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まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

日常

2017-08-08 | 暮らし

白山から下りて来た夜、同級生仲間で飲み会をした。白山に登った者も登らない者も、とにかく山の話と今何をしているかという定年後の話。山あり、まだ延長で働いているという人、好きなスポーツの話、始めは5人で飲む予定だったが、友が友を呼んで10人になってプチ同窓会になった。

翌日は、姑を病院へ連れたて行った後、実家の母と父の見舞いに行き、その後、姑を迎えに行っているうちに、あっという間に時間が過ぎていく。

日常に戻るのは早い。県体が近いというのに、絶不調での稽古。同級生のS君が監督で「絶不調やわー。」と、訴えると「見ればわかる。」と、ぐふふ・・と笑っている。ま、じたばたしても始まらない。Tさんに、「I先生に、絶不調なんていうたら叱られるよー。」と、言われた。絶不調とは、いつも活躍しているアスリートの言う言葉で、普段から不調の者は言わないのだそうだ。妙に納得させられた。いつも通りだ。

アッという間に日常に戻るが、白山を思い出してブログにアップする一週間、余韻に浸ることができるしあわせ。

ところが、金曜の朝、娘の家へ用があって出かけて、玄関の扉を中途半端に開けていたら戻って、蝶番に薬指を挟んだ。あたた・・と、急いで扉を戻したが、縦に切れたのと潰れたので、爪からじんわり血が出た。左の薬指に包帯を巻くという不始末。

金曜の出来事で、土曜の夜に稽古に行って、弓が引けるかやってみたら、何とか小指に力が入りながらも引くことが出来た。少し痛みが走る。「黄金の押手」と言いたいが、「錆びた押手」には影響はなさそうだ。

夜道場へ行くと、試合前のせいかいつもより人がいなかった。T君の皆中は続き、Y氏の中たりも続く。秘密兵器はT君。翌日の県体はどうなることか。わたしも、なんとか半矢が出たので、あとは「けがの功名」と、いうものに期待する。心がけがやばい・・・・。

 

 


白山 観光新道

2017-08-07 | 山歩き

8時20分に下り始める。もう少し室堂に滞在したいのだが〰ーー

8時45分弥陀ヶ原。

黒ボコ岩に子ども達が登っている。自分も登りたい気持ちを抑えて横目で見ながら、「観光新道」を下りていく。

伊吹トラノオが群生している。次から次と花に出会える。

向こうには今回は通らなかった「砂防新道」が見える。

ニッコウキスゲの群生。

 ミヤマダイコンソウ。

 

登山道は、花、花、花・・・

 

 

ハクサンシャジンの向こうに殿ケ池避難小屋が見える。

岩をくぐる。

9時50分、殿ケ池避難小屋で早めの昼食。ゆっくり食後の紅茶。

再び歩き出すとあやしい空模様。いつの間にかガスで周りの山は見えない。ここはどこ?状態。

雨が降り出したので、ザックカバーを出して、ザックに被せる。レインウエアを着ると汗が出て、かえって暑いのでそのまま下りることにした。

下りるにつれ暑くなるのに、雨のため涼しい。

ずぶぬれ状態で駐車場に到達。11時58分。「白山展望の湯」でようやくじわじわと満足感が沸いてきた。白峰温泉が休みの為、洗い場の蛇口に列をつかなくてはならなくて大変だったが、温泉はアルカリでヌルヌルと美肌になる感じがする。

最後に雨に濡れたが、それすら気持ちが良かった。

2日間の白山登山を振り返っているうちに、日常の一週間が経ってしまったことが恐ろしい。しかし、一週間余韻に浸ることができたということは、何と魅力的な山だろう。

また、行きたい。まるで恋人に逢うような、下りたばかりなのにまた登りたいとは。

 

 

 


室堂周辺 お花散歩

2017-08-06 | 山歩き

翌朝、室堂の周りを散歩をした。空は予想通り今にも降りそうな気配。「展望歩道」と「平瀬道」「トンビ岩コース」と、言う標識がある。途中は花が咲いているのでカメラを向けるときりがない。

白山は花の山とも呼ばれる。白山は日本の高山帯がある山の最西端に位置するため、白山を西限とする植物も多くある。

古くから登られてきたため、多くの植物が白山で発見され命名され、ハクサンを冠する植物は多い。

室堂にハイマツがある。白山は広大な這松帯がある。葉は5枚なのでいわゆる五葉松である。

 クロユリ(ミヤマクロユリ)イメージではもっと大きいと思っていたが、小さな花だった。後で本を見たら、ひどく嫌な臭いであることや、雄しべしかない花(雄性い花)や、雄しべも雌しべもある花(両性花)とかがあるようだ。クロユリというが、内側は黄色い。

