国交省が高速道路の有料期間を50年延長することで調整を開始したと報じられています。既に現時点で2065年までの料金徴収となっているので、これで無料化は最短で2115年になるという話です。さすがに今から92年後の「22世紀」とはひどい話で、SFの設定ではありますが、ドラえもんが元々住んでいた「未来の世界」が22世紀とか、あと84年で宇宙戦艦ヤマトが旅立つとか、そんな時代を想定した話には呆れかえるばかりです。
そもそも「高速道路は将来的に無料になる」という「毛針」で国民を釣って分割民営化をにこぎつけたわけです。しかし民営化当初の時点で事業計画に大規模修繕の積立を入れてませんでした、という故意としか言いようがない状況で最大の支出項目を外していたという事態が発覚しています。それがさらに50年です。すでに民営化スキームは破綻しており、国鉄の分割民営化同様、国民負担に付け替えて民営化会社とその株主はがっぽり、という「裏スキーム」が見え見えの状態です。
幸い民営化はしたものの政府全額出資の状態であり、投資家という名の国家資産にたかるシロアリに食われる前に、民営化スキームの見直しを行い、場合によっては「収公」すべきです。
自動車ユーザーはもっと声を上げるべきでしょう。政府による詐欺行為、いや、窃盗行為ですよ。自賠責の流用、使い込みも誰も追及しない。今回も「保守は必要だし無料化は無理なんだから」と理解を示す擁護が湧いていますが、必死ですね、早く上場して甘い汁を吸いたい、という勢力の走狗です。
道路財源の一般財源化から今回の高速道路有料恒久化まで自動車ユーザーは兆単位のお金をだまし取られています。そしてそれは政府や与野党だけでなく、このお先棒を担ぐ勢力がいます。
道路財源の一般財源化の時には読売新聞が「定着しているから暫定税率を本則化すべきである」と抜かしていたのがその典型ですが、自賠責の踏み倒しは全メディア、与野党ともだんまりに近いです。身を切る改革どころかぬくぬくと肥え太り国民にツケを回しても批判しない改革屋もまさにその正体見たりです。
特にメディアとともに、民営化推進委の連中は万死に値します。物騒な言い方ではありますが、国民から兆円単位の資産を強奪し、一部のおともだち勢力で分け合おうとしたのですから。こういった民営化路線が平成の「官有物払い下げ事件」と指摘したのは相当昔ですが、結局その批判と予言の通りとなっています。のちの東京都知事になった委員長に、財界のお歴々、叙位叙勲どころかそのツケを私財を総て投げうって弁済すべき存在です。
その意味では今の改革屋の跋扈の原点である小泉政権の「罪」はそれこそ海よりも深いわけで、足下の改革屋のメインである維新が「身を切る」とか言いながら身内に甘い甘い対応で隠しきれなくなったらトカゲの尻尾切り、という劣化コピーよりも狡猾でかつ悪質であり、自民党ではなく「日本をぶっ壊す」破目になったのです。ただ問題なのは、そうした改革屋をやんやの喝采で支持したのは今も昔も有権者であり、国民はその当時の誤った選択のツケを永遠に払わされます。これが民主主義のリスクとコストですが、それを否定はできません。騙した連中とともに、昔も今も改革屋に喝采を送った国民を我々は恥ずべき存在として反面教師にするしかありません。
そもそも「高速道路は将来的に無料になる」という「毛針」で国民を釣って分割民営化をにこぎつけたわけです。しかし民営化当初の時点で事業計画に大規模修繕の積立を入れてませんでした、という故意としか言いようがない状況で最大の支出項目を外していたという事態が発覚しています。それがさらに50年です。すでに民営化スキームは破綻しており、国鉄の分割民営化同様、国民負担に付け替えて民営化会社とその株主はがっぽり、という「裏スキーム」が見え見えの状態です。
幸い民営化はしたものの政府全額出資の状態であり、投資家という名の国家資産にたかるシロアリに食われる前に、民営化スキームの見直しを行い、場合によっては「収公」すべきです。
自動車ユーザーはもっと声を上げるべきでしょう。政府による詐欺行為、いや、窃盗行為ですよ。自賠責の流用、使い込みも誰も追及しない。今回も「保守は必要だし無料化は無理なんだから」と理解を示す擁護が湧いていますが、必死ですね、早く上場して甘い汁を吸いたい、という勢力の走狗です。
道路財源の一般財源化から今回の高速道路有料恒久化まで自動車ユーザーは兆単位のお金をだまし取られています。そしてそれは政府や与野党だけでなく、このお先棒を担ぐ勢力がいます。
道路財源の一般財源化の時には読売新聞が「定着しているから暫定税率を本則化すべきである」と抜かしていたのがその典型ですが、自賠責の踏み倒しは全メディア、与野党ともだんまりに近いです。身を切る改革どころかぬくぬくと肥え太り国民にツケを回しても批判しない改革屋もまさにその正体見たりです。
特にメディアとともに、民営化推進委の連中は万死に値します。物騒な言い方ではありますが、国民から兆円単位の資産を強奪し、一部のおともだち勢力で分け合おうとしたのですから。こういった民営化路線が平成の「官有物払い下げ事件」と指摘したのは相当昔ですが、結局その批判と予言の通りとなっています。のちの東京都知事になった委員長に、財界のお歴々、叙位叙勲どころかそのツケを私財を総て投げうって弁済すべき存在です。
その意味では今の改革屋の跋扈の原点である小泉政権の「罪」はそれこそ海よりも深いわけで、足下の改革屋のメインである維新が「身を切る」とか言いながら身内に甘い甘い対応で隠しきれなくなったらトカゲの尻尾切り、という劣化コピーよりも狡猾でかつ悪質であり、自民党ではなく「日本をぶっ壊す」破目になったのです。ただ問題なのは、そうした改革屋をやんやの喝采で支持したのは今も昔も有権者であり、国民はその当時の誤った選択のツケを永遠に払わされます。これが民主主義のリスクとコストですが、それを否定はできません。騙した連中とともに、昔も今も改革屋に喝采を送った国民を我々は恥ずべき存在として反面教師にするしかありません。