横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

空中散歩

2008-01-16 08:46:25 | 旅行
10日以上前のことになるが、北海道まで空中散歩した。


離陸前 10:48
旭川行き飛行機は運良く左窓際5Aの席が取れたので外がよく見える。
定刻どおりにスタートし滑走路を疾走する。


離陸後 10:50
東京湾と別れて北東方向へ飛ぶ。


富士山 10:52
後方を見ると厚い雲の上に富士山が顔を出している。


日光 11:01
この飛行機はまず千歳方向を目指して関東・東北を縦断していく。
しばらくすると中禅寺湖に男体山が見えてくる。
遠くに見えるのは日光白根だろうか。


那須 11:05
特徴的な湖などがないと場所が分かりにくいものだが、
ここは時間的に見て那須あたりだろう。


猪苗代湖 11:08
ふっと気づくと大きな湖の上だった。
こんな大きいのは猪苗代に違いないと思っているうちに・・


磐梯山 11:09
磐梯山と湖が姿を見せる。
大きいのは桧原湖、その下が小野川湖のようだ。


横手あたり 11:25
ずっと山の上だったところに白い平野部が見えた。
帰ってから調べたらたぶん横手盆地あたりで、
このあと田沢湖の上を飛んでいるはずだが気づかなかった。


十和田湖 11:32
中山、御倉の二つの半島が突き出した特徴ある湖は十和田湖だ。
御倉半島の右下、ななめに切れ込んで見えるのが奥入瀬渓流の入り口か。


青森湾陸奥湾 11:35
いよいよ本州の北端に近づく。
飛んでいるときは分からなかったが地形などから判断すると、
中央が夏泊半島、左の海が青森湾、右下が野辺地湾、
そして大きな雲がかかっているあたりを含めて全体が陸奥湾なのだろう。


支笏湖 11:49
北海道へ入りしばらくすると支笏湖が見えてきた。
すぐ千歳空港だ。


羊蹄山 11:50
千歳あたりからやや右へ針路を変えて旭川を目指す。
蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山が、
先ほどの富士山と同じく雲の上に顔を出している。


桂沢湖 11:55
どうやら湖が凍結して、その上に雪が積もっているらしい。
2003年に札幌から夕張を経由して富良野まで自転車で走ったとき、
昼食休憩した桂沢湖は三笠市にある石狩水系のダム湖だ。


旭川 12:05
そうこうするうちに旭川郊外の銀世界が広がり、
予定通り着陸した。

宮ヶ瀬の鳥と実

2008-01-15 08:51:57 | 近所

丹沢は数百万年前にフィリピン海プレートの一部が本州に衝突してできた。
そのせいか宮ヶ瀬あたりも特有の地形をしていて、
宮ヶ瀬湖も中津川や早戸川などに向かって深く切れ込んだ形をしている。
そして生き物や草木などの種類が豊富だ。
ここは自然を生かしたビオトープで、豊富な植物やカヤネズミなどの生き物も住んでいる。
林のほうからキツネやシカなどの哺乳類も姿を見せるという。


ハクセキレイ
その近くの芝生の上で、3種類のセキレイが揃っていた。


セグロセキレイ


キセキレイ
ガイドツアーの途中であったので、とりあえず撮っておいた。


午後から一人で早戸川林道のほうへ歩く。
水の中の立ち木が見えて、ダムでせき止められてできた湖だと分かる。


林道の脇には、房の実をつけた木を多数見た。


フサザクラ(フサザクラ科)
実はこのような翼果で、フサザクラだろうと思う。
花の時期に確かめに来たい。
桜とは異なる花の様子は昨年の3月に市民の森で見た。
フサザクラの花(ボケた写真)


キリ(ゴマノハグサ科)
桐の実が黒茶色に熟し弾けるのを待っている。
ずいぶん艶がいい。
小さな丸いのは今年咲く冬芽だろう。


この林道は、さまざまな野鳥が見られるらしいのだが、
なかなか見つからなかった。
また見つけても高い木の上で動かれると撮るのは至難だ。
これは枯葉の上を歩いてエサを探していたので撮れた。
初めて見た鳥だが、カヤクグリというものだろう。


