羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

予期せぬ出来事

2005年07月31日 | Weblog
相談所から帰って、数日後のこと。
定期検診に行っていた長女から連絡がありました。

検査結果の数値に異常がある。
『まさか・・・』と思っていたことが突然に目の前に現れた感じ。
それは4年前に移植したわたしの腎臓への拒絶反応でした。

彼女の病気が分ってから10年近く、
その進行を遅らせるためにあらゆる努力をしてきたと思います。
最終的には移植、という手段があり、その成功にわたしたちは
大きな期待と希望を抱いていました。

血液型の違う移植だったにも関わらず手術は成功し
その後、ドキッとする事はあったものの、どうにか順調に来た、
もう安心かもしれない、と思っていたのです。

娘はいつも言っていました。
「あの透析生活には死んでも戻りたくない」

けれど、その最悪の事態が今、目の前に迫っていました。
その日、女子医大にはベッドの空きがなく、
埼玉の病院に、娘は緊急入院をしました。