なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

外来いろいろ

2016年03月08日 | Weblog

 今日は内科新患と、新患後の経過をみることにした患者さんを診ていた。先週食欲不振で受診したIPMNの癌化(膵癌)の95歳男性は、デカドロン内服でも食欲がなく、入院とした。緩和ケアだが、いったん退院できるよう処方を調整してみる。

 40歳女性が昨日の夕食にホヤを食べて、夜中からの腹痛・水様便(頻回)で受診した。ウイルス性を考えるべきか、細菌性(毒素型)を考えるべきか。内科外来のベットでうずくまっていたが、点滴1本とブスコパン注で、点滴が終わるころには軽減していた。夕方まで点滴をもう1本追加した。この方は昨年サルモネラ腸炎で入院していた。この時は他の家族も発症したが、今回はご本人だけだった。

 先週受診した高血圧の31歳男性はCa拮抗薬を処方して、今日腹部エコーと血圧に関するホルモン検査をした。血圧は先週の210mmHgよりは下がって、170/100mmHgとふつうの初診の高血圧くらいにはなった。両親が高血圧症で、若くして発症した本態性高血圧症なのかもしれないが、二次性高血圧症をチェックする。腹部MRI・MRAか腹部造影CTも必要だろう。

 先月受診しステロイド糖尿病と思われる72歳男性も受診した。重症筋無力症(眼瞼型)でステロイドを処方されて(東京のクリニック)、10数Kgの体重減少をきたして、HbA1c12%台になったていた。すでにステロイドは中止されていて、1か月のDPP4阻害薬のみで、9%台まで下げっていた。体重は下げ止まっているというが、食欲はまで出ないという。先月66だったCA19-9は34に下がっていた。先月の検査で腹部エコーは異常なしだったので、上部消化管内視鏡検査をすることにした。

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