何かの実をついばんでいるのはツグミの仲間のような気もするが、
遠くで一面しか見せてくれないとサッパリ分からない。

今回で少し様子が分かったので、また観察と撮影に訪れたい。


宮ヶ瀬の繭

2008-01-14 09:10:55 | 近所

昨日は宮ヶ瀬湖へ行ってみた。
首都圏最大の宮ヶ瀬ダムは平成13年に完成した。
宮ヶ瀬湖はこのダムによってできた人造湖で神奈川県唯一の村である清川村にある。

本厚木からのバスは満員であった。
8割がたは女性ハイカーで途中の登山口で下車された。

ビジターセンターへ行くと、ちょうどガイドツアーがあるというので参加した。
といっても参加者は私一人にスタッフ二人が案内してくださった。
鳥や冬芽も観察したが、今回はマユを教えてもらったのが勉強になった。


細い糸でぶら下がっているのは、ウスタビガ(薄手火蛾)の繭。
手火(たひ)とは提灯のように手に持って道などを照らす火または松明のことだ。
11月ごろに羽化するらしいので空繭なのだろう。


ウスタビガはヤママユガ科だが、
そのヤママユガの繭(これも空繭)がこれだ。
ヤママユガは天蚕とも書かれる我が国在来の野蚕で、一部地方では飼育もされているという。
たしかに立派な繭だ。


庭木などにイラガの幼虫がつくと厄介なものだが、
イラガは、こんな模様のスズメノタマゴとも呼ばれる小さな繭で越冬するらしい。
この模様は繭を作るときの幼虫の動きで決まるらしく一つ一つ違う。


これはクスサン(楠蚕)の卵塊でトチノキについていた。
クスサンは卵で越冬し4月ころ孵化した幼虫は、
名前のとおりクスノキをはじめヌルデ、トチノキ。クヌギ、サクラなど広範な樹木の葉を食べる。


ところが繭のほうは近くのツツジのブッシュに作られている。
こんな編み目にするのはどんな意味があるのだろう。


これは・・? カマキリの卵鞘だろうか?


木の枝に昨夜の雨の水滴が残り、向こうの山はうっすら雪化粧。


林道を歩いていると、冷え込んで霜が付いているかと思われる光景を見る。


すぐ近くで見られた正体はコボタンヅルの綿毛だった。


畑の木と小鳥たち

2008-01-13 06:53:06 | 近所

近所の畑のそばには、
ポツリポツリと植えられているマサキの木をよく見る。
何かの目印になっているのだろうか。
マサキは海岸近くの木だが、昔は生垣に使われることも多かったそうだ。


