羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

チャツボミゴケ

2012年11月11日 | Weblog
今回も風邪薬をのみながらの旅だった。
赤城自然園ではガイドさんの説明を聞きながら一時間ちょっと歩いた。
晩秋の日だまり散歩。



伊香保では紅葉のライトアップについて訊ねたらホテルのクルマが送迎してくれるという。
赤城のガイドツアーは先着10人。伊香保のライトアップ案内は各回定員9名。
今回はうまいことチャンスを逃さなかった。

               河鹿橋の紅葉

                    

そして今回の発見はチャツボゴケ!
白砂渓谷ラインの紅葉が素晴らしいとの情報を得てそこに向かう途中の
道の駅で夫が地図を広げているとき、偶然その地味なチラシを見つけた。
(事前に調べておいた通り、白砂渓谷の紅葉も実に美しくまさに見ごろだった)

「群馬」というガイドブックだけを見ているとわからない情報が現地には必ずある。
赤城も伊香保温泉も何度か訪れたが毎回違う発見をする。
訪れる時季によって表情も違う。

地を這う苔(コケ)の湿度感と生命力には不思議な魅力がある。
このチャツボゴケの群生は全国的にも希少で国の天然記念物となっているそうだ。
一帯にはかつて深い穴がありそこに動物が落ちて死んだことから「穴地獄」と呼ばれるように
なったということだ。今は深い緑の苔たちが沈黙のうちに遠く広がっている。