Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

新年のご挨拶

2023-01-01 12:32:52 | おしらせ
2023年を迎えました。

昨夜は竹原の清酒「竹鶴」をはじめあれこれ酒肴を揃えていたんですが、ピッチが速くまさかの寝落ちとなり、起きたのは0時直前と冴えない結果でした。
紅白もあれこれあったようですが、前半で疲れてしまい後半の「イベント」に臨む気力も薄れたことが寝落ちの原因のようで、なんとも無様な年越しでした。

交通の世界ではCovid19の影響で浸透した在宅勤務(WFH)が、自宅待機代わりの措置から本来のWFHに進化するケースも出てきており、そして第8波まで来たCovid19の流行もあり、効率性は高くなく、「サボリーマン」の跋扈も一部にはありますが、WFHが一定の定着を見た格好で、それに伴い通勤輸送などの量的、質的変化が深刻化しています。

通勤輸送にターゲットを合わせてきたインフラの見直し、そして出張などビジネス需要の減少もそうしたインフラの前提を抜本的見直しへと向かわせています。プライベートや観光は全国旅行支援もあり堅調ですが、一種のドーピングでありいつまで続くのか。そして不特定多数が長時間空間を共にするという公共交通機関の特性が「New Normal」に合致するのか。「逆風」というよりも一種のパラダイムシフトとなっていく気がします。

その中には「質」をそこまで求めない、というものも出てくるでしょう。高画質、即応性、というメリットを追求し、ただし専門機器と高いコスト、という定評だったテレビ会議システムが、ZoomやTeamsのようなウェブ会議でも十分事が足りる、画像や音声が少々ズレてもいい、フリーズしたり落ちるのもまあ「あるある」と割り切ってCovid19を乗り切ってきた経験が、これで十分じゃん、という流れになったわけです。

交通の世界も、どこまでが必要で、どこからが必要でないのか。ウェブ会議にしてもテレビ会議のような従量制の料金体系でないギガの体系下だから普及したという面があるわけで、利用者、事業者ともどもコスパを強く意識するようになるでしょう。交通系ICが制覇するように見えたのもつかの間、クレカのタッチ決済に舵を切る交通事業者が出てきたように、ほんの1、2年の常識ですら替わる可能性があります。

長くなりましたが、そういう時代における交通をどう見据えていくのか。例年以上に注意深く見ていく必要があるのが2023年でしょう。