Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

春臨など

2023-01-20 21:12:41 | 交通
春臨が発表されましたがJR東日本の近郊行楽列車、すっかり「特急」になりましたね。
以前が「快速」とは言え特急型車両でお値打ちだったとはいえ、そのまま「特急」に看板架け替えというのはさすがに露骨です。
しかも愛称がやっつけ仕事としか言いようがないわけで、「地名」では気分も出ませんね。その「地名」が観光色あるものであればまだしも、そうでないですし。

一方関西ではJR西日本が新快速の新製Aシート車を発表しています。e5489チケットレスの割引で200~400円程度割り引くとはいえ個札では840円と強気な料金でどうよ、という感じですが、上下12本に増やすための車両は片引き2扉とここで急行型復活か、というデザインです。
春臨では「まほろば」がうめきた新駅(大阪駅うめきたエリア)発おおさか東線経由で奈良までの設定。これもe5489なら指定席特急券がお安くなっていますという話ですが、個札だと指定席なので高いです。そうそう、新快速に有料着席の需要が、という根拠として特急に乗る人が多い、としていますが、「はまかぜ」が全車指定席になってるんですよね。自由席特急料金では乗れません。それでも乗る人が多い、というわけではないのは自明で、必死になって「らくラクはりま」を売り込んでいることからもそれが証明されます。

ちなみに「はまかぜ1号」が「かにカニ」の時間に移行して鳥取行きになりますが、足下「かにカニはまかぜ」が6連運行なのに事実上の統合、すなわち減車です。平日でも6連運行でさらに定期便があるのに、わざわざ需要を捨てるのかな、というところです。現行1号は時間的に「かにカニ」には向きませんから。城崎温泉12時27分着と昼食時間帯に食い込んでいます。ですからカニに無関係の用務客などが旧1号から新1号に回ってきてカニだけで6連を埋めていた需要と食い合うという何ともまずい商売です。



同じ5類で求められるリスクヘッジを考えると

2023-01-20 21:10:35 | 時事
首相がCovid19の5類格下げへの検討を指示したニュースに5類厨、矮小厨や反マスク、反ワクチン界隈が湧きかえっています。
5類にしたからと言ってCovid19の性格が変わるわけもない、という当たり前のことが分からないお猿さんが世間にこれだけいるというのも、不安を掻き立てられる事態ですが、これで年中流行する感染症のリスクを無防備に共存しないといけない事態になりました。

Covid19が劇的に感染力を失い、更なる弱毒化を遂げない限り、じゃあこの病気を町医者で診るのか。現実として他科の町医者にかかって咳き込む人がいて嫌な予感がしたら案の定感染(発症)という話が掃いて捨てるほど出てきているわけで、スペースの小さい町医者の待合室がクラスタ(という把握も無くなりますけどね)の発生源となるケースが激増するでしょうね。あるいは自主的に「発熱外来」を区分することで感染リスクを低減するか。ATKによる確認を課すわけにもいかないですから、確実にやってくる感染者(発症が契機、すなわち当然感染初期だから感染力は非常に高い)を医者が、さらには患者がどう考えるか。Covid19感染を恐れて他の疾患が疑われるケースで受診しないケースも多発するでしょうね。最悪は医者が感染して「そして誰も診なくなった」ですから。

それでもオーマイクロンが主力になって劇的に弱毒化している反面、感染力が爆上がりという状況であり、確率は相当低くなっているとはいえ「重症」「死亡」という結果になる病気です。感染することでその可能性が発生するのですが、可能性を獲得してしまう「感染」の機会が増えているわけです。死者の数は誤魔化せませんから、Covid19による死者数は過去最大を数えるのは、「感染」という母集団が極めて大きいということになります。
一方で把握されている感染者数は第七波を下回る、ということは相当な把握漏れが発生しているわけで、そういう状況では町医者のみならず社会活動のあらゆるシーンで「感染」の母集団に入る可能性が出てきます。

そういうリスクをいかにして減殺するか。それが公衆衛生の要諦なんですが、5類にしたら自粛要請もない、マスク着用要請もない、と湧き上がっているようでは公衆衛生の概念の対極です。Covid19の性格は変わらない、ということが理解できていないうえに、自分は大丈夫、という発想から1ミリも進んでいない勢力が「野放し」になるリスクを社会はどう受け止めるべきなのか。いや、そういう勢力によって健康や権利を侵害される側が我慢を強いられるのであればいい方で、「感染」という「重症」や「死亡」の一里塚となる母集団入りを強いられることは、「加害者」の立場だけを考える刑事事件のフォローと一緒です。

無防備な行動で本人が感染する分には「自業自得」の一言で済みますが、それを周囲に感染させることで望まない感染を招くわけです。
マスク着用もしなくていい、と歓喜の声が聞こえてきますが、分類とは別次元でマスク着用の「義務」も課していいくらいです。
あるいはマスクを着用しないことについてマナーもモラルも無いという評価でしょうね。

5類厨などにはちょうどおあつらえ向きのケースとして、同じ5類感染症に梅毒や淋病など性感染症がいくつかあるわけです。
性交渉が無いと感染しない性感染症ですが、不特定多数との性交渉や風俗店の利用といった行動が感染リスクとなり、またコンドームの着用は感染を予防する効果が高いわけです。マスクを「顔パンツ」とか抜かすお猿さんが跋扈していますが、実はパンツどころかコンドームと類似なわけで、コンドームをしていても感染する可能性があるから生でやります、という行動はどう評価されますかね。反マスクの理論だとやんやの喝采を浴びる行動ですが、そんなことは無いのが現実です。

そして性感染症に感染することは自分の問題だけでなく、配偶者など性的パートナーへの感染リスクとなるわけで、性感染症に対する啓蒙活動でも、大切な相手を守るために、という趣旨の活動になっていますよね。5類感染症だから気にする必要は無いなんて話じゃないですし、風俗店に行って性感染症に感染してそれをパートナーに感染させるのは修羅場や破局になる原因の一つであり感染させた側は言い訳のしようもないというのが通り相場ですが、Covid19においてはリスク行動をしてリスク軽減策も取らないで他人に感染させても「誰のせいでもないから」と生温いわけです。

マスクもしないでリスク行動をして他人に感染させるというのは、風俗店に行って性感染症をもらってきてパートナーに感染させるのと同じレベルです。リスクがあると分かっているのにリスク行動を取って他人へ感染させるという最悪の行動です。リスク行動は取っていない、リスク軽減策も取っている、という状態での感染であれば、家族など他人に感染させてもその人が悪いとは言えませんが、そうでないですから。最悪は高齢者など大切な家族や縁者が「重症」「死亡」になるということを認識できない時点でそれは罪なのです。