羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

病院へ行く寒い日

2012年11月19日 | Weblog
久しぶりに東京女子医大に行ってきた。
こういう日はいつかくるのかいやこないのか、
もしやすべてがうまくいくんじゃないのかと、楽観していた日々だった。
思わぬところからまた病人のサポートへと気を張る時がやってきた。
「クレアチニン」「クレアチニン・クリアランス」という検査用語は
なんだかすっかりアタマにしみこんでいて傍らにつきそって
数年ぶりに会ったドクターの話を聞く。
当人の深刻さはみえてこない。
わたしは自分だったら良かったのに、とまた思う。
自分だったら「あ、そうか、仕方ないね」と一人で受診して、
まあどうにか対応するんじゃないのか。

サポートする立ち場と役割に慣れているわけじゃない。
でも油断していたぶんの衝撃がゆっくりやってきて、
「シッカリしよう」とやや「覚悟」の体勢に入るのは習性かもしれない。
帰りに久しぶりに「門」でランチ。
娘が入院、通院していたとき、わたしも頭痛外来に通っていたとき、
この店には数えきれないほど通った。
ランチデザートのプリンが楽しみ。
バットで作って切り分けるのでほろ苦カラメルプリンは長方形。
またここの美味しいランチとプリンが食べられる。
でももしかして「食事制限」なんかも始まるのかもしれない。
暢気に見えるから大丈夫かな。。と傍にいる人の顔を見る。
深刻に考えないほうがいいのかもしれない。

なんだか本心は「放り出してしまいたかったのに」こうなったら
わたしは案外がんばるらしい。ちょっと複雑。