忘却への扉

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兄の戦死が9条に化身

2017-05-08 | 平和を

 【 国民主権などの矮小化危惧 】 松山市 男性( 無職・79 )

 ◇私は「日本国憲法」が大好きだ。特に9条「戦争及び交戦権の否認」である。2人の兄が出征して長兄の戦死が9条に化身。犬死でなかったことに感銘を受ける。9条のおかげで戦後、軍国主義が姿を消し、戦前のような軍事優先の価値観が否定されて徴兵制もなくなった。日本社会では、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義が憲法の三本柱である。しかし、最近その存在意義が矮小(わいしょう)化されている。
 ◇例えば有識者による普通の国「戦争もできる国」発言、安倍政権がめざす「9条の改正」が安倍1強により現実性を帯びてきた。先日、トランプ米大統領は内戦中のシリアでアサド政権が化学兵器を使用したと断定し、ミサイル攻撃をして9人が死亡したという。これに対して安倍首相は「米国の決意を指示した」が、国連を無視した米国の行動は14年前のイラク戦争を思い出す。
 ◇米国のペンス副大統領が言った「平和は力によってもたらされる」。戦争が起これば原発の多い日本は甚大な被害となる。日本は主体性を持って、平和外交に徹すべきである。]
                   《 こだま 読者の広場 【 憲法施行70年に思う 】 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) 私も「日本国憲法」が大好き。すぐ横の本棚と部屋本棚のあちこちに日本国憲法の本が並ぶ。戦争は嫌と思い始めて高校のころから戦争と平和に関する本を集めだした。
 特に戦争ついての証言や記録と写真集本などは、いつか手に入らなくなるかもと本気で思っていたので、笑われることもあった。だが今、本屋に行っても目立つのは、極右系の戦争を美化した本が並ぶ。現日本会議と神社本庁系が政治屋らと一緒に何十年を費やし、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の憲法三原則を壊滅させるために策略を練ってきた。
 戦中回帰、戦争はボロ儲けのできる商売?始めればやめられなくなるのは米国がお手本。当然安倍首相は米国の軍事行動に追随するしか能はない。「平和は力によってもたらされる」は戦争好きな国の決まり文句だ。

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