あけましておめでとうございます。
今月15日、宮中にて恒例の歌会始が開かれます。今年のお題は「本」。
これにちなんだわけではありませんが、新年にふさわしく(?)、自作の和歌二首から始めさせていただきます。つたない歌で恥ずかしいですが、七五調―――宇宙の旋律に言霊を乗せ、インターネットを通して世界へ伝えたく・・・。
で、こちらのお題は、「闇」―――。
ぬばたまの闇の深きを知るときのしるべとなれり星の数こそ
ひのもとを覆ひし黒き憂きものは日出づる前のつかの間の闇
中国、欧州、そしてアメリカ―――この順番に日は沈む。そして真っ先に新しい日の出を迎えるのは、われらが霊(ひ)の元・日本国―――。この星の、そんないつもの日のめぐりが、あらためて強く意識されることになりそうな平成二十七年(2015年)の幕開けです。
(「歌会始~2015年、夜明けの前に~」おわり)
・・・早くもお屠蘇気分でもう一首。こちらは、狂歌(!?)
くろき田の実り薄きを堪へ忍ぶ瑞穂が願ふもとの苗しろ
なかなか結構。すばらしい。
遊び心、余裕ありますね。尚結構。
本年もご活躍をお祈りいたします。