駒場にある近代文学館の一階には「すみれ」というすごくレトロな喫茶室があった。
いまは旧前田伯爵邸として公開している建物の内部には近代文学博物館があった。
ここで過ごすのがわたしは大好きだった。
高校生の頃からずっとずっと好きだった。
たいていはひとりで行った。
作家の原稿の筆跡をゆっくりと拝見し庭園のベンチにすわり、時には「すみれ」で
コーヒーを飲んだ。
ゆっくりとひたすら静かに過ぎ行く時間がありじぶんと向き合う落ち着く場所だった。
近代博物館が閉館するときにはそれまでの企画展の告知ポスターを数枚頂いて帰り
それは今でも大切にしている。
博物館はなくなったが公爵邸も文学館も、駒場公園の木々も変わらずに残っている。
でも、あの「すみれ」がなくなったらしい。
さびしい。
その情報を次女から聞いた。
喫茶室は「BUNDAN」というカフェに改装され、何でも作家の名前がついた飲み物や
村上春樹の小説にでてくる朝食などがあるらしい。
懐かしい喫茶室がこういう感じで生まれ変わったのにちょっとビックリした。
行ってみたい、と次女が言う。
ひとりでひっそりと訪れるところではなく友達や身内と行くような場所になるのか・・。
それもいいかもしれない。
いまは旧前田伯爵邸として公開している建物の内部には近代文学博物館があった。
ここで過ごすのがわたしは大好きだった。
高校生の頃からずっとずっと好きだった。
たいていはひとりで行った。
作家の原稿の筆跡をゆっくりと拝見し庭園のベンチにすわり、時には「すみれ」で
コーヒーを飲んだ。
ゆっくりとひたすら静かに過ぎ行く時間がありじぶんと向き合う落ち着く場所だった。
近代博物館が閉館するときにはそれまでの企画展の告知ポスターを数枚頂いて帰り
それは今でも大切にしている。
博物館はなくなったが公爵邸も文学館も、駒場公園の木々も変わらずに残っている。
でも、あの「すみれ」がなくなったらしい。
さびしい。
その情報を次女から聞いた。
喫茶室は「BUNDAN」というカフェに改装され、何でも作家の名前がついた飲み物や
村上春樹の小説にでてくる朝食などがあるらしい。
懐かしい喫茶室がこういう感じで生まれ変わったのにちょっとビックリした。
行ってみたい、と次女が言う。
ひとりでひっそりと訪れるところではなく友達や身内と行くような場所になるのか・・。
それもいいかもしれない。