花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

寒さの思い出

2010年02月04日 | 暮らしと住まい・耐久消費財
昨夜からの天気予報通りに今朝は今冬1番の寒さだった
北海道では、今朝-28℃に下がった町もあるらしい。

私も昔、道東の町に居た時、1度だけ、-28℃を経験している。
その時は北側のトイレの水道管内の水を落として(抜いて)いなかったので、夕方、水道管内の水が凍りつき、容積が膨張して管の継ぎ目が外れてしまった
ザーザーという音で気がついた時には、トイレ内に水が噴水状に吹き上がっていたのだ。
その水の後始末も実に大変だった。

それからは、外気温が-7~-8℃になって来たら、トイレを使うたびに1回1回水を出し、出る時は落とす(抜く)事に徹するようになった。
台所の水道も、ストーブを消して出勤し夕方帰宅すると、もう水道管が凍り付いていて、水が出ないこともあった。
それで朝は台所も水を抜いて出かけるのだ

またそんな日は、出勤する時に車のエンジンが掛からない。「バッテリー」にお湯をかけて温めたり、それでも駄目な時は近所の人に車を引っ張ってもらったりもした。
その内にバッテリーの「充電器」を買って来て、夜中温めておいたりしたこともあった。
やがてケーブルを他のバッテリーに繋いで、エンジンを始動させるための電気を貰う時代になった。
思い出せば、道東で暮らした20年以上の1~2月は、毎朝が戦いのような気分だった。

しかし何よりも恐ろしいのは、凍結路面での車のスリップ事故だ。
「急ブレーキ」で車が1回転した事もある。その時、対向車がいなかったのが幸いした。
交差点で信号が黄色になり、前車が止まったのでブレーキをかけたが凍結路面のために停車できず追突した事も1度ある
(相手からぶつけられたことも3度ほど‥)
それからは「車間距離」をすごくとって運転する癖がつき、つい夏でも車間距離を空けてしまいがちなのだ。

雪が多い地域も除雪が大変だが、こんな風に冷え込む地域に住むには生活を守る工夫が必要だ。
今は「バッテリー」の容量が大きくなったり、家の作り方も良くなっているので、昔私達がしたような苦労は少なくなったかも知れないが、今朝の様な寒い朝には、もっと冷える北の地域で暮らしている人たちの苦労が偲ばれるのだ。

今住んでいる地域は道央圏なので、今朝7時の外気温は-18℃。やはり暖房を入れてもなかなか部屋が暖まらなかった。
外は真っ白い雪景色で、歩く人は寒気を吸い込まないようにマスクをしている人が多い。
しかし、我が家の居間の窓辺では、晩秋に鉢上げした草花が蕾を沢山つけている。
秋までベランダに出していたゼラニュームは、今、次々と花を付けてくれている。
今日は立春とか。
陽射しは少しずつ強くなってきた様に感じられる。本当の春が待ち遠しい。

    
コメント (6)
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