三日目の研修は花壇作りだった。
そこは一度も花を植えたことがないらしい公共施設の花壇だったので、まず、鍬とスコップで土を起こす事から始めた。
私は今まで、鍬は重いので疲れてしまうのではないだろうかと敬遠していたが、使ってみると、その重さが却って石混じりの土を起こすのに役立ち、なかなか重宝な道具だということが分かった。大きな石がごろごろ出てきたのでみんなで取り除いた。
次に、その土へ腐葉土と化成肥料を混ぜてから苗を植え付けた。
花はベコニアで、色は白、赤、ピンクの3色だ。白が多いともっと良かったのではないだろうかと私は思ったが、同量ずつ準備されていたので、濃い赤色とピンク色が隣同士になる場所もあって、デザイン的には今ひとつに感じた。
しかし、一つ一つの花は小さいけれど、同色の固まりを作ると主張し始めるのだ。ボーダーや波形を組み合わせて、力を合わせて作った1000鉢のベコニアの花壇が完成した。水を撒き、根付くことを祈った。
これで潤いのある憩いの場所が、町に一つ増えるのだ。花の力は素晴らしいと思った。
暑い中の作業で疲れた喉に、水が美味しかった。
そこは一度も花を植えたことがないらしい公共施設の花壇だったので、まず、鍬とスコップで土を起こす事から始めた。
私は今まで、鍬は重いので疲れてしまうのではないだろうかと敬遠していたが、使ってみると、その重さが却って石混じりの土を起こすのに役立ち、なかなか重宝な道具だということが分かった。大きな石がごろごろ出てきたのでみんなで取り除いた。
次に、その土へ腐葉土と化成肥料を混ぜてから苗を植え付けた。
花はベコニアで、色は白、赤、ピンクの3色だ。白が多いともっと良かったのではないだろうかと私は思ったが、同量ずつ準備されていたので、濃い赤色とピンク色が隣同士になる場所もあって、デザイン的には今ひとつに感じた。
しかし、一つ一つの花は小さいけれど、同色の固まりを作ると主張し始めるのだ。ボーダーや波形を組み合わせて、力を合わせて作った1000鉢のベコニアの花壇が完成した。水を撒き、根付くことを祈った。
これで潤いのある憩いの場所が、町に一つ増えるのだ。花の力は素晴らしいと思った。
暑い中の作業で疲れた喉に、水が美味しかった。