ハクサンコザクラ

チングルマ

雪渓の小百合・・・違うか・・

雪が汚れている。昔は、この時期の雪でも食べることが出来るほどきれいだったと自然観察員のMさんが言っていた。

さて、コーヒーを飲んで8時20分に下山することになった。

 


室堂の夜

2017-08-05 | 山歩き

山頂でドーナツを食べたのが良くなかった。5時に食べる夕ご飯の箸がすすまない。それでも、一口だけもらったビールは格別だった。お盆に載った食事に感謝しなくてはならないのに、病院食みたいだなあと思ったのは、食欲がなかったからだ。ゆっくり食べるが、次から次へと人が来るので、そうそうゆっくりできない。月曜だというのに300人の宿泊者がいるらしい。

さて、何もかも初めてで戸惑うが、特に辛いのは、7時から横になってもなかなか眠れないことだ。耳栓を持ってくるように言われた意味も分かった。寝たもん勝ちである。

友達に「眠れなかった・・」と、言うと「いびき、かいとったよ。」と、言われたので、そういえば自分のいびきで目覚めたときがあった。でも、夜中にヘッドライトの明かりが眩しくて目が覚めたり、トイレの為に外へ出る扉のそばの部屋だったので、誰かが戸を開け閉めするたびに目覚めた。

おまけに、夜中にトイレに起きたとき、ヘッドライトがつかなくて困った。練習してきなさいってね。

両手がしびれて目が覚めた。ストックを力を込めて握っていたのだろうか。腰も痛くて、改めてザックの担ぎ方を友達に習った。いろんなことが勉強である。

それにしても、白山は多くの人が登山するのに、クマ鈴をつけている人がいて少しうるさく感じた。やっと登っている時に、後ろからカラーンコローンと、大きな音で迫ってくると、早く歩けと言われているような気がしたからだ。もしや、ほんとに早く行けってことだったのかも?

狭い寝床でもぞもぞ寝ている間に朝が来た。寝不足でも、ぐっすりの人でも、朝は平等にくるんである。怪我なく下山できますように。


白山頂上 御前峰

2017-08-04 | 山歩き

明日は天候が崩れるだろうから、青空が見えているうちに登ろうということで、御前峰を目指して登ることとなった。

荷物は室堂の部屋に置いて、飲み物とおやつだけ持っていく。もうひと踏ん張り出来るだろうか。室堂前の奥宮でお参りをして、三馬場巡りの最後のスタンプも押した。14時27分出発。空は刻々と変わっていく。

登りやすそうな階段。今や白山は観光地である。しかし、自分の足で最後まで登らなくてはいけない。

息はあがるし、何回か立ち止まって、また足を進める。クルマユリが応援してくれる。

もう少しもう少しと思うが、もどかしい。思えば、昨年に白山と言ってから、錦城山へ一緒に行ってくれたkoさんや、便利軒さん。雪の鞍掛山へひとりで行って途中で戻り、その後、長靴でひとりで登り、富士写ケ岳へ一緒に行ってくれた友達の事。職場の先輩が、連れて行ってくれた鈴ケ岳。ヨーコさんが付き合ってくれた鞍掛山。一人で行った富士写ケ岳で、一緒に下りてくれたモッコウバラさん達。取立山・・・この半年の間に頑張ったことが思い浮かんで、もう少しのところで胸にこみあげてくるものがあった。頂上が目の前にあるのに、足が前へ出ない。

「あと7分・・あと5分・・」と、言われて我に返り、みんなに登らせてもらったのだなあと思った。大きな石をしっかり踏んで、到着!!2702m白山奥宮。15時16分。50分かかった。

白山奥宮。そして、頂上。ばんざーーい。心の中で叫ぶ。

アルプスはガスで見えなかったが、大汝峰を眺めてご褒美の紅茶とドーナツ。半分しか食べられなかった。

よく頑張った。下りるのが勿体ないが、ゆっくり下りる。

今夜はぐっすり眠れそうだ。と、思ったが甘かった!!

