Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

奇跡のぬれ煎餅

2010-12-04 03:17:00 | 交通
銚子電鉄のぬれ煎餅を巡るフィーバーから4年が経とうとしています。

危機を脱してさらには伊予鉄道から中古の中古とはいえ「新車」を導入できるまでに立ち直ったのがぬれ煎餅の売上というのもある意味すごいですが、この騒動のおかげでしょうか、銚子電鉄のぬれ煎餅が従前に増して定着した感があります。

さてこのぬれ煎餅、「銚電のぬれ煎餅」と書かれた電車のイラスト入りビニールパックで販売されているわけですが、ここにきてボール紙ですが化粧箱入りのセットを目にしました。



前からあるんでしょうが、濃口、薄口、甘口のセットで、各2枚ずつ6枚セットのパッケージが2組入っているのですが、電車のイラストもカラーになり、「皆様の温かい心が廃線の危機を救った奇跡のぬれ煎餅」と題されています。

普段使いからお土産好適品とグレードアップしようとしている感じで、実際お値段も1枚当たりでみれば普及品が82~86円なのにこちらは105円と割高ですが、レシピも添えられており、従前の素朴な感じも捨てがたい反面、少しは飾り気も欲しかっただけに、これは歓迎したいラインナップの追加です。

ところで、このセットには「奇跡の物語」が入っていますと題され、A4両面の文章が同封されています。
内容は例の騒動の経緯と、今後もがんばります、というものですが、改めて読み返すと当時の危機感が伝わって来ます。

そういう意味でもこのセットはお買い得なんですが、ちょっと気になるのはその文章です。
通常こういう文章を添える場合は、会社名や代表者名なんですが、この文章は総務課長さん名なんですね。(実際には「ホームページに『ぬれ煎餅を買って下さい』とお願いした」との肩書です)

ちょっと違和感を覚えましたが、それもまた銚子電鉄の良さということでしょうね。

余談ですが、久しぶりに銚子電鉄のサイトを見ました。
会社概要を見たんですが、決算情報が出ているんですね。直近の状況は全体で5億程度の売上で、鉄道:その他が1:3の割合。鉄道で1億の営業損失、その他で1億の営業利益を出して全体で1千万の営業利益となっており、やはりどう見ても煎餅屋さんですね、「本業」は。

ちなみに決算の公開は立派ですが、B/SとP/Lのリンクが入れ違ってますね。これも銚子電鉄の良さと言ったら怒られるかな(苦笑)




海老蔵事件のダブスタ

2010-12-04 02:33:00 | ノンジャンル
海老蔵の事件、単に海老蔵が暴行を受けて重傷、というわけでもなく、絵に描いたような酒のうえでのトラブルというのが真相のようです。当初は当代の人気歌舞伎俳優が重傷、ということで逮捕状も出たわけですが、要は海老蔵の側にも原因とする部分が大きかったようで、身体的なダメージ同様、事件のダメージは大きく出そうです。

さて、この事件に関連して今週発売の週刊誌に気になるくだりが。
海老蔵夫人が半死半生で帰宅した海老蔵を見て警察を呼んだことに対し、「梨園の妻として失格」という声が関係者から出ているそうです。

梨園や松抽ヨ係の医者もいるというのに、なぜ相談せずに警察沙汰にしたのか。というわけですが、事件に巻き込まれ、というか起こしておいて、もみ消さないとは何事、という声が出るあたり、やはり梨園の「特殊性」がうかがえますし、よしんばそう思ってもそういう話が表に出るあたり、コンプライアンス意識の低さは否めません。

ところで今回の事件では例の朝青龍引退の直接の原因となった「暴行事件」との関連も取り沙汰されていますが、朝青龍の件と比較してみると、メディアや関係者の海老蔵への何とも薄ら甘い対応というか、ダブスタぶりが目に付きます。

そもそも舞台を休場する発表をしたその夜に痛飲して事件に遭ったというのも論外ですし、海老蔵が原因となる行為をしたという話もあるのに、そこはスルーで「被害者」としての扱いに終止です。

なぜ朝青龍の話を持ち出すかというと、横審委員で人間国宝の田之助が事あれば朝青龍の品格云々を批判していたわけですが、では今回の事件で舞台を休んでも六本木に皆勤という行動その他をその口で批判しているのかどうか。

歌舞伎宗家の成田屋相手ではだんまりというのはふざけた話ですし、伝統券\として人間国宝の対象となるような月魔ナすから、それこそ精進、品格も十分問われる世界なのに、横綱にはそれを必要以上に求めて、自分達はスルーですか?というあたり、やはり梨園の常識は疑われても仕方がありません。

そう言えば海老蔵は隠し子騒動に代表されるように相当な浮名を流した揚句年貢を納めたわけですが、倫理上相当難があるような行動をしても無批判なのが梨園の常識というか、メディアの扱いでもあるわけです。

上記のコンプライアンス意識の低い発言もそうですが、伝統券\として有形無形の公的支援を受け、人間国宝のような褒賞対象にもなりやすい「業界」に対してのメディアなどの甘さは、朝青龍騒動の時の「国技」を理由としたバッシングと比較すると、ダブスタぶりにも程があるという感じがします。



やっぱり、という記事が

2010-12-04 01:44:00 | 時事
尖閣問題で問題になった情報漏洩の問題ですが、ウィキリークスの問題や公安資料流出の問題の影ですっかり沙汰やみになった格好です。

そういう流れに便乗したのか、事件当初は中国ケシカラン、中国漁船におびえる国境の海、という報道が占めていたのが、ここにきて朝日に、地元は日中友好を求めている、というようなある意味お決まりの「中国批判」批判の記事が出てきています。

誰が見ても中国に非があり、中国の脅威を感じる事件ですし、事件直後は地元の中国批判がそれこそ山のように報道されていたというのに、なぜか今になって地元の声は違うんですよ、と言われても説得力がありません。

さすがに事件直後は中国をかばうのが無理筋と言うことは分かっていても、そろそろ大丈夫かな、というわけで、海自や海保の増強は止めよう、中国とは仲良くしましょう、という宣撫記事を臆面もなく出すあたりさすが朝日としかいいようがありません。