同じニシキギ科のマユミの実はきちんと4つに割れるのに、
マサキの実は不規則ではみ出すように割れているのもある。


畑でマサキの実を見た後、冬枯れの草木に向かうと何やら動くものがある。


ホオジロが何羽かいたが、近づこうとして動くと飛んでいく。


こちらは我が家のピーナッツリース、家の中から近くで撮れる。
シジュウカラに加えて、ときどきヤマガラがやってくるようになった。


ヤマガラのほうが少し体が大きく、ヤマガラがいるとシジュウカラは近づけない。


山法師にロウバイ

2008-01-12 08:52:04 | 近所

しばらく雪景色が続いたので、明るい花を見よう。




ソシンロウバイ(ロウバイ科)
近所のソシンロウバイは暮れから咲いていたが、
久しぶりに泉の森へ行ってみると大きな木に姿よく咲いていた。


ロウバイとちがって花の芯に赤みがないのを素心蝋梅という。


ヤマボウシ(ミズキ科)
どういう加減かヤマボウシも暮れから咲いているものがあったが、
富良野へ行っている間にしおれていた。


ブル-リバーと滝

2008-01-11 08:48:35 | 近所

十勝岳の中腹に白金温泉がある。
白金温泉ホテルの近くのブルーリバー橋の下には美瑛川が流れている。


美瑛川は十勝岳を源流とし旭川で石狩川に合流する。


火山成分の影響で水面が青く見えるので、
このあたりはブルーリバーと呼ばれている。


ブルーリバー橋からすぐ上流を見ると滝があり、一部凍っている。


ここは白髭の滝と呼ばれ伏流水が沁みだしているらしい。


滝なのかツララなのかよく分からないが見事なものだ。


すぐ右手で上のほうから落下している滝も凍結している。


ホテルの傍を支流が流れてきて滝となっているのだ。


ブルーリバー橋を渡ると、この286段の階段がある。
十勝岳が噴火した場合に白金地区の人たちが避難するためのものだ。


息を切らせて階段を上りきると十勝岳火山砂防情報センターがある。
観測機器の集中管理をしたり噴火した場合の最前線対策本部となる。


観測記録の展示やゲームそして3D映画の上映などで、
楽しみながら火山の学習ができる施設にもなっている。



ニングルテラスと鳥沼

2008-01-10 08:32:53 | 旅行

新富良野プリンスホテルの近くにニングルテラスというのがある。
ログハウスの小さな店がいくつもあって手作りのものなどを打っている。
ニングルは森に住む小さな知恵者のことだそうだ。
詳しくは、こちらのサイト を参照。

すぐ近くにはテレビドラマの舞台になった喫茶店「森の時計」がある。
雪の中でしんとしていた。


分かりにくいけれど、木を這い上がっていくのはキツツキの仲間だろうか。
ゆっくりするといろんな小鳥が見られそうだ。


ニングルテラスのあちこちに作られている雪だるまのひとつはフクロウだった。


一方、富良野市外の東には鳥沼公園がある。


端っこのほうには薄氷が張っているところもあるが、
湧水が豊富で厳寒の冬でもほとんど凍らない。


このため水鳥がたくさん渡ってきている。


ここでフィールドスコープを使って野鳥観察をしている御夫婦に会った。


4年ほど前にリタイアして移住してこられた方で、
吹田におられたころは探鳥会にも入っておられたそうだ。
ここ鳥沼にはたくさんの種類が見られるのでしばしば観察にきておられるとか。


