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東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

楽な経営 苦しい経営

2017-07-16 | 経営の気づき
あなたは楽な経営を目指しますか、それとも苦しい経営を目指しますか。このような質問を浴びせられれば、ほぼ全ての人が「楽な経営」を目指したいと答えるかもしれません。しかし、楽な経営を続けていると、いつか厳しい問題をたくさん抱えるようになり、苦しい経営に突っ込むことは間違いないと思います。目指すべきは、「苦しい経営」です。

様々な課題を見つけ、課題解決に向かっての努力を継続化する「苦しい経営」を目指せば、成果として「楽な経営」を得られます。要するに、楽な世界に浸れば苦を生み出し、苦をものともせず努力すれば楽を得られます。この自然法則は、本当に分かりやすい法則です。

マニュアル 対 自律

2017-07-14 | 経営の気づき
最近のビジネスパーソンはマニュアルに頼る方が多く、仕事も生活も何事も誰かに頼るという風潮があると感じています。要するに、自分で自分を律するという自律が弱いのでしょうか。過保護の家庭と社会に育った我々は、自分で考えて判断する力が萎えています。その点、マニュアルがあるとそれに頼ればよい訳ですが、決められたとおりにしか行動できず応用力がつきません。

確かに、マニュアルがあれば問題行動を抑えることに繋がりますが、ガイドラインと違って、行動が一律に決められることによって、考える力が弱ります。これが問題ですね。

演劇型の課題解決

2017-07-02 | 経営の気づき
経営コンサルタントとして34年仕事をしていると、独自のノウハウもいくつか出来ましたが、特徴的なのは演劇型の課題解決です。ロープレは、自ら考え喋る方法を取りますが、私の場合には、セリフは事前に決まっています。工夫のポイントは、反対の立場のセリフを与えられることです。管理職であれば一般社員を、男性であれば女性を、気の強い人であれば気の弱い人の役を演じます。

この反対の立場の人を演じることによって、いろいろな気づきが得られるのです。私は事前に会社側から、問題点をお尋ねし、その問題に沿って脚本を事前作成しておきます。

効果は絶大ですので、当社のメニューを一度試してみられませんか。

循環経営

2017-06-13 | 経営の気づき
強い鳥が弱い鳥を襲ったりする弱肉強食の動物界や、食物連鎖の世界は理屈では分かりますが、テレビなどでその画面を見ると目をそむけたくなります。非常に残酷ではありますが、その世界があるからこそ地球上の生き物が平然とした営みを続けられます。この世界は、経営の世界でも同じです。弱肉強食という単語はまさにストレートにつながってきます。

とは言え、大が小を飲み込むときは、ある種の優しさも必要ではないでしょうか。魚の漁をするとき、あるいは狩りをするとき、そして山菜取りをするとき、全部を取りつくさない優しさが必要です。相手側にとっても自分にとっても、取り過ぎないということは、将来での回収に繋がります。要するに、収益獲得の際には、「循環」ということを意識すべきだと思います。

資源は自分のところで全てを回収するのではなく、次の方や別の方たちにお渡しするという意識が必要でしょう。すると、いつか自分のところにも戻ってきます。最近の経営は、自らのことしか考えないハートのない経営が多いことから、循環を意識した経営の必要性を願う次第です。

続けられるようにしよう

2017-06-07 | 経営の気づき
何か物事を決めた後で、そのことが継続できないことが多い。これは、その人の努力不足というよりも、工夫不足によることが大きい。例えば、確実に継続化させるためには、そのことを習慣化させなければならないが、習慣化させるためには、そのアクションを決まった日とか決まった時刻にするのが、簡単な工夫だが、結構これだけでも効果はある。

要するに力任せの実行ではなく、より小さな力でもできる工夫、このワンステップがあるかないかで実行推進力は大きく変化することを知っておこう。

仕事のミス防止策

2017-06-05 | 経営の気づき
仕事のミスを100%防ぐのは難しいが、発生率を抑えることはできます。その抑制法を並べてみました。

必ずメモを取る。
to do listを作成して、やるべきことを整理しておく。
仕上がって後に、見直すことを習慣化しておく。

聞き間違いを防ぐ。
疑問に感じた部分は、必ず確認をとる。
進捗状況を報告する。

ミスをするたびにその原因を追究しておく。
可能な限り、複数業務の同時進行を避ける。
間違いに気づいた時に修正する。

意識して休憩をとる。


強みを活かす

2017-05-24 | 経営の気づき
「組織とは強みを成果に結びつけつつ、弱みを中和し無害化するための道具である」とは、ドラッガーの言葉です。要するに組織や社員の強みを活かす方が主力であって、弱みを消すのは難しく被害を小さく出来ればそれでよしとすべきでしょう。

