なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

「テーブル回診Live」

2015年04月19日 | Weblog

 金曜日は病院の懇親会があった。準備・運営は係りの人たちがやっていて、形だけだが医局の誰かが会長になる。これまでの会長が基幹病院に移動してしまったので、会長がまわってきた。仕事は開会の挨拶と出し物で頑張った新人さんたちにご祝儀を渡すことだった。病院を管理する自治体の首長や議会の正副議長も参加するが、接待は院長と事務部長にお任せする。

 昨日丸善ジュンク堂でほしかった「続・3分間神経診察法 症状から一発診断」を購入した。調査会社のアンケートでもらった図書カード4000円分を使う。医学書コーナーで目に付いた「テーブル回診Live」も買ってきた。神戸大学病院感染症内科が他科からコンサルトされた症例を、学生・前期研修医・後期研修医がプレゼンテーションして、それを岩田先生が指導する様子がリアルに記録されている。なるほど、こんな雰囲気でやっているのか。ユーモアもあるが、切れすぎるナイフのような先生が常に隣にいるのは相当なプレッシャーだろうと思う。

 内科に院内の他科からコンサルトされるのは、糖尿病の血糖コントロールが主なもので、あとは高血圧症くらい。たまたま腰痛で整形外科に入院した化膿性脊椎炎の患者さんの抗菌薬を内科で処方しているが、これは珍しい。循環器科や神経内科から抗菌薬の相談をたまに受けることはある。当院内科には後期研修医相当の先生がひとりだけいるが、指導は甘々。内科各分野の指導ができないので、適切な研修会や学会に行ってもらうことにしている。各分野での、まずはこれ一冊という本を勧めて読んでもらう。画像診断は常勤の放射線科医にコンサルトする。評価としては教科書通りにやりすぎている?というところだ。

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