茨城$_戸線の搭乗率が危機的になっています。
運行再開後の10月が60.7%と大幅に下げたのに歯止めがかからないどころか11月は54.8%と大幅続落です。運休前の数字と比べたら2割以上の下落となっており、運休騒ぎがあったとはいえ、急激な下落は異常ともいえる事態です。
もともと午前中1往復という使い勝手の悪いダイヤもあって、特に神戸発の成績が冴えなかったわけですが、2月の千歳線開業で神戸線と組み合わせて、神戸もしくは茨城発の日帰り需要取り込みが出来るダイヤにすればいいのに、それも適わない状況ではかなり厳しいです。
神戸発8時台で茨城に行っても何をする?というのが率直なところですが、だったら関西発つくばへの最速ルートとして研究者に売り込むといった戦略が茨城県には求められるのですがどうなんでしょうか。神戸側での茨城県の売り込みがさっぱり目に付かないだけに、千歳線や中部線の就航で見た目のメニューが揃ったこともあり慢心しているようにも見えます。
ただ悩ましいのは搭乗率が減ったとはいえ738の定員を考えると、例えばこの数字を静岡空港に持って来れば、FDAのERJ170なら連日満席かつ大幅積み残しになるわけで、そう見れば静岡県よりは成果を出している?とも言えなくもないわけで、評価の難しいところです。
二次アクセスが決定的に弱い茨城空港の場合、かろうじてつながっているつくば、そして水戸への需要を神戸側でどう掘り起こすかという非常に難しい問題があります。
通年運行の定期便での基礎固めという意味では上記のようにつくば関係の研究者にアピールするのが正攻法ですし、観光に頼るのであればまだまだ仕鰍ッが足りないとしかいいようがありません。
観光についていえば、素材はそこそこありますが、売り出す仕鰍ッが弱いと言うか無い状態です。
大河ドラマ効果もあり竜馬関係の観光地が今年は潤いましたが、もともと歴史上のヒーローとはいえ、ここまで観光の目玉になるというのには高知県をはじめとする各地の努力、潤色があっての話です。
そういう意味では「水戸黄門」という国民的ヒーロー?がいるのに、どちらかというとテレビや映画ではない「真実の黄門様」を売り出そうとする姿勢は、観光という意味ではどうでしょうか。
歴史学をやるんじゃないんですから、フィクションを楽しむ観光的な仕鰍ッがあってもいいはずですし、そういう仕鰍ッがあってこそ黄門様の水戸という印象が強まり、観光地としての魅力を上げていく可能性につながります。
こうした取り組みが無いままに、自然体で「集客」しても、それは集客ではないです。そしてそのことは急落している神戸線の搭乗率が物語っているといえますし、2月からの千歳線も同じ轍を踏みかねない懸念があります。
運行再開後の10月が60.7%と大幅に下げたのに歯止めがかからないどころか11月は54.8%と大幅続落です。運休前の数字と比べたら2割以上の下落となっており、運休騒ぎがあったとはいえ、急激な下落は異常ともいえる事態です。
もともと午前中1往復という使い勝手の悪いダイヤもあって、特に神戸発の成績が冴えなかったわけですが、2月の千歳線開業で神戸線と組み合わせて、神戸もしくは茨城発の日帰り需要取り込みが出来るダイヤにすればいいのに、それも適わない状況ではかなり厳しいです。
神戸発8時台で茨城に行っても何をする?というのが率直なところですが、だったら関西発つくばへの最速ルートとして研究者に売り込むといった戦略が茨城県には求められるのですがどうなんでしょうか。神戸側での茨城県の売り込みがさっぱり目に付かないだけに、千歳線や中部線の就航で見た目のメニューが揃ったこともあり慢心しているようにも見えます。
ただ悩ましいのは搭乗率が減ったとはいえ738の定員を考えると、例えばこの数字を静岡空港に持って来れば、FDAのERJ170なら連日満席かつ大幅積み残しになるわけで、そう見れば静岡県よりは成果を出している?とも言えなくもないわけで、評価の難しいところです。
二次アクセスが決定的に弱い茨城空港の場合、かろうじてつながっているつくば、そして水戸への需要を神戸側でどう掘り起こすかという非常に難しい問題があります。
通年運行の定期便での基礎固めという意味では上記のようにつくば関係の研究者にアピールするのが正攻法ですし、観光に頼るのであればまだまだ仕鰍ッが足りないとしかいいようがありません。
観光についていえば、素材はそこそこありますが、売り出す仕鰍ッが弱いと言うか無い状態です。
大河ドラマ効果もあり竜馬関係の観光地が今年は潤いましたが、もともと歴史上のヒーローとはいえ、ここまで観光の目玉になるというのには高知県をはじめとする各地の努力、潤色があっての話です。
そういう意味では「水戸黄門」という国民的ヒーロー?がいるのに、どちらかというとテレビや映画ではない「真実の黄門様」を売り出そうとする姿勢は、観光という意味ではどうでしょうか。
歴史学をやるんじゃないんですから、フィクションを楽しむ観光的な仕鰍ッがあってもいいはずですし、そういう仕鰍ッがあってこそ黄門様の水戸という印象が強まり、観光地としての魅力を上げていく可能性につながります。
こうした取り組みが無いままに、自然体で「集客」しても、それは集客ではないです。そしてそのことは急落している神戸線の搭乗率が物語っているといえますし、2月からの千歳線も同じ轍を踏みかねない懸念があります。