東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

得るもの 失うもの

2012-09-04 | 人生の気づき
ちょっと小銭が足りないとき、日常的にも、連れの人にお金を借りることがよくある。例えば、Aさんは持ち合わせがないものだから、Bさんに千円を借りたとしよう。金額も小さいものだから、ついうっかりとそのまま経過し、何年か経過した。このとき、Aさんは千円得したかもしれないが、実は再構築の難しい「信用」を失くしてしまった。

不思議なことに、お金を貸し借りしたことを二人に思い起こさせるような出来事が、そのあと起こるものだ。例えば、Aさんが起業を思い立ち、Bさんたち友達に出資を募ったりする。その説明会が開かれたとき、Bはふと思い出す。すると、お金にルーズなAに対して、用心する気持ちが起こる。

したがって、人間は不自然な得をしたときこそ、もう一度その事実の背景をチェックし、何か落とし穴が潜んでいないか、チェックしなければならない。黙っていれば得するということなど、絶対ありえない。目に見えない世界で、何か大きな損をしているはずだ。


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2 コメント

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信用という名の名誉 (パイカジまっちゃん)
2012-09-04 19:00:18
まさに、東矢先生の今日のブログは、信用という名の名誉ではないかと思います。
約束事、しかもそれが小さければ小さいほど、積り積もって大きくなるのではないかと思います。
そして、その相手に与える印象は、その大きさの何倍にもなり、大きくなるのだと思います。
それは、プラスの面も、マイナスの面もそうだと思います。
信用とは、深く考えると名誉であり、それは正直に生きることで、誰でも受ける事の出来る名誉ではないかと思うのです。
今日の東矢先生のブログから「信用という名の名誉」という言葉を連想しました。
信用、正直に生きて、積み重ねることが大事ですね。
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長い積み重ね (ken)
2012-09-05 05:48:02
信用をなくすのは一瞬の出来事ですが、つくるには長い積み重ねが必要ですね。そう言えば、小さい積み重ねほど、重要性が高いということでしょうね。
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