市販されていない(おそらく)NCEC用のゼロタッチバネの製作をスタートさせました。
通常バネを選択する時、バネレート、自由長、バネストローク、形状から探します。
又は製作依頼します。
ところが今回は取り付け寸法とストロークとバネ上荷重の情報からバネを作るので、レートは「できたなり」です。
あまり聞かないバネ選びの方法かもしれません。
仮にですが⋯真っさらのフォーミュラカーが目の前にあるとします。
これからシェークダウンのためのスターターセットを組むとします⋯
まずリヤから始めます、ゼロタッチ(プリロードゼロ)で組み込んで、
1G荷重を掛けてストロークの20%〜30%までたわむバネを選びます。
(ダウンフォースの掛からないマシンの場合は40%ー50%を狙います)
ここではゼロタッチからの「たわみ量」で選択するのがポイントで、車高はプッシュロッドで合わせます。
次にフロントのバネです。
前後重量配分を40:60として、前後バネレートの比率もこれに準じます。
リヤを1として、0.6〜0.7倍がフロントレートの目安なので、先に決めたリヤレートを基準に計算で出します。
フロントバネを組み込む時はゼロタッチではなく、今度は「プリロード」を掛けて
0G〜1Gがジャッキアップしても足が伸びない、ジャッキから下ろしても
車体が沈み込まないように組み込みます。最後にプッシュロッドで車高調整します。
これでシェークダウンの1周目から全開走行できます。
絶対車高とか、減衰力調整、スタビライザー⋯等々もあるのですが、
サーキットインしてからバネの選択に費やす時間が大幅に短縮できます。
この時の「リヤバネの選択方法」を使ってロードスター用の前後バネを作ります。
NCロードスターの場合、車高調整が自由にできるわけではないので、狙い車高になるように1G車高を指定します。
そんなんでいいの?はバネ屋さんの一言。
通常バネを選択する時、バネレート、自由長、バネストローク、形状から探します。
又は製作依頼します。
ところが今回は取り付け寸法とストロークとバネ上荷重の情報からバネを作るので、レートは「できたなり」です。
あまり聞かないバネ選びの方法かもしれません。
仮にですが⋯真っさらのフォーミュラカーが目の前にあるとします。
これからシェークダウンのためのスターターセットを組むとします⋯
まずリヤから始めます、ゼロタッチ(プリロードゼロ)で組み込んで、
1G荷重を掛けてストロークの20%〜30%までたわむバネを選びます。
(ダウンフォースの掛からないマシンの場合は40%ー50%を狙います)
ここではゼロタッチからの「たわみ量」で選択するのがポイントで、車高はプッシュロッドで合わせます。
次にフロントのバネです。
前後重量配分を40:60として、前後バネレートの比率もこれに準じます。
リヤを1として、0.6〜0.7倍がフロントレートの目安なので、先に決めたリヤレートを基準に計算で出します。
フロントバネを組み込む時はゼロタッチではなく、今度は「プリロード」を掛けて
0G〜1Gがジャッキアップしても足が伸びない、ジャッキから下ろしても
車体が沈み込まないように組み込みます。最後にプッシュロッドで車高調整します。
これでシェークダウンの1周目から全開走行できます。
絶対車高とか、減衰力調整、スタビライザー⋯等々もあるのですが、
サーキットインしてからバネの選択に費やす時間が大幅に短縮できます。
この時の「リヤバネの選択方法」を使ってロードスター用の前後バネを作ります。
NCロードスターの場合、車高調整が自由にできるわけではないので、狙い車高になるように1G車高を指定します。
そんなんでいいの?はバネ屋さんの一言。
市販の車高調には明らかにレートが足りていないモノもありますよね。
テストした際の話を聞いてみたいものです。
たわみ量20%〜30%のバネを選べばダウンフォースも考慮したバネを選択できます。
WRCならストロークが250mm。50%たわみ量で計算すると20N/mm辺りと計算できます。
ゼロタッチバネの考えを知っていると便利に使えます。
凸凹が大きく、それを抑えるスペシャルなダンパーなんでしょうが、余りバネレートは高くなくても速いマシンは造れるということですね。
ちょうど今回のテーマがゼロタッチバネで、ストロークを変えないでバネを選ぶところが一つのヒントになるかと思います。
難しいのは必要なストロークを決めること。
これには前後のストロークバランスと、伸び圧のストロークバランスの二つを見渡して決めていく必要があります。
順番として
①機械寸法のストローク(ショックストローク)
②動的ストローク(バネレート)
③時間的ストローク(減衰値)
と進みます。
前もって決めるのが①
セッティングと言われるのが②と③
視点を変えてみると、サスペンション本来の動きをどれくらい出すかです。
動かない足がいいのであればリジットサスペンションがいいことになり、硬い足にするだけならセッティングは簡単です。
動かなくし過ぎるとタイヤの依存度が高まりタイヤを酷使することになります。
なのでサスペンションを見る時は①②③を見て判断するのが「通」
1Gまでのストロークはアンチロールアングルを目標に決めても、1Gからバンプタッチまでのストロークをどう決めるか、変化は分かっても善し悪しの判断が難しいです。
純正OPでハードサスキットが存在しましたがバネだけで見れば、新車装着品で十分なのでしょうか?
ゼロタッチバネの仕様を決める時には、ロワーアームのアンチロール角を見て車高を決めます。
これで車両姿勢とバネがセットになるので、ハンドリングも、乗り心地も的の中におさるはずです。
純正OPのバネレートがいくつか分かりませんが、ゼロタッチバねよりもおそらくソフト目でプリロードがかかるのではないでしょうか。
つまり純正スプリング寄り、かと。