これはコガモだが、アメリカコガモもスコープで見せてもらった。
私のカメラには捉えることができなかった。

一旦お別れして一回りしから帰ろうとした駐車場で再び会って、
フクロウが見られるからと引き返して案内していただいた。


ウロの中に住んでいて、ときどき姿を現すのだという。


名前にふさわしい鳥沼には、また訪れたいものだ。


十勝岳が見えた

2008-01-09 15:14:50 | 旅行

雪雲の多い富良野であったが、帰る日の朝は晴れて日の出を見た。
といっても山から顔を出したのは7時40分ごろのことだった。


この下は畑の畝だろうか。


空知川の向こうの山々にも日が差し始める。
比較的暖かな4日間だったが、やはり朝の空気は冷たい。


空港まで行く途中、寄り道をしてもらった。
ぶどう棚の傍を通って上っていくと、ふらのワインハウスがある。


ワインハウスはレストランだが、
近くにワイン工場もあってワイン生産量は北海道で4位だそうだ。


そこから眺めると、今回で一番はっきりと十勝岳が見えた。


しかし十勝岳の頂上は雲がかかり、右手前のピークは富良野岳らしい。
ここまで見えれば良しとしよう。

富良野で見た実

2008-01-08 16:36:55 | 旅行

今朝の空知川。
明日あたりからは、もっと冷え込むらしい。


今の時期の富良野には花が少ない。
目立つのはナナカマドの赤い実。
葉はほとんど落ちて、実の上には雪を乗せているものも多い。


その次に多く見た実はヤドリギだ。
アカシヤなどの木に赤い実が房になっていた。


リンゴの実が残っているのは富田ファームで見た。
小鳥も食べないのだろうか。


花の時期を知らないので、何の実か分からないものも。
旅先のことで十分に調べられなかった。





十勝岳が見えない

2008-01-07 17:49:37 | 旅行

昨夜は久しぶりに孫がカレーライスを作ってくれた。
自己評価は星一つだそうだが、おいしかった。


息子の家の近くを空知川が流れている。
周りの山々の水を集めた大きな川だ。


夕方には富良野西岳などの山が赤く見える。


山の色は刻々と変わり、
堤防まで歩いて上がると普通の冬色になっている。
林の上、中央付近に見える建物は新富良野プリンスHだ。


その山並みと向かい合う方向に十勝岳や遠く旭岳があるのだが、
今回は雪雲がかかって見えたことがない。
それではと十勝岳の中腹にある望岳台へ向かう。


残念ながら、やはり上のほうは見えない。
今回の滞在中は比較的暖かな雪空だった。
もっと気温が低くて晴れた時に来たいものだ。


美瑛市街方面に目をやると、雪の針葉樹林が美しい。
途中で見た美瑛川の風景は、いずれあらためて載せたい。

富田ファーム

2008-01-06 16:31:19 | 旅行

富良野で有名なものの一つはラベンダー。
夏にはにぎわう富田ファームも人影はほとんどない。


白樺の並木のそばにハウスがある。


中に入ると薄紫のラベンダーが咲いて何とも良い匂いだ。


ラベンダーのほかにも、いろんな花が植えられている。


ジャスミンもいい香りだ。


ブーゲンビレアは色違いがいくつも・・


ゼラニウムは花のほかに斑入りのはも面白い。
ほかにキャッツテール、トケイソウ、ナデシコなど春のようだった。



谷戸山公園

2008-01-05 07:40:06 | あれこれ

ツグミだろうか。


何かの実を食べるために高い木の上にいるようだ。
実は数少なくなっている。


ここは小田急・座間駅に近い谷戸山公園。


わきみずの谷の湧水が小さな流れや水鳥の池を作っている。
田んぼと水辺もある里山には動植物が豊富だという。


起伏のある園内も木道が整備されていて歩きやすい。
ところどころに野鳥観察小屋が設けられている。


観察小屋でなくてもコゲラやシジュウカラ、メジロなどが見られた。
ゆっくりすれば、いろんな鳥に会えるのだろう。


工事中で水を抜いていた水鳥の池では渡り鳥たちを見られなかった。


小さな池には氷が張って午後も残っている。


子供たちは氷の破片を投げて遊んでいた。


この季節だから花はほとんどなく、
ガマズミの実が目立っていた。


3時間ほどの散策であったが自然が豊富なことを実感した。
いずれ、ゆっくり行ってみたい。

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しばらく出かけますので、ご訪問、コメントなどが滞ります。
よろしくお願いします。

蝦蛄葉仙人掌

2008-01-04 08:56:07 | 近所

家のシャコバサボテンが咲き始めた。


白というよりうすいピンク色といったところだ。


花の裏側からも見る。
花は葉の先についているようだが、これは葉というより茎だ。
この茎に鋭いトゲがあるのでシャコバの名がつき、
トゲがない種類はカニバサボテンと呼ばれる。、

シャコを漢字で書くと蝦蛄 、サボテンは仙人掌(または覇王樹)だそうで、
したがってシャコバサボテンは、蝦蛄葉仙人掌。


電車が停まっているが、車庫ではない。
相鉄線は大和駅だけ地下になっている。

小出川

2008-01-03 08:47:27 | 近所

これは暮れに初めて歩いた小出川の堤防だ。
小出川は藤沢市北部を源流として河口あたりで相模川に合流する小さな川だ。


田畑の傍を流れるあたりでは水鳥の姿を見ることができる。


しかもかなり種類が豊富だ。


ハシビロガモはヘラのようなくちばしを使って、
水面の藻やプランクトンを漉しとって食べるそうだ。


しかし二羽揃ってこんな格好も繰り返していた。


うちの近所の境川などと違って川の中に葦などの草が生えていて、
干潟のような部分もあるのでカモが浮かんでいるだけではない。
ひょこひょこ歩いているので何だろうと思ったが、
これは多分バンの幼鳥らしい。


そしてこちらは長いくちばしで土の中をつついている。
遠くて分かりにくいが、シギの仲間のキリアイだろうか。


水鳥以外の小鳥たちもい多いようだ。
ツグミに似ているが、川の中のこんなところに止まるのは初めて見た。


少し下流へ進んで住宅街の中でも
カワラヒワもいればコサギやアオサギまでいた。