彼はこうも言っています。「人は強みによって雇われる。弱みによってではない」。重きをなすべきは強みの方なのです。

「どこで買うか」ではなく「誰から買うか」

2017-05-08 | 経営の気づき
いま様々なメディアが登場し、SNSが広まってくると、消費者は「どこから買うか」ではなく、「誰から買うか」に関心を寄せるようになりました。どうせ買うなら、よく知っている人やSNSでつながっている人の情報を活用して、その人が薦める人から買う時代に変わってきました。


ですから、ブログやFBページの重みが出てきたのでしょうね。大企業でなくても人を集客できる時代、これがSNSの活用社会だと思います。

会社経営の見える化

2017-05-02 | 経営の気づき
自分のことは案外見えないのが人間の常です。会社経営においても同様のことが言えますので、自社経営を把握して見える化しませんか。当事務所におきましては、スタッフの皆様のお手伝いをさせてもらうことが可能ですので、必要箇所があるかないかチェックしてみましょう。次にいくつかの局面を例示させてもらいました。

・自社の強みと弱みの把握
・知的資産の価値(自社にはどのようなノウハウがあるか整理しておくと便利です)
・中小企業経営強化法に基づく「経営力向上計画」の作成

人材育成の三要素

2017-04-21 | 経営の気づき
人材育成における三要素を並べてみると、「肚(はら)」「汗」「智慧」この三つでしょうか。肚が据わっているとか肚を決めるとかの言葉がありますが、一つは胆力です。正しい道を定めても、他人の意見でぐらぐらするようではまずいです。

そして「汗」です。人に頼るばかりで自分で動こうとしない、フットワーク力に欠けると仲間や部下はついてきません。いくら智慧があっても、行動力のない人は信用されないでしょう。そして、最後に「智慧」。真理の世界に導く鋭く温かい智慧が必要です。

応募人数を増やすテクニック

2017-04-17 | 経営の気づき
若年齢の人口が減っている今、定員割れになっている学校や、求人応募のない会社が増えてきました。しかし、前年対比で応募者を急激に増やしている学校もあります。

この学校では、カリキュラムを従来の内容と全く変えました。応募者を圧倒的に増やしたキーワードは、「自由」「好きなこと」です。要するに、生徒の自主性を高めたのです。好きなものを作っても良いと言う課題研究を授業に組み入れました。すると、1時間前に登校して熱心に製作する生徒も現れたとか。

やはり、好きなことをやらせるのが、能力向上の秘訣でもあるし、集客力向上の秘訣でもあります。求人を出しても応募のない会社の皆様、面白い会社作り、仕事づくりを工夫してみましょう。

リーダーに必要な要素②

2017-04-09 | 経営の気づき
仏教的視点から説いた本を参考にしますと、リーダには愛語(優しい言葉)が必要とか。確かに、感情的に叱ることはあっても、優しい言葉をかけるいたわりの精神が少ないです。私も、口下手では駄目だと反省するのですが、なかなか実行が難しいです。

せめて冗談を言って場の雰囲気を優しく飾りましょう。

リーダーに必要な要素

2017-04-07 | 経営の気づき
仏教の教えを説いている本を読んでましたら、リーダーに必要な要素として四つの要素を挙げていました。その一つが「布施」です。別にお金をあげなさいとかご馳走してあげなさいとかいうことでなく、リーダーの持っている能力・優しさなど何でもいいわけです。

出来る部分を囲い込むことなく、惜しむことなく差し上げることによって、人はなびいてくるということでしょうか。テクニックなどのコツを教えてあげることも、布施と捉えていることに共感しました。

経営者に向いている性格

2017-04-01 | 経営の気づき
成功する経営者に向いている性格を、私の周囲の成功者を参考に並べてみました。

度胸がある/適度に寛容/数字に強い/フットワークが軽い/使命感が強い/明るい

五つ以上揃っていれば、かなり有望ではないでしょうか。実は、良い性格も悪い性格もつながっているものでして、一つだけあるという場合よりも、いくつもあるというケースの方が多いのではないでしょうか。

見抜く力

2017-03-30 | 経営の気づき
的確な経営を行うためには、経営者が本質を見抜く力が必要です。では、本質を見抜く力を高めるためには何を高めるべきかといえば、次の要素ではないでしょうか。

1 集中力を高める。
2 知識を増やす。
3 どんなことにも懐疑的になる。
4 多数派に流されない。
5 客観的に見る。
6 見る角度を変えてみる。
7 誰が得をするのかを考える。
8 経営学から原則を学ぶ。
9 心身ともに、健康をキープする。