 

 


エコーライン

2017-08-04 | 山歩き

ガスがかかっている中に、ニッコウキスゲが存在感を出している。花に助けられて足が出る。

先輩のIさんは、「根性があるから、大丈夫。」と、言ってくれたけど、根性では登れない。体力が必要だ。あんドーナツの力も借りて、体力はないし、肺活量もない。風船も膨らませられない。これは関係ないか。ないない尽くしで、あるのは美貌だけだと言いたいところだが、美貌で山へは登れない。

ハクサンフウロを見つける。雪が溶けて、短い春に一斉に花が咲く。

山頂がうっすら見える。しかし、道は遠い。今まで登り3時間ほどしか歩いたことがない。弥陀ヶ原から五葉坂を通れば、室堂だが。「木道は普通に歩いて。」と、友達に言われた。よほどヨタヨタ歩いていたのだろう。奮起して歩いた。ここで心拍数をもとに戻そうとしたが、余計に心拍数が上がった。

五葉坂の途中でイワギキョウが歓迎してくれているように咲いている。

五葉坂を登り切り、室堂に着いた。13時46分。長い道のりであった。

万歳は早いが、今日はここまでで登りは終わり。わーいわーい。後は、ちょいとビールと夕食と思いきや、リーダーの一言で予定が替わった。わたしの額にはちびまる子の「がーーん」のように、縦線がたくさん描かれた。

 

 

 


白山 甚之助避難小屋から

2017-08-03 | 山歩き

別当出合を出発してから、中飯場まで標準コースタイム50分のところ1時間かかった。甚之助避難小屋までは1時間30分を、1時間35分。まずまず。ここでゆっくりお茶して出発。10時36分。

南竜分岐で南竜山荘の方へ向かう。ガラガラの道を登る。景色が見渡せるので楽しい。

霧で景色が見え隠れする。万才谷の橋を渡ると南竜山荘だ。曇り空なので、川のそばのベンチで昼食をとる。南竜ケ馬場周辺は、職場のMさんお勧めだけあって美しい。 

時折、霧が晴れて山が見えると「おぉーー!」と、思う。人も山も、一挙に全貌が見えるより、少しずつの方がドキドキするようだ。

白山で、麩の中に具が入っている「白山」のお吸い物とおにぎりを食べる。

その後は、エコーラインを登って行く。

ここには、たくさんの花が咲いていて花に助けられて登って行く。

少し雨がぱらつくが・・どうする・・。

 

 

 

 


いざ白山へ

2017-08-03 | 山歩き

とうとうこの日がやってきた。毎日見える白山に憧れながら、生涯登れないと決めつけていたけれど、友達の励ましや協力でついにこの日を迎えられたことに感謝。

先日の友達との上高地のパンフを棚のファイルに入れようとしたら、殿の旅行のファイルがあって、開いて見ると「鞍掛山」「中山」「北丈競山」・・・などの切り抜きと、HPをプリントアウトしたものがあった。会社の人たちに連れて行ってもらい白山も行っているので、2003年と2004年のパンフレットも出てきた。不思議だ。もう数日という時に出てくるとは。ちゃんと登りなさいといっているような気がする。

今回は、砂防新道から南竜ケ馬場に向かい、エコーラインを通って室堂へ行く。14時頃に室堂到着したらお池巡りをして、翌日登頂という予定だが、天気が良くないのでどうなるか。帰りは観光新道を下る予定。

7月31日早朝5時出発。白峰村へも来たことがなかったのに、6月から4回目になる。別当出合駐車場に6時半に着いた。月曜だが車は思った以上に停まっている。

各自朝食。わたしは、夜にサンドイッチを作ったので食べる。靴を履き替えてひもを結びながら、今年の初めには、この靴の紐すら結べなかったし、初めての鞍掛山は長靴だったしと思った。

駐車場から登山口まで10分ほど登る。ここですでに足が重い。うそやろ!

鳥居で帽子を脱いで一礼し、憧れの吊り橋へ。夢にまで見た吊り橋。天気は曇り。「雨、降らんやろか?」と、心配そうに言うと「わからん!!」と、言われる。そうだよね。雨が降りませんようにと祈るしかないよね。7時9分出発。

石段がずっと続く。中飯場8時到着。夏休みのため親子連れも多い。

石の階段を黙々登る。階段が苦手だ。歩幅が強制されるので疲れる。おまけに、足の長さを問われる場面があると心拍数がそこでぐっと早くなる気がする。しかし、この整備された石段のおかげで登れるのだが。

石段が延々と続く。息があがる。誰だ!「富士写ケ岳に登れたら白山は大丈夫。」と言ったのは。全然違うではないか。でも、言い換えたら「富士写ケ岳に登れなかったら、白山は無理だ。」とも言える。

「別当覗」で休憩。8時53分。霧のため景色はいまいち。

 

甚之助避難小屋までに息もハアハア。後ろからの人に何人も道を譲って、ゆっくり登る。

9時45分。甚之助避難小屋到着。おやつとお茶。さても、早くも息の上がるわたしは、この先どうなるのか。