ワン・ストップ・ショッピング

小売業の競争に勝つためのひとつの切り口が「ワン・ストップ・ショッピング」。
商店街だと、自分の欲しいものを揃えるために、色々な店を回らなければならない。しかし、デパートやスーパーだと、一箇所で全てが揃うため、買い物には便利。そのような意味合いもあって、商店街の地盤沈下はどんどん進行している。

実は、同じようなことが自販機の世界でも起こっている。例えば、タバコをのむ人は、タバコを自販機で買うときに、一緒に缶コーヒーも買うことが多い。言ってみれば、自販機のワン・ストップ・ショッピングである。

しかし、たばこは事前に作成したカード（タポス）を持っていないと、購入できなくなった。しかも、そのカードを持っている人が少ない。このような状況から、タバコとコーヒーを一緒に買い求める人が減少し、ジュースの自販機も売上が減少しているとか。

タポスの登場は、飲料水自販機の売上にも影響を及ぼしているようだ。