東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

商品力 対 販売力

2012-12-24 | 経営の気づき
商品力と販売力はともに必要な力であり、経営の上昇に必要な両輪である。しかし、どちらがより基本であるかと言えば、商品力が原点になる。もし販売力が先行した場合、あまりすぐれていない商品が出回ることによって、その会社の実力が疑問視されることになる。したがって、売ることよりも先ず、商品を磨かなければならない。

もしそのとき、経営陣が売上ばかりに気をとられて、商品のブラッシュアップを怠ると、そのつけは将来の経営に回される。将来の売上をそぐ要因を抱え込む「負債」を容認するか、いまは売れなくても将来の売上を約束する「資産」を抱えるか、この差は大きい。