がってきたのです。]
 戦場は違っても悲惨な状況体験はよく聞いた。カエルにトカゲやヘビはごちそうなのは私でもわかった。人肉を食べた兵隊から味の話は、人からのまた聞きだったが、本当だろうか、当人ではと疑った。死なないで帰還はしたがマラリアなど病気を持ち帰った人も多くいた。
 「共謀罪」も自民・公明・維新で強行採決。順序が狂っているが、次は憲法の改悪を強行採決の番。いくら屁理屈を並べても、安倍晋三首相の強権暴走に追随するのが公明・維新の両党の存在価値と競っている醜い現状。見捨てられた一般国民。

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