教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

学会報告を書く

2005年05月23日 23時59分23秒 | Weblog
 本日は、学会準備で後回しにしていたことを一気にやってしまおうとして、ウロウロしていました。なぜだかしらないけど、日中は変にイライラしていて何ともいやな感じで。
 夕方になってようやく雑務がだいたい終了。
 その後、明日の特研(ゼミ)で発表しなくてはならない、学会報告を書く。うちの特研(ゼミ)は、学会発表後は必ず報告書を書いて発表しなくてはならないのです。他の大学ではやっているでしょうか? 学会報告を書くことは面倒に思えるかもしれないですが、自分の発表を振り返り、議論点・問題点を整理して、次の研究につなげる意味があります。
 学会報告は、主に発表後の質疑応答の様子を報告します。誰からどんな質問があり、自分はどう答えたか、整理していきます。
 大抵この辺を書いている時に、質問と自分の答えのズレや重要な点に気づき、後悔します。
 これは本当に後悔しますが、この振り返りが非常に重要。当時は「何でこんなこと聞くんだ!」と思って憤慨した質問が、かなり重要な点をついていたりします。学会報告を書かないと、質問などは忘れてしまいますが、次の研究に参考になることがごろごろしてます。ここで自分の勘違いを確認することは、自分の高慢さを反省する機会にもなりますし。
 ちなみに、私は今回落ち着いて質疑応答していたつもりでしたが、学会報告を書いて、やっぱり質問に答えていなかったいくつかに気づきました。また、その場では十分に答えられなかったことを整理し、それなりに答えをだしました。
 質問を下さった先生方、すみません。そして、ありがとうございました!

 学会発表後の学会報告作成は、特に、院生には強く強く勧めます。
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