東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
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儲けるにはこれ !

2009-08-10 | 経営の気づき
歩いてなら5分、自動車だと3分、これは、マクドナルドの基本商圏の設定です。マクドナルド店舗を日常的に利用できる顧客の行動範囲から先ほどの範囲を導き出しており、同社では、売上高の75%はこの地域の顧客で占められていると分析しています。

一方、独自の手法「張り付き指数」を活用しているのがセブンイレブン。同社は、店舗の駐車場に停められている車の台数を重視し、駐車場の単なる広さだけでなく、出入り口の幅や、面している道路からの入りやすさ出やすさ、切り返しのしやすさなど、ドライバーの目線でチェックしています。

繁盛店の両者の共通点は、お客様の目線で考え行動していることです。二つの事例は、経営学の難しい理論が分からなくても、相手様の立場で普通に考えれば、様々な経営改善策が浮かび上がることを示唆しています。したがって、商売の基本は「人間の気持ちの理解」が原点であると思われます。