




本年度アカデミー賞作品賞ノミネートの最後のひとつ

ケイト・ウィンスレット、出演の半分以上がヌードだったんじゃ?ってほどの体当たり演技で主演女優賞受賞

『きみに読む物語』などすごく好きな作品もあれど、基本あまりベタなラブストーリーはニガテ。
こちらもラブストーリーであるというのは知りつつ、内容全く知らずに試写にて鑑賞。
ベースはラブストーリーだけど、ナチスの罪も盛り込み途中で法廷へと舞台は変わる。
初めから最後まで、無駄なくずーっと惹き込まれた見応えある1本。
ベストセラーの映画化はどんどん増えている昨今、本作もドイツの作家ベルンハルト・シュリンクが1995年に発表、
出版から5年で20以上の言語で翻訳され大ベストセラーになったという『朗読者』の映画化。
脚本 デヴィッド・ヘア
監督は『めぐりあう時間たち』『リトル・ダンサー』のスティーヴン・ダルドリー。

製作にはミラマックスの創立者ワインスタイン兄弟の名前と
去年他界した巨匠監督、シドニー・ポラックとアンソニー・ミンゲラの名前が。
ケイト・ウィンスレットももちろん良かったんだけど、
お相手のこの少年、(レイフ・ファインズの少年時代)すっごく良かった。


デヴィッド・クロス。新人だというから驚き。
本作で数々の映画賞を受賞も納得、
さらに最初からあんなことになっちゃうから
話の展開にもまたびっくり

30後半女と15歳...初めの方はエロティックでちょっとドッキリさせられます

ニコールと少年の映画もあったなー
レイフ・ファインズが過去を振り返る形で物語は進行していく。

他に、『ヒトラー 最期の12日間』のブルーノ・ガンツや、
そこで共演のアレクサンドラ・マリア・ララ、レナ・オリンも出演とそちらも要注目☆

ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになり、マイケルの想いは深まっていくが、ある日彼女は突然マイケルの前から姿を消してしまう。
数年後、法学専攻の大学生になったマイケルはハンナと法廷で再会する。
彼女は戦時中の罪に問われ窮地に追いやられ...。










2時間4分、無駄がない感じでじっくり入り込んじゃいました。
ケイト演じたハンナ・シュミッツという人物は初めから謎の女という印象を与え、
本の主人公はミステリアスで興味をそそる、というようなことが本編で語られるんだけど、それがまた効いている。
原作者もこの映画化には関わりながらも少し映画的に変えているらしく、
原作では涙なくしては読めない本らしいけど、映画ではそうでもなかった?
すすり泣く声も聞こえなかったし、実際わたしも泣けるほどではなかったな。
でも、やっぱりこの少年マイケルの大人になってまでも引きずり続けた女の人の
人生に最後まで関わった、一途な想い
いわば、無償の愛なのかな、ーーーそれにはかなり切なくなった。。。
冷淡で、自己中心的に思えるケイト・ウィンスレットの役にはなかなか感情移入するのは難しい。
(そういえばディカプリオ共演の『レボリューショナリーロード~燃え尽きるまで~』でもそうだったっけ)
最後の決断にも勝手だなぁとマイケルに同情したくなる。
それと、最後の方のケイトの老けメイクが違和感ありでちょっと残念。


観てる側は途中でわかる、文盲という重要な事実もハンナのプライドから秘密のまま判決に至るわけだけど
あれももうちょっときちんと調査してわかるはずなのに、、、と思えたけど
それは話の核となるポイントだからつっこんでもしょうがないか

言葉やカタチでは現せないような、人を愛するってこと

が描かれた、なかなか素晴らしい作品でした~

静かで穏やかな音楽も心地よかった

しかしまたエンディングで平井堅の曲流してるみたい~

わたしは最後の流れるところまでいなかったけど。
日本人の曲流すな



THE READER 2008年 アメリカ=ドイツ 124min
6月19日より、ロードショー

ケイト・ウィンスレットのインタビュー

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さて、これでアカデミー賞作品賞ノミネートは5作品観たわけですがmigの個人的順位は、、、、





となりました

やっぱりこれは好みが明白にでます

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