Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ⑤ 山田

2014-12-28 11:05:33 | Travel
2日目の朝。

朝食はホテルのお部屋で、前日に買っておいたこちらを。

宮古の老舗パン屋さん、相馬屋さんのアンパン、クリームパン、あげぱん、
そしてたのはた牛乳。
相馬屋さんは、福島県相馬市から宮古市へ移住し60年以上も経つそうです。



さて、駅前のターミナルから山田町行きのバスに乗ります。


つい何日か前、
宮古と釜石をつなぐJR山田線を三陸鉄道が引き継ぐことが正式に決まり、
三鉄の社長さんは、
宮古駅から山田町の豊間根駅は被害が比較的少ないから
早めに再開できればというようなことを言ってました。
ということで、線路の状態についても車窓から見ていきましょう。

宮古ー豊間根間で一番ネックになるのは、
閉伊川にかかる鉄橋の修復ではないでしょうか・・・。

分かりにくいですが、奥に見える青いラインが鉄橋で、
北側半分くらいが崩落したままなのです・・・。

それ以南、豊間根までは、
荒れ放題ではありますがずっとレールも残っているのです。






ずっと国道と線路が平行して走っているので眺めていました・・・。

そして豊間根を過ぎて、
山田町の津波の被害が大きかった地域に入ります。


中心部でバスを降りて、
かさ上げ工事が進んでいる町を歩いてみましょう。


残っているアスファルトを剥がすところから始まるんですね・・・。


町の真ん中を通行止めにして土を盛っているので、
その周りをくるりと歩くことになります・・・・。


仮設商店街、まだ営業しているようですね・・・。


役場の近くに野菜を売っているおばさんがいて、
買いものに来ていたおじさんに呼ばれて立ち寄ってみました

みなさんで炭火でお餅焼いたり持って来た漬け物広げたりしてて、
私もたくさんおすそ分けいただきました
いろいろ最近の山田町のことうかがい、楽しいひと時でした。

さて、また歩いてみましょう。



盛土に先んじて、これは上下水道工事でしょうかね・・・。



平成27年の秋ぐらいまで上下水道工事やかさ上げを行い、
そこが整備・再建されていくのはそれ以降だということです・・・・。


かさ上げ工事中なので、建築制限されているかと思いきや、
新しい建物もありました。

この地域のかさ上げの高さ分も考えて建てられたと思われます。
こういうのもありなんですね・・・。


山田では仮設商店や飲食店があちこち点在していて、
かさ上げ工事が始まってほとんど移転・閉店しているかと思ったら、
まだほとんどがこれまでの場所で営業していました・・・。

山田の生せんべいの川最さんは移転されていました。

すごかったのは、
仮設店舗の周囲が工事現場になっていて、
「どうやってあそこまで行くの」と思っていたら、

矢印が付いた看板が立てかけてあって・・・


細いロープで区切られた歩行者通路を通って・・・


お店にたどり着く

こういう複雑な工事現場内の通路を、
地元のおばちゃんたちはせっせと自転車押して歩いていました。
すごいなー


さて国道に戻って南に向かって歩いていきましょう。


チェーン店のドラッグストアでひと休みしてふと見ると、
海のほうに行く道が・・・

行ってみましょう!




きれいな港ができていました。
ここでも釣り人に話しかけられてしばしトーク
山田町民、フレンドリーです

バスがいいタイミングで通ってくれれば乗りたかったんですが、
全然時間が合わなかったんで、
なんとなくずーっと歩く羽目に


織笠橋が見えてきました。



周辺のかさ上げ、水門工事もだいぶ進んでいました。


こんな感じになるみたいですよ


橋の海側は整備待ちですね・・・。
高い堤防も立てられちゃうのかな・・・。


国道からこの風景が見えなくなっちゃうのは寂しいですね・・・



船越半島にもちょっと寄り道。


山田湾側の浜にはこんなものが・・・

何ができるんでしょうね。

鯨と海の科学館も再開を目指して修復工事中です。

かつては町民の憩いの場だった船越半島。
震災直後は瓦礫置き場となり悪臭・火事など問題となりましたが、
また憩いの場に戻ることを祈っています。


そしてようやく

やまだ道の駅到着!
すんごくたくさん歩きました

ご褒美に、やまだのわかめソフト。


ここからバスに乗って、大槌町に向かいます。



つづく。


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