羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

ひとりごと

2013年10月23日 | Weblog
今日、スーパーの精肉売り場ですごく迷ってるおじさんがいた。
ただ迷ってるのではなくて声にだして困っている。
あれとこれとどこがどうで何とか、、、と大きいひとり言。
親切なら「お困りですか?」と声をかけるところだが、
それほど親切ではないのでさっさと通り過ぎた。

本当に困っているならもっと真剣に周囲を見渡すか店員を探すはずだ。

それで思い出したのだが、「ひとり言をいうおじさん」は結構いる。
はやい話、うちにもひとりいた。
それからつい最近、仕事で一緒になった男性。
共通しているのが大体60歳近いかさらに上でしょう、という年代。
ひとり言にしては大きいので、最初は話しかけられたのかと身構える。
しかし彼等は自分に言い聞かせるごとく喋っていて、なおかつ、
そばに誰か存在することも意識しているのである。
そうでなきゃ「聞こえよがし」みたいな呟きは発生しない。

一歩間違えると「あぶない人」。そばにいる人間には若干迷惑。
(対応に困るから)

そのてんおばちゃんの大きなひとり言、はまず聞かない。
誰彼かまわず話しかけるご婦人はよく見かける。
困っていたらどうにかするべく行動する。
人生後半をしっかり生きている女性が頼もしく見えるのはそういう時である。