肺炎の再燃で再入院した60歳男性は高熱が続いていた。抗菌薬はゾシンを使用していたが、前回入院のように解熱しなかった。基幹病院呼吸器科の先生に相談したところ、肺膿瘍になっている可能性があるとのこと。嫌気性菌に効果があるニューキノロン(アベロックスかジェニナック)を追加してみてはという返事だった。昨日からアベロックス内服を追加して、今日は解熱してきた。痰が出ないので培養できず、起炎菌が不明のため、効果のある抗菌薬を継続するしかない。今回は最低でも治療を2週間は継続する予定。アベロックスはさらに継続するかもしれない。