まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

伝達講習会に向けて

2010-07-13 | 弓道
高校時代から楽しい弓道、中てっこ弓道をしていたものだから、なかなか抜け切らず、いろいろな決め事に、首をかしげることがある。

ここへ来て、何を伝達するのかということは、主任講師に任せてということで逃げたい気持ちだが、そうも言っていられない。

決まりごとは、無数の小さな決まりごとを生み、さらにそれが互いに矛盾する決まりごとを生み、その矛盾を解消するために、また新たな決まりごとを作るような気がするところもある。

しかし、弓道の場合は礼を重んじるところから始まるので、決め事には意味があり、作法というものがある。
そのことが、品格を高めていくことも分かる。

また、間合いとか息合いがあり、それに合わせれば礼射などは美しく合う筈なのだ。
ところが、この息合いとかはせっかちなわたしは、すべてが早くなる。
気が急く者と、落ち着いた人では微妙にずれる。

動作も流してしまえば揃わない。
何秒かけてこの動作を行うという指導はしないから、やはりここで吸う息、吐く息で合わせたい。
しかし、緊張すると息をしていない時がある。
止めているのである。それも、無意識に。
これでは、長生きできないではないか。
なんとか薄命というが、残念ながら薄命と呼ばれる年齢を過ぎてしまっている。

なんかこの動作もぎこちないなあ、ここも変だなあと考えて、教本や問答集を見ると知りたいところが書いてない。
ここで、質問をするとまたそれが決め事になるのだ。
作法を静かに受け入れ、質問をしないように。
何か変?気のせい気のせい、すべては曖昧な間合いで統一しましょうよ。

退場。